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家庭用蓄電池の導入メリットとデメリット

蓄電池導入時のメリット ・ デメリット

近年は東日本大震災や電気料金の高騰によって、家庭用蓄電器の導入を検討する家庭が増えてきています。しかし、家庭用蓄電池は決して安価なものではないため、簡単に導入できないのも事実です。

家庭用蓄電池にはメリット・デメリットが共存しているため、導入後に後悔しないためにもしっかりと理解した上での購入が必要となってくるでしょう。

そこで今回は家庭用蓄電池の導入メリット、デメリットについて解説していきながら、本当に導入価値があるのかを検証していきます。

導入検討している方は最後まで目を通して、検討材料として参考にしてください。

家庭用蓄電池の導入メリット

以前は産業用バックアップ機器など一部でしか使用されていなかった蓄電池ですが、今ではノートパソコンや携帯電話といったモバイル機器に使用され、蓄電池は私たちの日常生活には欠かせない存在となっています。

だからといって家庭用蓄電池を導入して、生活で使用する電気を蓄電池に頼ろうという方はまだまだ少ないのが実情でしょう。

検討している方の中でも「導入してもいいかな・・・」くらいで実現性のない思いつきくらいの気持ちの人は少なくないのでは。

そこでまずは真剣に検討している方も、そうでない方に対しても、家庭用蓄電池の導入メリットにはどんなものがあるのかを解説していきます。

その家庭用蓄電池の主な導入メリットは下記のとおりです。

  • 電気料金の削減効果
  • 災害時等の停電でも電気を使用できる
  • 太陽光発電との併用で効果アップ
  • 電力不足の社会問題解決に貢献できる

それではこれら各メリットの内容について見ていくことにしましょう。

電気料金の削減効果

家庭用蓄電池の導入で得られる最大のメリットは電気料金の削減効果でしょう。

電気料金の契約プランは下記の2つがあり、オール電化住宅や電気敷給湯器を導入していない家庭では従量電灯のプランとなっているのが一般的です。

  • ・従量電灯 電気料金が24時間同じ
  • ・時間帯電灯 時間帯によって電気料金が変化

そこで実行してもらいたいのが時間帯電灯へのプラン変更と、家庭用蓄電池への充電です。

下記のように時間帯電灯のプランならば、一般的には就寝して電気使用がない時間帯の電気料金が驚く程、安く設定されています。

関西電力
午後11時から翌朝の午前7時まで 10.51円
午前7時から午後11時まで 21.27円(90kWhまで)
27.44円(230kWhまで)
31.42円(230kWh超え)

*2018年10月現在

電力会社によって昼夜の時間帯やその料金設定は違ってきますが、確実に電気料金は夜間の方が安くなっています。この電気使用がない就寝している間に蓄電池に電気を充電し、電気代が高くなる昼夜に使用することで大幅な電気料金の削減が期待できます。

電気料金の削減額は平均で約25%ほどと言われていますが、上記のように日中の電気料金は使用電力が多いほど高額になる設定となっています。上限量を超える電気使用がある家庭ならば、さらに高い電気料金の削減効果が望めるでしょう。

また電気料金は値上がりの一途をたどっているのが実情です。

東京電力の2005年から2013年までの電気料金単価を見ると、たった8年間で5円以上の値上がりを見せています。この値上げ傾向は今も続いたままで、将来的にも値下がりする様子は見られません。

ですが電気料金の安い夜間に蓄電池に充電し、それを昼間に使用してやれば電気料金値上げの影響をもろに受けることもありません。

災害時等の停電でも電気を使用できる

また家庭用蓄電池が近年注目され始めたのが、東日本大震災による電力供給の休止です。

日本の停電時間は年間16分とも言われており、停電により電力供給が休止されるのは決して多いとは言えません。しかし、災害による電力会社の供給休止となれば話は別です。

家庭用蓄電池の性能スペックにもよりますが、一般的なタイプでも12時間から17時間ほど通常の生活を難なく過ごすことができます。特に太陽光発電システムが健在ならば、発生した電力を継続的に蓄電池に充電してやることで、電力供給の復旧を待つことも可能です。

太陽光発電との併用で効果アップ

家庭用蓄電池は太陽光発電との連動でさらにメリットが拡大します。

太陽光発電による電力は日照のある昼間しか期待できませんが、その電力を家庭用蓄電池に蓄えておくことで夜間の電気使用に充てることが可能です。 また太陽光発電による電力は国からの固定買取制度によって、10年間は固定金額による売電が保証されていますが、それ以降の売電価格は時勢に影響されます。

保証期間内は家庭で使用するよりも、売電したほうが圧倒的にお得ですが、それ以降は売電価格によっては売らずに家庭で使用した方が電気代の削減効果が生まれることも予測されます。

その際も家庭用蓄電池があれば蓄電しておくことで、発電した電力を効率的に使用することが可能です。 太陽光発電を既に導入している方は単独購入を検討している人よりも、多くのメリットを生むことになるでしょう。

特にこれから太陽光発電の導入を検討している方は、まずは家庭用蓄電池との併用を考えてみることをおすすめします。

⇒「既に太陽光発電を導入している人にもオススメできる理由とは?

電力不足の社会問題解決に貢献できる

国が太陽光発電の導入を推進しているのも、電気料金が上がり続けているのも、その原因は電力不足にあります。

しかし、家庭用蓄電池を導入すれば電気代の安い時間帯に蓄電し、電気使用料が多くなる昼間にそれを使用することで電力会社の消費電力の削減に貢献することができます。

これは個人的なメリットとは言えませんが、ここまで紹介してきたメリットがある上、社会貢献できるという満足感を得ることができる点は見逃せないメリットと言えるでしょう。

家庭用蓄電池の導入デメリット

ここまでは家庭用蓄電池の導入メリットについて解説してきましたが、次は一番理解しておいてもらいたいデメリットについて解説します。

メリットばかりを見れば導入しないと損したような気にもなりますが、そのメリットの恩恵を受けるためには共存するデメリットを受け入れることが条件となってきます。

このデメリットは家庭用蓄電池を導入する上での注意点とも言えるでしょう。

導入後に後悔しないためにも、このデメリットについては特によう理解しておくようにしてください。

家庭用蓄電池の導入で考えられるデメリットは下記のとおりです。

  • 購入価格が高額
  • 設置スペースの確保が必要
  • 経年劣化する

それではこれらデメリットについて、その内容を見ていくことにしましょう。

購入価格が高額

家庭用蓄電池の導入で最大のデメリットとなるのは購入価格が高額である点です。

最も需要の高い発電出力が6kwや8kwのタイプで100万円以上となり、この購入価格に設置料金や諸経費などを合わせれば補助金を利用したとしても80万円から160万円ほどの費用が掛かってくるのが実情です。

ここで考えなければならないのが費用対効果です。

月間20,000万円の電気料金を支払っている家庭で蓄電池を導入したとしましょう。

平均で25%の電気料金の削減効果があるとすれば、年間の削減額は84,000円となります。

一般的な家庭用蓄電池の耐用年数は10年と言われていることを考慮し、10年の電気料金の削減額が840,000円と比較すれば決して費用対効果が高いとは言えません。

むしろ導入意図が電気代の削減に限定されるならば、無駄な投資となるケースが大半となってくるでしょう。 家庭用蓄電池の普及はまだまだ進んでいると言えないのが実情ですから、普及に伴う市場価格の値下がりには今のところ期待することはできません。

将来的に期待したいところですが、家庭用蓄電池の導入で元が取れる可能性はほとんどないのが実情です。

導入検討時にはこの点をよく理解した上で購入検討をするようにしてください。

設置スペースの確保が必要

家庭用蓄電池は想像しているよりも意外と大きな機械で、屋内型の小型のものでエアコンの室外機くらい。そして、その重量も50kgから160kgと決して軽くはありません。

また屋外型ともなればエアコンの室外機2基分、その重量も100kgから270kgとさらに重くなってきます。よって、導入検討している方はまずは、自宅に設置するだけのスペースがあるかの確認が必要となります。

しかも蓄電池の設置は消防法や火災予防条例の規制を受けるため、点検スペースの確保が必要となり機械の大きさにプラス1mの場所確保が必要になります。

導入検討していたが設置スペースがなくて諦めたということにならないよう、この点はしっかりと理解しておいてください。

経年劣化する

先程も申しましたが家庭用蓄電池は購入すれば半永久的に使用できるものではありません。

決して小さくないその風貌から、修理すれば使用し続けることができる電化製品のように考える方もいますが、一般的な使用耐久年数は10年となっています。 もちろん使用耐久年数を過ぎたからすぐに使用できなくなるわけではありませんが、蓄電容量は徐々に減っていきその性能スペックは経年劣化とともに低くなってきます。

家庭用蓄電池を購入すれば、耐用年数経過後には買い替えを検討することとなるでしょう。現状では補助金などの活用なしに購入費用を電気料金削減効果のみでペイすることは難しいといえます。

買い替え時期の10年後には、家庭用蓄電池の普及に伴う市場価格の引き下げも期待できないではありませんが、継続使用することを前提とすれば買い替え費用が発生することをよく覚えておきましょう。

公開日:2018/10/28 | カテゴリ:蓄電池とは【基礎知識】