災害対策ならネクストエナジーの蓄電池!停電時に活躍する特化型タイプの特長に迫る!
公開日:2021/09/07 | 最終更新日:2022/07/11 | カテゴリ:各メーカーごとの蓄電池に関して

太陽光発電では、1枚あたりの発電量の高さと全数検査が魅力の、急成長する再生可能エネルギー企業・ネクストエナジー。
今回はネクストエナジーの蓄電池システムを紹介していきます。
それでは今回の記事のポイントです。
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目次
ネクストエナジーの蓄電池システムの全体概要
ネクストエナジーでは、3つの蓄電池システムをラインナップしています(2021年8月時点)
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(出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ネクストエナジー・HP」)
■「iedenchi-Hybrid」(10.24kWh)
太陽光発電と連携しながら蓄電池の運用ができるハイブリッド型蓄電池です。
「iedenchi-Hybrid」の特長は、
- 大容量を活かせる全負荷型であること
- ハイブリッドパワコン内蔵で、太陽光発電と同時設置がオトク
- 停電時でも太陽光発電と連携して3kVA出力が可能
こちらの3つです。
特に太陽光発電と同時設置される方は、iedenchi-Hybridのパワコンと太陽光発電システムとしてのパワコンを兼用できるため、オススメのモデルです。
■iedenchi-NX(9.8kWh)
「iedenchi-NX」は、太陽光発電システムとは独立した形で設置する単機能型の蓄電池です。
しかし一般的な単機能型蓄電池と異なる点は、停電時においても太陽光発電システムを稼働させて最大6.0kWまでの電力確保が可能な点です。
(一般的な単機能型蓄電池は、太陽光発電システムの自立運転の1.5kWが最大出力になります)
その他にも、200V出力ができ全負荷型タイプのため、停電時においても不自由なく電気を使うことができます。
また、AIによる制御で翌日の天気や、個々の家庭における使用電力量の傾向をみて、自動的に最適な充放電をしてくれる機能もあります(別途月額契約が必要)
■iedenchi-NX Premium(13.16kWh)※新発売
「iedenchi-NX Premium」は、NXの次世代の上位モデルです。
蓄電池としての機能面は、AI制御機能や200V出力・全負荷型は引き継ぎつつも、出力が5.5kVAにパワーアップしています。
さらに蓄電池容量も13.16kWhに増加している点だけでなく、業界初の環境ポイント(グリッドシェアポイント)が付与されます。
さらにマルチな新世代の蓄電池となっています。
ネクストエナジーの各蓄電池システムの特長
ネクストエナジーの蓄電池システムは3種類で、製品の特長を順番に紹介していきます。
「iedenchi-Hybrid」(10.24kWh)
特長
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(出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ネクストエナジー・HP」)
「iedenchi-Hybrid」の蓄電池の特長3つと、運転モードについて紹介していきます。
- 大容量を活かせる全負荷型であること
「iedenchi-Hybrid」は10.24kWhと、1世帯の1日分の平均消費電力に匹敵する大容量があります。(※環境省HP出典・全世帯平均年間平均使用量4322kWh/365日)
この大容量を活かすため、停電時には家じゅうの家電製品が使える、全負荷型になっています。
全負荷型は分電盤全体をバックアップするため、特定の回路だけバックアップする蓄電池とは異なり、最大同時出力を超えない範囲でどこの家電機器でも使用可能です。
- ハイブリッドパワコン内蔵で、太陽光発電と同時設置がオトク
2つ目の特長であるハイブリッド型についてです。
通常、太陽光発電システムは屋根の上に設置するモジュール(太陽光パネル)と、創った電気を家で使えるように変換するパワコンで構成されています。
そして実は、蓄電池も直流で充電するため、家電で使える電気に変換するためのパワコンが必要です。
「iedenchi-Hybrid」は、この太陽光発電と蓄電池のパワコンを併用することができます。
これによるメリットは、電気を変換する時のロスが少ないことと、初期投資が抑えれることです。
直流と交流に変換する時に、どうしても数%のロスが発生して電気がムダになってしまいます。
数%の変換ロスも”塵も積もれば山となる”で、毎日稼働するシステムのため長く使うと大きな違いになってきます。
またパワコンは値段も高く、太陽光発電のパワコンは定価で約30万円前後~、高いもので約50万円にもなります。
「iedenchi-Hybrid」のパワコン1機で、こういったメリットを生み出します。
- 停電時でも太陽光発電と連携して200V・3kVA出力が可能
地震でなくとも、昨今は異常気象による台風やゲリラ豪雨などでも停電が起こります。
停電の際に安心なポイントとして、全負荷型の解説をしましたがさらに太陽光発電と連携するとメリットが増大します。
一般的には、停電時には太陽光発電は自立運転というモードに切り替わります。
自立運転の場合、パワコンから直接または特定の1箇所のコンセントだけからしか電気を取ることができません。
取れる電気もパワコン1台につき、1.5kWまでとなっています。
「iedenchi-Hybrid」は、太陽光発電と連携できるため独自の方式により、太陽光モジュールの電気を活用して最大3.0kWの電力まで出力することができます。
さらにこのとき、200V機器も電力が足りていれば使用可能です。
他メーカーのハイブリッド型蓄電池では最大2.0kWまでという機種もある中、出力の高さが特長の1つでもあります。
- 運転方法は4つから選択できる
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(出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ネクストエナジー・カタログ」)
1:太陽光発電の余剰電力をできるだけ売電。深夜電力で蓄電池へ充電する「経済モード」
2:太陽光発電の余剰電力を蓄電池へ充電。満充電になれば売電する「自家消費モード」
3:非常時に備えて常に満充電をキープする「バックアップモード」
4:HEMSと連携して最適な充放電を行う「HEMSモード」
こちらの4つになります。
1の経済モードは、2021年現在では割合としては少ないですが、売電単価が高い方(30円台)で深夜電力が安い契約になっている方が主に使うモードです。
そして、FIT制度による高単価での売電契約が10年で満了した方、もしくは売電単価が比較的安い方は、2の「自家消費モード」がオトクです。
余剰電力を優先的に蓄電池へ充電して、買電単価の高い夕方~夜間に蓄電池からの放電の電気でまかないます。
価格
蓄電池システム価格
(蓄電ユニット・ハイブリッドパワコン・NEコネクト・表示モニター)
- 10.24kWh(NXS-MHESS001):3,575,000円(税抜)
iedenchi-NX(9.8kWh)
特長
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(出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ネクストエナジー・HP」)
「iedenchi-NX」の特長は3つです。
- 大容量、スピード充電、停電時に安心の全負荷・高出力タイプ
- 単機能型蓄電池だが、停電時も太陽光発電を稼働させて最大6.0kWの電気が使える
- AIで蓄電池の充放電を自動制御
こちらの特長を解説していきます。
なお、「iedenchi-NX」は伊藤忠商事のスマートスターLのOEM品です。
- 大容量、スピード充電、停電時に安心の全負荷・高出力タイプ
「iedenchi-NX」は、9.8kWhと住宅用蓄電池の中では大容量の部類に入ります。
「iedenchi-Hybrid」と同様、約1日分に近い消費電力をカバーできる容量で、普段使いでも停電時でも安心感が高いです。
また、下限まで放電しても約3時間で充電を行うことができ、台風が近づいて急に充電したい時にも素早い充電が可能です。
そして出力自体も系統連系時・自立運転時ともに3kVA出力となっており、日常での使用電力の多くをカバーできます。
また停電時は200V出力も可能です。IHなどの使用電力が大きい機器も3kVAを超えない範囲で使用することができ、全負荷型のため家じゅうの電気を使えます。
- 単機能型蓄電池だが、停電時も太陽光発電を稼働させて最大6.0kWの電気が使える
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(出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ネクストエナジー・カタログ」)
単機能蓄電池は、太陽光発電システムとは独立したシステムであることから、一般的なシステムは停電時にパワコン1台につき、1.5kWの電力しか取り出せません。
このため、例えば宅内で1kW使っていると残り0.5kW分しか蓄電池へは充電されません。
しかし、「iedenchi-NX」独自のシステム制御技術で、停電時でも太陽光発電システムから最大6.0kWまで出力が可能です。
さらに余剰電力がある場合、最大 3.0kWまで「iedenchi-NX」へ充電が可能。
つまり停電時でも最大 9.0kW もの電気を有効活用できるので、停電時でも安心していつも通りの生活を送ることができます。
- AIで蓄電池の充放電を自動制御
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(出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ネクストエナジー・カタログ」)
3点目のAI制御は、家庭の使用電力量・使用時間帯・電力契約の単価・太陽光発電の発電量などをAIが学習します。
さらに翌日の天気予報を取得し、太陽光発電の発電量を予測して深夜電力で貯める電気量などを判断します。
翌日の天候次第で運転をフレキシブルに変える賢いシステムです。
これらの機能により、最適かつ最も安価に電気の運用ができる蓄電池システムとなっています。
注意点としては、利用料として月額で1,200円かかります(GridShareとの契約)
月額で1,500円程度の節約効果が見込まれていますので、節約した分とペイする形にはなりますが、この金額も込みで検討しましょう(加入しなくても製品としては稼働します)
なお、こちらのサービスがFIT終了間までの最大5年間無料になるサービスを、ネクストエナジーが行っています(2021年8月時点)
詳細はネクストエナジー・カタログの最終ページ、諸条件は販売時に確認ください。
価格
蓄電池システム価格(蓄電ユニット・ルーター・表示モニター)
- 9.8kWh(NX3098-HNS/Y ※押し上げ効果なし):3,223,000円(税抜)
- 9.8kWh(NX3098-HNS/X ※押し上げ効果あり):3,223,000円(税抜)
特長
「iedenchi-NX Premium」は、「iedenchi-NX」の上位機種にあたり、追加の特長を中心に紹介します。
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(出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ネクストエナジー・カタログ」)
追加の特長はこちらの3つです。
- 蓄電池容量も13.16kWhに増加
- 停電時に太陽光発電システムから5.5kWで充電可能
- 環境ポイント(グリッドシェアポイント)が付与
蓄電池容量や停電時の充電量などが、「iedenchi-NX」に比べてパワーアップをしています。
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(出典:伊藤忠商事株式会社「スマートスター3・HP」)
そして新たな機能の追加として、環境ポイント(グリッドシェアポイント)です。
太陽光発電の発電した電気を自家消費することで、1kWhあたり1グリッドシェアポイントが付与されます。
グリッドシェアポイントはドットマネーby Amebaで、好きなポイントや各種サービスに換えることができます。
なお、ドットマネーby Amebaとは、国内最大級のポイント交換サービスで利用者は既に2000万人に上ります。
今後は、各家庭での電力の融通・売買などが行われていく社会的な見込みもあります。
こういった社会的な流れを一早く、オトクに取り入れることができます。
価格
蓄電池システム価格(蓄電ユニット・表示モニター)
- 13.16kWh(NX5130HNS/5 ※50Hz地域用):3,730,000円(税抜)
- 13.16kWh(NX5130HNS/6 ※60Hz地域用):3,730,000円(税抜)
保証(蓄電池共通)
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(出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ネクストエナジー・カタログ」)
ネクストエナジーの蓄電池システムの機器保証は10年です。
また蓄電池本体の容量に対する保証は、10年で初期容量の60%です。
蓄電池の充電可能容量が60%を下回った場合に、無償修理(商品引渡日から10年)します。
自然災害保証では、火災・爆発・落雷・風災・水災・外部からの衝突・雹災・雪災・窃盗の8項目が対象になります。
まとめ
ネクストエナジーの3種類の蓄電池のまとめを、最後に内容もふまえて改めて確認しましょう。
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ネクストエナジーのメーカー情報や製品情報についてはこちら
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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