接続できる機器の種類と使用可能時間はどのくらいですか?
接続できる機器の種類と使用可能時間はどのくらいですか?
定格容量や定格出力によって使用可能時間は変わってきます。
蓄電池に接続できる機器の種類や使用可能時間は、蓄電池の定格容量と定格出力によって異なるので、しっかり確認しておくことが重要です。
定格容量とは蓄電池がどれだけの電気を貯められるかを示す値となっており、定置用蓄電池の場合は主に「kWh」という単位が使われています。
定格出力とは蓄電池内がどれだけの電力を流すかを示す値となっており、接続する機器の消費電力は定格出力よりも低くなければ使えません。
接続できる機器の種類や使用可能時間を知るには、使いたい家電の消費電力を知る必要があります。
- スマホ充電
- 部屋の照明
- 冷蔵庫・冷凍庫
- エアコン
- 電子レンジ
- テレビ
実際に停電を体験した方の多くが上記の家電が使えなくなるのが不便に感じたと思っているようです。ちなみにこの他にもパソコンを使うという方はパソコンの充電やWi-Fiルーターも必要だと感じたとのことでした。
ちなみに上記の家電の消費電力を調べてみると以下のようになっています。
- スマホ充電(2台)…30W
- 部屋の照明…100W
- 冷蔵庫・冷凍庫…200W
- エアコン…650W
- 電子レンジ…1200W
- テレビ…150W
- Wi-Fiルーター…10W
- ノートパソコン…50W
上記の家電を一度に全部使えば2390Wと高いですが、ずっと使うわけではありませんよね。ずっと使うとしても部屋の照明・冷蔵庫・エアコン・テレビくらいでしょうから、1100W程です。
全部を同時に使う場合でも、11.1kWhの容量がある蓄電池を利用する場合は、4時間ほど使えるという計算ですし、必要なもののみを利用する場合はだいたい10時間はもちます。
長時間使いたいという場合は家電をあまり使わないようにするか、容量の大きな蓄電池を購入してください。
また蓄電池のメーカーが表示している容量いっぱいに蓄電して、機器につなぐと大きな過不足が生じる恐れがあります。
過不足が生じると蓄電池の種類によっては劣化が早くなり、すぐに交換しなければならなくなる可能性も出てくるので、接続する機器の合計消費電力が定格出力の80%以下になるようにしましょう。
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公開日:2019/11/11 | カテゴリ:蓄電池の運用と保守に関して