50kWの発電システムを設置するのに必要な面積はどのくらいですか?

50kWの発電システムに必要な面積は、500㎡程度となります。坪換算にすると150坪程度。おおよその目安として、1kWあたり10㎡の面積が必要と覚えておくとよいでしょう。
設置できる面積が決まっている場合
産業用などで、設置できる面積がお分かりの場合は、
設置面積÷10で設置容量(kW)を求めることができます。
例:200㎡の土地がある場合
200÷10=20kW設置できる。
設置したい容量(kW数)が決まっている場合
逆に、設置したい容量が決まっている場合は、
設置面積×10で必要な面積を求めることができます。
例:100kWのシステムを設置したい場合
100×10=1000㎡の土地が必要。
ちなみに、坪数を平米に換算するには、
1坪 = 3.3057平米ですから、
- (平米) = (坪) × 3.3057
- (坪) = (平米) ÷ 3.3057
もしくは
1平米 = 0.3025坪ですから、
- (平米) = (坪) ÷ 0.3025
- (坪) = (平米) × 0.3025
お好きな方で計算して下さい。
※出典:全国不動産物件情報
各メーカー、販売会社の50kW商品に必要な面積
各メーカーや販売会社では、50kW未満の低圧連係ができるパッケージ商品を販売しています。遊休地や農地、工場の屋根など、さまざまなニーズに対応しています。
メーカー系
- ソーラーフロンティア「小規模発電所パック」
- 小規模な遊休地を持つ個人や企業を対象に販売。
- 所要設置面積は約1,000平方メートル(約300坪)
- カナディアン・ソーラー「サンガーデン」
- 農地、遊休地、耕作放棄地向け
- 所要設置面積は200坪~300坪
- Looop「MY発電所キット」
- 土地のサイズに合わせてサイズを選択可能。自作可能。地上型と空中型あり。
- 12kWの商品で必要なスペースは154㎡
販売会社系のパッケージ商品
- 楽天ソーラー「産業用太陽光発電」
- 産業用に特化した専用のワランティサービスをパッケージ化。
- 出力25年、製品10年保証。面積に関する記載なし
- 最安値発掘隊「Nodatex(ノダテックス)」
- 野立て式。国内・海外の全メーカーのパネルに対応。
- 架台15年、出力20年保証。面積に関する記載なし
- XSOL「XSOL50」
- 自然災害10年。機器10年保証。
- 500~600㎡(151~181坪)程の広さがあれば設置可能。
- 蓄電・節電.com「50kW太陽光発電パック」
- ハゼ有り折板屋根限定。
- 屋根面積500㎡程度が必要
各メーカーによって設置に必要な面積も異なりますが、だいたい300坪程度で案内されている商品が多いですね。取扱っているメーカーは施工会社によってことなります。また50kW程度の工事となると、ある程度の工程も必要になってきます。モジュールや架台など用意するものも多いですから、設置を検討されている方は、相談だけでも早めに行なっておくのが大切です。
2020年度以降は10kW以上50kW未満の太陽光発電も余剰売電に
2019年度までは10kW未満の太陽光発電は余剰売電、10kW以上50kW未満の太陽光発電は全量・余剰売電を選択できました。
しかし、2020年度の固定価格買取制度では10kW以上50kW未満の低圧と呼ばれる太陽光発電の区分には新たに【地域活用要件】が設定され、以下の2点を満たすことが必要となりますのでご注意ください。
経済産業省資源エネルギー庁では【地域活用要件】として下記の2点を満たすものをFIT認定対象としています。
- 余剰売電を行う設備構造・事業計画
- 災害時に活用可能な設備構造・事業計画
1、再エネ発電設備の設置場所で少なくとも30%の自家消費等を実施すること:つまり発電量の70%分が売電可能です。
2、災害時に自立運転を行い、給電用コンセントを一般の用に供すること:災害時に活用するため自立運転機能があり、給電用コンセントを設けて災害時の利活用が可能な状態であること。
詳しくはこちらもご覧ください
住宅用でも10kW以上の発電システムを設置して20年間売電することは可能なのか
監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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