アパートの大家さんが15kwの太陽光発電を設置した場合の収支
公開日:2013/10/19 | 最終更新日:2014/02/24
アパートの大家さんを例にして太陽光発電の設置を考えて行きましょう。
アパートの部屋数を8室として、わかりやすいように1室の家賃を4万円に統一して満室の状態だと仮定します。
・アパートの家賃収入(月間)
8室×家賃4万円=32万円
・年間の家賃収入
32万円×12ヶ月=384万円
年間で384万円の家賃収入が入ってきます。税金やメンテナンス料、管理会社に委託していれば手数料等がとられますので丸々とはいきませんがそれでもある程度の収益が見込めます。ただ、空室のリスクがあるため安定しているとは言いがたいです。常に満室、一定数の入居があれば、安定した収益が見込めるアパート経営ですが、やはり空室のリスクは常につきまといます。
では、さらに収益を確保するために、こちらのアパートに産業用太陽光発電を設置するとどうなるでしょうか?
今回は15kwの太陽光発電を設置したと仮定します。
太陽光発電を15kw設置する費用として1kwあたり約30万円の設置費用がかかります。
(メーカー、設置条件によって変わる)
・15kw×30万円=450万円
こちらが初期費用になります。
■太陽光発電による売電収入
1kwあたりの年間発電量は、1000kwhであらわします。2013年度の買取額は1kwh37.8円と国が定めており、20年間は同じ額で買い取ってくれます。(全量買取制度の場合)
今回の場合にあてはめますと
・年間の売電収入
年間発電量15000kwh×37.8円=56万7千円
・月間の売電収入
56万7千円÷12ヶ月=47250円
年間で56万7千円、月間で47250円の収入が見込めます。毎月、1室分の家賃が上乗せされてお手元に入ってくる形になります。
もちろんここから税金やメンテナンス料がかかってきますので丸々とはいきませんが、それでも20年間は安定して利益があがりますし、20年間で約1134万円の売電収入が見込めます。
■家賃収入+売電収入で収益アップ!
今回のような場合ですと太陽光発電とアパート経営を併用して行うことで、毎月々太陽光発電による収益が家賃収入にプラスして入ってきます。
そうすることによりアパート経営におけるデメリットの部分を補うことができ、より一層の安定した収入を得ることができるかもしれません。
不動産を活かして売電収入