エクソルは太陽光発電の総合企業ならではの厳選された蓄電池を多数ラインナップ!目的に沿った最適な蓄電池を選べる
公開日:2021/10/11 | 最終更新日:2021/10/11 | カテゴリ:各メーカーごとの蓄電池に関して

太陽光発電でも独自性の高いモジュールで、品質も定評のあるエクソル。今回はエクソルの蓄電池システムを紹介していきます。
それでは今回の記事のポイントです。
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目次
エクソルの蓄電池システムの全体概要
エクソルでは、大きく分けて住宅用で4社の蓄電池を標準システムとして採用しています(2021年7月時点)
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
- ファーウェイ:容量5kWh / 10kWh / 15kWh(ハイブリッド型・全負荷/特定負荷 選択)
- 田淵電機:容量4kWh / 7.04kWh(ハイブリッド型)
EIBS7:全負荷 / EIBS:特定負荷 - 村田製作所:2.3kWh / 増設用3.5kWh(ハイブリッド型・特定負荷)
- NFブロッサムテクノロジーズ:9.8kWh(単機能型・全負荷)
家庭の使用電力や、太陽光発電との同時設置など様々なパターンごとで松竹梅のような形でラインナップされています。
また、21年9月には奥行15cmの蓄電池が発売されました。
薄型であると共に、5kWh~最大30kWhまで、5kWhごとに選べる容量がポイントです。
それでは、エクソル蓄電池の特長・具体的な使い方・違いなどを紹介していきます。
エクソルで採用している各社蓄電池システムの特長
エクソルの標準的な蓄電池システムは上記4種類となっていますので、こちらを順番に紹介していきます。
※エクソルでは他に、フォーアールエナジー・オムロン・ニチコンの蓄電池も取り扱っています
ファーウェイ製 / LUNA2000シリーズ
特長
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
ファーウェイ製の蓄電池の特長は2つ。
- 蓄電池容量が後から増設することができる点
- アーク回路を遮断して火災事故をなくす安全性の高さ
こちらの2点です。
太陽光発電システムは設置するけど、蓄電池までは予算が回らない!という方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメの蓄電池が、ファーウェイ製のLUNA2000シリーズです。
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
蓄電池に対応できるハイブリッド型パワコンを設置しておいて、数年後に蓄電池を設置することができます。
容量は5kWhごとに選択できるので、まずは5kWh、家族が増えたり使用電力量が増加した場合は最大15kWhまで増設が可能です。
増設の際には縦に重ねて設置できるので、新たにスペースを取ることもありません。
またそれぞれの電池が独立して各回路ごとに充電するため、3つに分かれた15kWhの容量も約3.3時間で充電が完了します。
そして、2点目の安全機能についてです。
業界初のパワコンに内蔵されている「AI診断機能」により断線や災害などでケーブルが断線しても、アーク放電を自動でシャットアウトして電気による火災を防止します。
アーク放電とは、わかりやすく言えばコンセントを通電状態のままに抜き取った際に、「バチッ」とコンセント内で起こる放電です。
アーク放電は1,000℃を超えると言われる発熱を伴うため、災害などの際に火災に繋がる恐れがあり、ファーウェイ製の蓄電池はパワコン側で制御しています。
価格
蓄電池システム
LUNA2000-5-NHS0(5kWh):1,980,000円
LUNA2000-10-NHS0(10kWh):3,740,000円
LUNA2000-15-NH50(15kWh):5,500,000円
※モニター・センサー等の周辺部材は含まず
※ハイブリッドパワコンの価格は公式HP・カタログに記載無
保証
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
製品保証としては、無償対応は10年保証になります。
10年保証になる対応範囲は、
・修理対応時の修理の費用
・交換対応時の代替品の費用
・不具合特定のための点検費用
有償での延長保証の場合は15年保証となり、上記の3点の保証に加えて下記2点も保証されます。
- 交換対応時の製品運送の費用
- 交換対応時の撤去・再設置工事の費用
なお保証料は「設置する太陽モジュールの総容量(kW) × 4,600円(税抜)」で算出されます。
田淵電機製 / EIBS ・ EIBS7(アイビス)
特長
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
田淵電機もアイビスの特長では、こちらの3点を紹介します。
- 1日に2回以上の充放電ができ、朝・夕の自給自足、天候の変化時も柔軟に対応
- 多くの充放電に耐えうるサイクル回数12,000回
- ハイパワー充放電および、増設も対応できる
1点目の「1日に充放電が2回できる」という特長についてです。
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(出典:ダイヤゼブラ電機株式会社「エネテラス・アイビスカタログ」)
一般的な蓄電池システムは運転モードの選択でによって、「太陽光発電の電気で充電」もしくは「深夜電力で充電」のどちらかで充電を行います。
これを田淵電機のアイビスは、深夜電力の充電と太陽光発電による余剰電力の充電を、1つのモードで、1日当たり2回使うことができます。
相対的に安価な電力を充電し、電力会社からの買電が割高な時間帯に放電することにより、経済メリットを増大させることができます。
なお、1日に1回の充放電である「節エネモード」「ノーマルモード」でも運転ができます。
続いて、2点目は12,000回のサイクル回数に対応した耐久性の高さです。
サイクルとは、満充電から下限まで放電を行った後に、満充電に戻すまでを1回とカウントする、蓄電池の使用目安です。
1日に1サイクルでの使用であれば約30年、スマートモードであれば約15年の耐久性がある、高品質な蓄電池です。
最後に、ハイパワー充放電と増設について紹介します(EIBS7の場合)
太陽光発電による普段の最大充電量は、5.5kWとなっており、大容量の太陽光発電が設置されていれば、素早く充電することが可能です(系統連系時)
そして、蓄電池からの出力も系統連系時で5.5kW(機種によっては8.0kW・9.9kW)、停電時の自立出力時で5.5kVAの大出力が可能です。
一般的な4人家族であれば、5.5kWの出力があれば家全体の家電製品をほとんどカバーすることができ、全負荷蓄電池の特長を活かすことができます。
なお、蓄電容量4kWhのEIBSでも系統連携時で5.5kW出力ができますが、停電時は2.0kVAになります。
価格
蓄電池ユニット:オープン価格
ハイブリッドパワコン:オープン価格
保証
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
製品保証としては、EIBS7とEIBSで異なります。
EIBS7は、無償保証で15年 / 10年保証になります。
15年保証になる範囲は、
・修理対応時の修理の費用
・交換対応時の代替品の費用
・不具合特定のための点検費用
10年保証となる範囲は、
・交換対応時の製品運送の費用
・交換対応時の撤去・再設置工事の費用
有償のプレミアム保証は、10年保証が15年に延長されます。
プレミアム保証料は「設置する太陽モジュールの総容量(kW) × 4,600円(税抜)」で算出されます。
そして、EIBSは無償対応で10年保証される範囲はこちらです。
・修理対応時の修理の費用
・交換対応時の代替品の費用
・不具合特定のための点検費用
EIBSも、有償のプレミアム保証に加入する場合、上記に下記の項目を追加した内容が15年保証になります。
・交換対応時の製品運送の費用
・交換対応時の撤去・再設置工事の費用
村田製作所製 / All-in-One 蓄電池システム
特長
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
村田製作所の蓄電池の特長は、
- 電子部品で世界トップメーカーの村田製作所が安全にこだわった蓄電池セル
- コンパクトサイズかつ、増設により最大11.6kWhまで接続可能。
こちらの2点です。
村田製作所は京都の会社ですが、電子部品においては世界的なトップメーカーです。
そんな村田製作所では2018年から住宅用蓄電池を製造しています。
安全性が高く、長寿命化を実現するために純度の高い「オリピン型リン酸鉄リチウムイオン電池 FORTELION」を採用しており、組み立ても国内工場で製造されています。
寒冷地にも強く、-20℃までの地域に対応しており品質の高さが際立っています。
続いて2点目の増設に関してです。
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
村田製作所の蓄電池は、蓄電容量は2.3kWhのタイプがベースです。
1つの屋内用リモコンに対して、2.3kWhのベース蓄電池に2.3kWhの同蓄電池、そして3.2kWhの蓄電池を増設することが可能です。
家族の人数変化や、使用電力量の変化に応じて追加が可能になっており、柔軟な選択肢が無力の蓄電池でもあります。
価格
カタログ・公式HPでの掲載なし
保証
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
製品保証としては、無償保証で15年 / 10年保証になります。
15年保証になる範囲は、
・修理対応時の修理の費用
・交換対応時の代替品の費用
・不具合特定のための点検費用
10年保証となる範囲は、
・交換対応時の製品運送の費用
・交換対応時の撤去・再設置工事の費用
有償のプレミアム保証は、10年保証が15年に延長されます。
プレミアム保証料は「設置する太陽モジュールの総容量(kW) × 4,600円(税抜)」で算出されます。
NFブロッサムテクノロジーズ / エネパワポL
こちらの蓄電池は、伊藤忠商事のスマートスターL・DMMエナジーのDMM.make smartと同様のシステムです。
特長
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
家庭用蓄電池システムを共同開発してきた株式会社エヌエフ回路設計ブロックと伊藤忠商事株式会社により、2019年に設立した合弁会社であるNFブロッサムテクノロジーズから販売されている蓄電池です。
エネパワポLの特長は、
- AIで蓄電池の充放電を自動で制御する運転
- スピード充電と、停電時に安心の全負荷・高出力タイプ
こちらの2点です。
1点目のAI制御についてです。
エネパワポLは、設置された家庭の日々の使用電力量・使用時間帯・電力契約の単価・太陽光発電の発電量などをAIが学習します。
そして、インターネットと連携することで翌日の天気予報を取得したうえで、太陽光発電の発電量を予測し、深夜電力で貯める電気量などを判断します。
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
翌日が晴れると想定した場合、深夜電力での充電は最低限にして、太陽光の余剰電力での充電に備えます。
反対に翌日が雨天と判断した場合、太陽光での発電が見込めないので深夜電力による満充電で、日中の使用電気を深夜電力で貯めた電気を活用する運用を行います。
これらにより、最適かつ最も安価に電気の運用ができる蓄電池システムとなっています。
注意点としては、利用料として月額で1,200円かかります。(GridShareとの契約)
月額で1,500円程度の節約効果が見込まれていますので、節約した分とペイする形にはなりますが、この金額も込みで検討しましょう(加入しなくても製品としては稼働します)
2つ目の素早い充電と高出力の全負荷型についてです。
エネパワポLは、下限まで放電しても約3時間で充電を行うことができます。
このため、台風などが近づいてきている際など急に充電したい時にも、素早い充電が可能です。
そして出力自体も系統連系時・自立運転時ともに3kVA出力となっており、日常での使用電力の多くをカバーできます。
また停電時は200V出力も可能ですので、IHなどの使用電力が大きい機器も3kVAを超えない範囲で使用することができます。
価格
カタログ・公式HPでの掲載なし。
保証
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(出典:株式会社エクソル「停電レス救・カタログ」)
製品保証としては、無償保証では10年になります。
有償のプレミアム保証では、下記の項目が15年保証になります。
- 修理対応時の修理の費用
- 交換対応時の代替品の費用
- 交換対応時の製品運送の費用
- 交換対応時の撤去・再設置工事の費用
なお、プレミアム保証料は販売店への問い合わせとなっており、カタログなどでは公表されていません。
ハイブリッド蓄電システム
21年9月発売のハイブリッド型蓄電池です。
形状から、LUNA2000シリーズの後継品として、ファーウェイ製であると想定されます。
特長
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(出典:株式会社エクソル「ハイブリッド蓄電システム・カタログ」)
主な特徴、3つを紹介していきます。
- 薄型15cm設計で屋外設置でもジャマになりにくい
- 後からでも容量増加可能!5kWh・10kWh・15kWhの容量選択、2台併設が可能!
- 特定負荷/全負荷の選択ができる
1点目の薄型設計に関してです。
屋外設置を基本として設計されていますが、都市部などの土地が狭い地域は、設置場所もカンタンではありません。
蓄電池本体の奥行は15cmとなっており、業界でも最高レベルの薄型設計です。
また蓄電池の容量が選択できる特徴がありますが、容量が増えたとしても上部に積んでいく設計になっており、奥行は容量に関係ありません。
また後々、蓄電池の容量を増やす場合も、上に乗せるため設置がしやすいです。
そして2点目、容量の選択ができるポイントです。
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(出典:株式会社エクソル「ハイブリッド蓄電システム・カタログ」)
蓄電池ユニット1機につき、蓄電池容量が5kWh・10kWh・15kWhと3パターン選択できます。
同機種を2機、同時に使えるため合計で30kWhまでの容量が、ご家庭の使用状況に合わせて設置できます。
3点目の、停電時の運転まで選べるという点です。
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(出典:株式会社エクソル「ハイブリッド蓄電システム・カタログ」)
停電したときに、家じゅうの電気が使える「全負荷モード」、そしてあらかじめ決まった回路しかバックアップしない「特定負荷モード」の2つが選べます。
一般的な蓄電池は、いずれかの運転モードが決まっていることが多く、選択できる蓄電池は実は少ないです。
例えば容量が5kWhの時は特定負荷にしておき、後々に容量を増やした際に全負荷にすることも工事次第で可能です。
以上のように、まさにご家庭の状況に合わせてマルチな蓄電池システムになっています。
価格
蓄電池本体、パワコンなどの部材を含めたシステム価格(定価)です。
- 5kWhシステム:1,980,000円
- 10kWhシステム:3,740,000円
- 15kWhシステム:5,500,000円
保証
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(出典:株式会社エクソル「ハイブリッド蓄電システム・カタログ」)
蓄電池の標準保証は10年(無償)となっています。
有償で標準の10年に5年追加し、15年保証に延長することもできます。
心配な方はぜひ延長保証に加入されることをおすすめします。
延長保証の保証料は以下のとおりです。
なお、新設時と増設時での保証料が異なりますので、ご注意ください。
【新設時の保証料】
- 5kWh(蓄電池システム 単品保証):36,300円
- 5kWh(蓄電池システム・PV一式保証):41,800円
- 10Wh(蓄電池システム 単品保証):47,300円
- 10kWh(蓄電池システム・PV一式保証):52,800円
- 15kWh(蓄電池システム 単品保証):58,300円
- 15kWh(蓄電池システム・PV一式保証):63,800円
※ハイブリッドパワコン追加
(蓄電池システム 単品保証):9,900円
(蓄電池システム・PV一式保証):15,400円
【増設時の保証料】
- 5kWh:30,800円
- 10kWh:41,800円
- 15kWh:52,800円
まとめ
エクソルの蓄電池は、様々なメーカーから標準システムとして選択することができます。
各メーカーの特長をもう一度おさらいしておきましょう。
【ファーウェイ】 【田淵電機】 【村田製作所】 【NFブロッサムテクノロジーズ】 【ハイブリッド蓄電システム(21年9月発売)】 |
監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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