【茨城県・筑西市】脱炭素社会の実現に向けて、みんなで進める持続可能なまちづくり
| カテゴリ:全国の脱炭素社会実現に向けた取り組み | タグ: ゼロカーボン, 筑西市, 脱炭素, 茨城県

1.筑西市が目指す脱炭素社会の全体像:ゼロカーボンシティ宣言とその目標
茨城県の西部に位置する筑西市は、筑波山を望む美しい景観、鬼怒川や小貝川などの清らかな河川、田園が広がる緑豊かな自然環境に恵まれ、米・こだますいか・梨をはじめとする農業が盛んな地域です。
筑西市は、地球温暖化などの環境問題に関する課題を検討するうえで、「廃棄物と環境を考える協議会」の循環型社会の構築と地球環境の保全を図る趣旨に賛同し、ゼロカーボンシティ宣言を2020年7月に共同表明いたしました。
この目標達成に向けた計画の概要は以下の通りです。
| 計画・宣言 | 策定時期 | 最終目標 | 中間目標 |
|---|---|---|---|
| ゼロカーボンシティ宣言 | 2020年7月 | 2050年度温室効果ガス排出量実質ゼロ | |
| 筑西市環境基本計画 | 2024年3月 | 2050年度温室効果ガス排出量実質ゼロ | 2033年度までに2013年度比約46%削減 |
2.脱炭素社会実現に向けた市民意識醸成の推進
「水環境クリーン推進委員会」活動の様子 画像提供:筑西市
ゼロカーボンシティの達成には、市民ひとり一人が環境問題への関心を高めことが重要であるため、筑西市は、市民団体と協力した啓発活動や市民の環境に関するイベントへの参加促進を実施しています。具体的な取り組みは以下の通りです。
| 取り組み | 目的 |
|---|---|
| 筑西市水環境クリーン推進委員会の活動支援 | 家庭排水の水質浄化を図ることを目的に啓発活動の実施や環境問題解決のための知識向上を図るため、講演会への参加や視察研修を行っております。 |
| 桜川探検隊など環境に関するイベントへの参加促進 | 桜川流域の動植物、文化などとふれあい、水質浄化に取り組む機運の醸成を図っております。 |
3.脱炭素社会実現に向けた具体的な取り組み
3-1.家庭の省エネルギー促進
家庭における省エネルギー化を推進し、エネルギー使用量の削減及び物価高騰による市民生活の負担軽減、さらには脱炭素化の取り組みを促進するため、対象者に対して補助金等を交付しています。
| 事業名 | 対象者 | 目的 |
|---|---|---|
| 自立・分散型エネルギー設備導入促進事業費補助金 | 住宅に設置する太陽光発電設備と連動した蓄電システムを設置する者 | 平時におけるエネルギー利用の効率化及び災害等の緊急時における自立的で持続可能なエネルギーシステムを構築することで、環境にやさしいまちづくりの実現を促進しております。 |
| 省エネ家電製品買換え促進助成金 | 既存の家電製品から省エネ家電製品(テレビ、エアコン、冷蔵庫、LED照明器具)へ買換えする者 | 家庭における省エネルギーの推進及び消費電力量の削減を図るとともに、温室効果ガス排出量の抑制や物価高騰による市民生活の負担軽減温室効果ガス排出量を削減するために助成金を交付しております。 |
3-2.公共施設における再生可能エネルギー導入
画像提供:筑西市
筑西市は、公共施設の屋根に太陽光発電設備を設置し、現在7施設において稼働しております。これにより、施設のCO2排出量削減と災害時の非常用電源確保に寄与しております。
3-3. 次世代を担う子どもたちへの環境教育
「桜川探検隊」実施の様子 画像提供:筑西市
未来を担う子どもたちの環境意識の醸成は、持続可能なまちづくりに不可欠です。筑西市は、教育委員会と連携し、独自のプログラムを推進しています。
具体的には、市内小学校において、「キッズミッション」や「私たちがつくる持続可能な世界」といった学習プログラムを実施しています。これは、漫画や副教材を使用して日常生活と身の回りの環境、SDGsに関する学習を行うもので、令和6年度で累計80回実施されるなど、実績を上げています。
4.まとめ
画像提供:筑西市
筑西市において、ゼロカーボンシティを達成するためには環境保全に資する課題に対して、市民・事業者・市が協働で環境負荷の低減や各種活動を主体的に進めていくことが必要です。このため、将来において目標を実現するために、市民・事業者・市が一体となり、必要な施策を実施することが重要です。
最後に、ゼロカーボンシティを目指した脱炭素まちづくりを推進する筑西市担当者からの、メッセージをお届けします。
筑西市では、ゼロカーボンシティを目指して、市民・事業者・市が一体となって、温室効果ガス排出量の削減に向けた行動に率先して取り組みを推進しております。しかし、脱炭素の達成には皆さま一人ひとりの行動が大きな鍵を握っております。
家庭での電気の使い方、マイバッグの持参、アイドリングストップ、自転車や公共交通機関の利用など身近なところから始められることはたくさんあります。皆さま一人ひとりの小さな行動の積み重ねが、やがて大きな力となり、未来を変える行動力になります。
子どもたち、そしてその先の世代が安心して暮らせる持続可能なまちを築くために、ともに力を合わせてまいりましょう。
監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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