真夏・真冬に停電?!暑さ・寒さ対策をしよう
公開日:2019/12/30 | | カテゴリ:蓄電池と災害・停電・BCP対策について

日本は夏には台風、冬には大雪などで停電のリスクがあります。それ以外にも自然災害が多いということもあり、いつ停電するか分かりません。
春や秋など気候が温かかったり、涼しかったりという時期に停電するのであれば特に問題はない場合が多いでしょうが、真夏や真冬に停電すると暑さ・寒さ対策が必要になります。
ここでは真夏や真冬に停電した際の暑さ・寒さ対策について紹介するので、是非参考にしてください。
また、停電すると冷蔵庫に保存している食材も気になるところ。以下のページでは停電した時の冷蔵庫の中身の 対処法や停電時に役立つ食材などについても紹介しています。
目次
真夏に停電した時の健康被害は?

停電すると困るのは家電が使えなくなってしまうというのが一番に考えられますが、真夏に停電が起きると暑さによる熱中症や脱水症状が不安です。
実際に夏に停電被害があった際には暑さ対策がしっかりされておらず、大変だったという話もあります。
熱中症は軽いものであれば体を冷やして休んでいれば問題ありませんが、重症になると命にかかわる場合もあるので注意が必要です。
熱中症の症状は3段階に分けられています。症状については以下の表をご覧ください。
重症度 | 症状 |
---|---|
軽度 | ・めまい ・失神 ・筋肉痛 ・筋肉の硬直 ・大量の発汗 |
中度 | ・頭痛 ・気分の不快 ・吐き気 ・嘔吐 ・倦怠感 ・虚脱感 |
重度 | ・意識障害 ・けいれん ・手足の運動障害 ・高体温(熱射病/日射病) |
また、停電してエアコンや扇風機が使えなくなってしまうと、暑くて眠れなくなってしまう可能性もあります。
そうなると寝不足になってしまいますし、汗をかいて脱水症状に陥ってしまうかもしれません。
しかも寝ている間にも熱中症になることもあるので、十分気をつけるようにしてください。
真夏の停電はこれだけのリスクがあるので、いつ停電が起きても大丈夫なように、対策をしておきましょう。

停電時の対策-真夏編-

それでは停電時の対策を考えていきたいと思います。ここではいくつかの対策を紹介するので、是非参考にしてください。
こまめに水分をとる
熱中症対策として一番にあげられるのが「水分補給」です。こまめに水分を取って、体温の上昇を防ぎましょう。
水分は冷たい飲み物ではなく、常温か少し冷たいくらいの飲み物を摂取するのがおすすめ。冷たい飲み物だと、胃腸を壊してしまう可能性もあるので十分な注意が必要です。
また夏場で汗をかいたりする場合は、水分と共に塩分の補給も忘れずにしてください。
保冷剤などで体温を下げる
熱中症になると、体温が上昇するのも特徴としてあげられますが、体温が上がっているにもかかわらず放置していると、合併症を併発してしまう可能性もあります。
体温が上昇してきたと感じたときや部屋の中が暑いという場合は保冷剤などを使って体温を下げるようにしてください。
お風呂に水を張っておく
またお風呂に水を張っておくのも良いかもしれませんね。水風呂をするなどして体を冷やすのも良いでしょう。
軽度の熱中症であればお風呂に入ることもできるでしょうし、夏場はただでさえ暑いので、水風呂で涼しくなるのもおすすめです。
ハンディ扇風機もおすすめ
最後に乾電池などで運転するハンディ扇風機もおすすめ。ハンディ扇風機は意外と涼しくなるので、持っておいて損はありません。
ハンディ扇風機は家電量販店だけでなく、100円ショップなどで安価で手に入れることができるので、100円ショップなどに行った場合は普段の暑さ対策としても購入しても良いでしょう。
真冬に停電した時の健康被害は?

次は真冬に停電した時の健康被害について考えてみたいと思います。真夏に停電するのも大変ですが、真冬に停電したときも注意点があるのです。
まず真冬ですから、停電すると暖房が切れてしまうわけですから、寒くなってしまいます。
寒くなってくると低体温症や免疫力低下、凍傷などの健康リスクが出てきてしまうのです。
低体温症になると、免疫力が低下して風邪をひきやすくなったり心疾患を発症する可能性があります。
軽度の低体温症であれば、炭水化物を含んだ温かいものを摂取したりすればすぐに回復しますが、重度になると命にかかわってくるので注意してください。
低体温症の初期症状は体の震えや歯がカチカチ鳴るといった分かりやすい症状が出ますが、重度になると震えが止まったり、動作が遅くなったり、反応までの時間が長くなったりします。
他にも思考がぼんやりする、判断力が損なわれることもあるので、すぐに危険に気付けない可能性もあるので非常に危険です。
また、免疫力が低下すると軽い風邪だったはずなのに肺炎になってしまうなど症状が重度になることもあります。
凍傷も非常に危険な症状です。しもやけなどであれば、カイロなどでなんとかなる可能性もありますが、放置してしまうと壊死してしまい、切除が必要になることもあるので、凍傷にも気をつけておきましょう。
真冬に停電が発生すると、上記のような健康被害が発生しやすいので、防寒対策をしっかりとしましょう。
停電時の対策-真冬編-

それでは停電時の対策を考えていきたいと思います。ここではいくつかの対策を紹介するので、是非参考にしてください。
毛布を準備する
まず思い浮かぶのが毛布ですね。毛布があれば寝るときにも役に立ちますし、普段も寒い場合に毛布に包まって寒さを凌ぐことができます。
毛布の他にも厚手の上着(ジャケットやコート)を準備しておけば、少なくとも防寒対策をしていないよりも暖かくはなります。
しっかりと対策をするのであれば、手袋やマフラー、ネックウォーマー、マスク、ニット帽などを使うのも良いでしょう。
足元も温かい靴下やルームシューズなどを着用して、足先を冷やさないようにしてください。
カイロを持っておくと良い
日本の冬の味方といえばカイロですが、カイロは停電時の防寒対策にもおすすめです。
貼るタイプも貼らないタイプも両方あれば、より暖かくなるので、冬場はカイロを購入しておいて、備えておきましょう。
カイロは30個パックで500円ほどですし、ネット通販などを確認してみると徳用サイズで500枚近くを6000円~7000円で販売しているので、購入しておいて損はないでしょう。
ガスストーブがあると安心
最近はエアコンだけで寒さを凌いでいると言う方も多いでしょうし、電気ストーブを利用しているという方も多いと思います。
しかし停電するとエアコンも電気ストーブも利用できなくなってしまうので、もし今からストーブを購入しようと考えている方は電気がなくても使えるガスストーブがおすすめです。
ガスストーブであれば灯油があれば電気がなくても使えるため、停電しても防寒対策をすることができます。ただ、定期的に換気をするのを忘れないようにしてください。
赤ちゃんや老人がいる場合は特に注意しておく

停電時に家に赤ちゃんや老人がいるという場合は気をつけておくようにしましょう。
赤ちゃんや老人は暑さ・寒さに弱く、特に老人の場合は脱水症状などに気づきにくいため、いつの間にか熱中症になっている可能性もあります。
赤ちゃんの熱中症も大人と同じようなものですが、大人でも平気な気温で重症化してしまう可能性があるので注意が必要です。
また、赤ちゃんや老人は低体温症も引き起こしやすく、風邪をひくと重症化してしまう可能性もあるので、赤ちゃんや老人がいるという家庭は停電時の暑さ・寒さ対策をしっかりとしておきましょう。
蓄電池を導入すれば対策も楽になる
今回は真夏・真冬に停電した際の暑さ・寒さ対策について紹介してきました。
停電になると、真夏には熱中症のリスクが、真冬には低体温症や免疫力低下、凍傷のリスクが発生してしまうと言うことは分かっていただけたと思います。
問題なく普段の生活に戻すためにもしっかりと暑さ・寒さ対策をしましょう。
停電時に暑さ・寒さを凌ぐためにも蓄電池を導入するのもおすすめです。
蓄電池があれば、エアコンや扇風機、ストーブなどは問題なく使えるので、暑さや寒さを凌ぐには蓄電池を導入することも検討してみてください。
蓄電池があればエアコンと照明機器、冷蔵庫などを使っても10時間~1日以上家電が使えるので安心です。
蓄電池は高額ではありますが、補助金もありますし、ローンも使えるので気になっているという方はまず見積りだけでもしてみてはいかがでしょうか?
監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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