2025年も水害から蓄電池を守る!たった一つで万全対策!
公開日:2020/03/04 | | カテゴリ:蓄電池と災害・停電・BCP対策について

台風や自然災害などの影響により、停電がおきてしまった際の電力手段として脚光を浴びている太陽光システムと蓄電池ですが、その自然災害のせいで太陽光パネルが飛ばされてしまったり、蓄電池システムが壊れてしまったりした場合は結果的に電気を使うことが出来なくなります。
そもそも地震などでの家屋倒壊など、住む場所がなくなってしまう場合は停電も何もありませんが、台風などの外からパネルに直接影響を与える場合、浸水などにより蓄電池が水没してしまって電気回路がショートしてしまう場合などの外的要因は、利用する側がある程度対策を行う必要があるでしょう。
住宅用の太陽光パネルは基本的に販売元が強風対策を行った上で販売出来ると判断してクリアしたものだけが出回っているので、こちら側で行える対策は皆無と言えるでしょう。設置の段階でほぼ完璧な対策が施されていると言っても過言ではありません。
ただ、蓄電池の破損の場合はこの限りではありません。災害時にも安心して利用するために、災害前に行っておきたい水害から蓄電池を守る為の対策方法を紹介致します。
目次
水害の際の起こる蓄電池への影響

対策の前に、蓄電システムが水害の際に水没、一部浸水してしまった場合にどういった影響があるのか説明します。
- 有害ガス発生の危険
- 転倒の危険
- 発熱・発煙・発火の危険
- 感電の危険
- 電池から電解液が漏れ出す危険
簡潔にまとめましたが、要は水没してしまったらその時点でアウトです。水害で漂流物がぶつかって外観から判断出来る破損がなかったとしても、水が一度でも浸かっている場合は、むやみに近づかず、触ることなどもってのほか。販売店、施工店、またはメーカーなどに連絡をとる必要が出てきます。
そもそも蓄電池ですから、中に電気を貯めているわけです。内部の回路がショートしてしまう可能性が大きい水害は蓄電池設置における最大の天敵と言えるでしょう。
屋外設置タイプは避ける
一番の対策はこれでしょう。基本的に蓄電池というのは湿度や高温、直射日光に弱いので屋外に設置出来る場所というのはかなり限られています。
地面に直接設置した際、多くの場合破損時に保証が受けることが出来ないので、設置時にコンクリートで底上げしそこに金具で固定することになります。
水害を見越して一度撤去して家の中に入れるにしても、この金具を取り外す手間はかかりますし、配線などもリセットしなければならないため、まったく現実的ではありません。時間がかかることに加えて、せっかくの蓄電池機能も使えないとなると、災害対策のために蓄電池システムを取り入れたご家庭にとっては何のために設置したのかということにも繋がります。
屋外設置タイプの蓄電池は、自然災害という予測不能な事象の影響を受けやすいので、あまりオススメ出来ません。
屋外に設置するなら基礎を高くする
多少コストは嵩みますが、地面に直接設置しない利点を活かして蓄電池を設置する部分の基礎を通常よりも高くするという選択肢もあります。
屋内に設置する場合とは違って、2階に迫るほどの高さで設置することは現実的ではありませんが、1階の床部分くらいの高さであれば景観を損なうこともないでしょう。
屋内設置するだけで水害対策に!
屋内に設置する場合は、適度な換気がされて熱や湿気のこもらない環境という条件ではあるものの、直射日光は当たらないので、設置はしやすく、運転音さえ気にならなければ、どこに置いてもあまり問題はありません。
軽いものでも50kg以上、重いものだと150kgを超えるものもある蓄電池ですが、床にふれる接地面全体で重さが分散されているので、2階に設置するようなことでも無い限り、重量で床が抜けるようなこともないでしょう。
ただ、床下浸水までくらいなら大丈夫なのでしょうが、床上浸水までしてしまった場合は1階に設置している蓄電池は水没してしまいます。そうなるとまた設置場所を考えないといけないと頭を悩ませることとなるでしょうが、もし床上まで浸水してしまうような大規模水害の場合、蓄電池云々の前に命の危険が迫っています。
避難するかどうかのギリギリの判断材料となる床下浸水までは耐えられる屋内設置型の蓄電池を選ぶことで、水害対策はほぼ完璧と言えるわけです。
ここまで水害に対する対策を説明してきたのは、水害は突発的に起こりうるものではなく、毎年のように起こる事象だと考えるからです。近年頻繁に線状降水帯がもたらす集中豪雨に関するニュースを聞くようになったのは、実際に1時間降水量50mm以上の年間発生回数が増えているからです。
統計当初の1975年~2010年までの35年間で年間発生回数300回(1300地点)を超えた年は9年に対し、2011年~2019年までの9年間で年間発生回数300回(1300地点)を超えた年は2014年を除く8年と明らかに豪雨の回数が増えていることがわかると思います。
洪水などの水害はおきて当然のものと捉え、停電時の対策用に蓄電池を選ぶのであれば屋内設置型のタイプを検討するのが賢い選択と言えるでしょう。

水没してしまった場合は?

屋外設置や屋内設置したタイプでも、水災により壊れてしまった場合でも火災保険で保険金がおりる可能性が高いです。詳細については加入されている保険会社にお問い合わせ下さい。
メーカー保証が10年~15年の期間で無償で付いている場合が多いですが、これは自然災害による破損でも対応してくれるわけではなく、別途自然災害の保険に入る必要があるため、これを勘違いしてしまう方が多く、注意が必要です。
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エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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