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    蓄電池の選び方【価格?容量?メーカー?】

    公開日:2018/10/28 | | カテゴリ:蓄電池とは【基礎知識】

    蓄電池の選び方【価格?容量?メーカー?】

    蓄電池には使用用途によって選ぶ種類が違ってきますが、実に多くの製造販売メーカーから数多くのものが販売されています。どの蓄電池を購入しても大差はないと中には考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    蓄電池を販売しているメーカーごとの詳しい紹介は別途記事でも紹介していますが、ここでは、ご家庭に合う合わないや価格の問題以前に知っておくべき蓄電池を選ぶ際に基本となる部分を紹介していきます。

    賢く蓄電池を購入してもらうためにも、蓄電池を購入する際の選び方についてポイントを押さえながら詳しく解説していきます。特に家庭用蓄電池など高額となる蓄電池を購入する際には、費用対効果が大きく違ってくるのでしっかりと理解しておくようにしましょう。

    蓄電池の選定ポイント

    それでは早速、蓄電池購入時の選定ポイントについて解説していくことにします。

    蓄電池購入時の選定ポイントは下記のとおりです。

    では順を追って各ポイントの内容を見ていくことにしましょう。

    使用可能サイクル

    蓄電池の寿命は何回充放電を繰り返すことができるのかで計られます。蓄電容量が0%になった時点で100%まで充電し、それを再度0%になるまで使い切るまでを1サイクルとして換算します。
    ※リチウムイオン蓄電池の場合、正しくは0%になるまで放電すると電池に大きなダメージがあり性能が大きく落ちるため容量の70~80%しか使用しません。

    この使用サイクル数は下記のように蓄電池の種類によって違ってきます。

    鉛蓄電池 3150回
    ニッケル水素電池 2000回
    リチウムイオン電池 4000回
    NAS電池 4500回

    ※経済産業省の蓄電池戦略プロジェクトチームの発表資料より参照

    よって、まずはこの数値を各蓄電池の寿命の叩き台とすればいいでしょう。

    その上で蓄電池の性能を製造販売メーカーごとに見てみると下記のような違いがあります。

    メーカー サイクル回数 定格容量
    長州産業 8000回 6.4(kWh)
    東芝 15000回 7.4(kWh)
    パナソニック 10000回 5.6(kWh)
    シャープ 12000回 4.2(kWh)

    定格容量に若干の違いはありますが、そのどれもが先にたたき台として紹介したリチウムイオン電池の4000回を大きく上回っている上に、販売製造メーカーによってサイクル回数にも違いが見られました。

    近年は蓄電池を販売しているメーカーが取り扱う種類自体が増えてきましたが、メーカーごとによる容量の差やサイクル回数の違いは少なくなってはきています。

    蓄電池の寿命を計るサイクル回数は多いに越したことはありません。 特に高額となる家庭用蓄電池の購入では、補助金を利用したとしても費用対効果も重要なポイントとなってくるので、できるだけ元を取るためにもこのサイクル回数がどうなっているのかはしっかりと比較確認するようにしてください。

    ただし、蓄電池は寿命を迎えたからといって、乾電池のように全く使用できなくなるわけではありません。 各製造販売メーカーが公表しているサイクル回数を過ぎても、基本的に続けて利用することが出来ます。しかし、寿命後も寿命前と同様の性能が維持されるわけではなく、蓄電容量は確実に減ってしまいます。

    蓄電池はその蓄電容量が50%から60%まで落ちれば充電回数が多くなるためそれに応じて更にサイクル回数が増えることになるので、一気に性能劣化が進んでしまいます。 ここまでくれば買い替えを検討するべきでしょう。

    正しく使用していればメーカー保証内で無償で交換出来る場合もあり、そうなるとまた新品の蓄電池を導入出来ることになります。

    ここでサイクル回数と同様に確認しておきたいのが、寿命後の蓄電容量がどれくらいまで低下するのかという点です。

    この蓄電容量の低下レベルも下記のように販売製造メーカーによって違っています。

    京セラ 20%程度の減少
    東芝 10%程度の減少
    シャープ 70%以上の蓄電容量維持
    ※家庭用蓄電池(リチウムイオン電池)の場合

    寿命を迎えた時点で買い替えを検討する方には必要ない情報ですが、できるだけ長く使用したいという方はこの性能スペックも合わせて比較検討するようにしてください。

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    蓄電容量

    蓄電池を購入する際に注意してもらいたいのが、使用する電力量に応じた蓄電容量スペックを兼ね備えているかという点です。

    購入した蓄電池の蓄電容量が使用する電力に応じたものでなければ、度々充電する必要が出てくるためサイクル回数が増えてしまい寿命を早く迎えてしまうことになります。

    よって、できるだけ長く使用するためには、使用する電力量に応じた蓄電容量スペックを持つ蓄電池選びが重要になってくるのです。

    使用電力量に応じた蓄電容量をもつ蓄電池であれば10時間の使用が可能ですが、この蓄電池で倍の使用電気量を使用すれば5時間の使用しかできないといった具合です。 また逆に、使用電力量が半分であれば20時間の使用が可能となるため、これを狙って大きい蓄電容量の蓄電池を購入するといった手もありでしょう。

    蓄電池は下記のように使用用途によって使用する種類が違ってきます。

    鉛蓄電池 自動車のバッテリーなど
    ニッケル水素電池 乾電池タイプの蓄電池など
    リチウムイオン電池 ノートパソコンや携帯などのモバイル機器、家庭用蓄電池など
    NAS電池 工場など大規模施設のバックアップ電源

    NAS電池は一般家庭で利用されることはありませんし、ノートパソコンや携帯などのモバイル機器は購入するメーカーによって指定されているので自ら選択することはできません。

    また自動車のバッテリーは車種に応じたもの、乾電池タイプの蓄電池も規格が決まっているので、やはりここでも購入時に注意しなければならないのは家庭用蓄電池ということになってきます。

    また蓄電池は蓄電容量いっぱいまで使用できるわけではありません。

    下記のように製造販売メーカーに関わらず、実質容量は基本的には下がってしまいます。

    メーカー 蓄電容量 実質容量
    長州産業 6.4(kWh) 5.57(kWh)
    東芝 7.4(kWh) 6.96(kWh)
    パナソニック 5.6(kWh) 3.84(kWh)
    シャープ 4.2(kWh) 3.30(kWh)
    テスラ 13.5(kWh) 12.15(kWh)
    京セラ 12.0(kWh) 9.78(kWh)

    蓄電容量だけに目を向けて選んでしまうと、容量不足だったということにもなりかねないというわけです。

    蓄電容量を見る際には実質容量がどうなっているのかを確認するようにしてください。

    逆に蓄電容量が大きすぎて、家庭で使う電気の量を大幅に越えた許容量がある場合も、満足に利用出来ていないということになるので、その分が大きく無駄になってしまいます。常に80%~90%で利用出来るくらいの丁度いいサイズが一番ベストです。

    蓄電池の定格出力

    今度は定格出力について説明します。

    定格出力とは蓄電された電力を一度にどれくらい出力できるのかを表す数値で、蓄電池の蓄電容量を水槽に例えれば、蛇口から出る水量がそれに当たります。

    購入した蓄電池が電気を使用する機器や設備を動かすために必要な電力を出力できなければ、機器や設備を正常動作させることはできません。

    自動車のバッテリーや乾電池タイプの蓄電池、ノートパソコンや携帯などのモバイル機器に使用する蓄電池は、必要な定格出力に応じた蓄電池が利用されているので気にする必要はありません。

    しかし、家庭用蓄電池のように使用する機器や設備が不特定多数となる場合には、一度に使用する機器や設備に必要となる定格出力がどれくらいになるのかを確認しておく必要があります。

    下記は家庭内で使用されている主な家電製品の消費電力です。

    デスクトップパソコン 150W~300W
    ノートパソコン 50W~120W
    モデム、ルーター 10W~30W
    携帯電話の充電器 15W
    液晶テレビ 40W~60W
    スタンドライト(LED) 6W~10W
    冷蔵庫 150W~600W
    エアコン 100W~2000W
    ラジオ 5W~10W

    上記の消費電力をもとに常時どれくらいの定格出力が必要になるのか、また併用する可能性がある最大値がどれくらいになるのかを計算し、それに応じた定格出力スペックを備えた家庭用蓄電池を選ぶようにしてください。

    容量計算の仕方

    蓄電池を購入する際はどのくらいの容量が必要になるのかが重要になりますが、どのくらいの容量の蓄電池を買えば良いかは初めて購入する方はわかりませんよね。

    実は簡単な計算をすればどのくらいの蓄電池を購入すれば良いかをある程度把握することは可能なのです。計算方法は以下の通り。

    必要な総電力×使いたい時間=必要な容量

    まずは「使いたい家電の総電力」を調べましょう。例えばスマホの充電・テレビ・冷蔵庫・エアコンを使いたいとすると、以下のようになります。

    1. スマホの充電:15W
    2. テレビ:60W
    3. 冷蔵庫:200W
    4. エアコン:700W

    使いたい家電の総電力は975Wです。次に「使いたい時間」を決めますが、今回は10時間ほどで計算をしてみました。そうすると、計算結果は以下のようになります。

    975W×10時間=9750W×(9.75kWh)

    大体10kWh~11kWhの蓄電池であれば家の電気を賄うことが可能です。

    もう少し節電したいと言う場合は必要のない家電を使わないという方法もありますし、こまめに電源を切るという方法もあります。

    家庭用蓄電池の容量は大体5kWh~12kWhと幅広いので、ご家庭の状況に合わせてピッタリ合う蓄電池を選びましょう。

    保証内容

    その保証内容がどうなっているのかは、10年を超える長期利用となる家庭用蓄電池の購入にでは欠かせない選択ポイントです。

    一般的に家庭用蓄電池には10年保証が付いてきますが、その保証内容は購入する製造販売メーカーによって違ってくるので、保証内容の違いについても比較検討する必要があります。

    主な国内メーカーの保証内容は下記のとおりです。

    メーカー 保証期間 独自サービス
    パナソニック 蓄電池ユニット10年 点検お知らせ機能
    蓄電池容量7年  
    シャープ 蓄電池ユニット10年 蓄電池Webモニタリングサービス
    蓄電池容量10年  
    NEC 蓄電池ユニット15年 見守りサポートサービス
    蓄電池容量15年  
    東芝 蓄電池ユニット10年  
    蓄電池容量10年  

    また購入する販売店によっては独自のサービスを展開しているところも見られます。

    自然災害による停電など、非常用電源としても利用する場合、どれくらいの家電をどれくらいの期間賄うかによって最適な蓄電容量は異なってきます。また太陽光発電と併せて利用する場合でも条件がことなってきます。エコ発蓄電池では最適な蓄電池を設置する施工店を一括見積りの形でご紹介しておりますので、蓄電池のメーカーや容量に迷っている方は是非ご活用ください。

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    監修

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    エコ発事務局 太陽光アドバイザー

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    『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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