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【プロが解説】2025年、蓄電池は本当に安くなる?価格を予測

公開日:2020/05/07 | | カテゴリ:ニュース

「もう少し待てば、蓄電池はもっと安くなるんじゃないか?」

太陽光発電の導入や電気代高騰への対策として蓄電池を検討している方の多くが、このように考えています。確かに、かつては高価だった蓄電池も、ここ数年で大きく価格が下がってきました。

しかし、もしあなたが「さらなる値下がり」を期待して導入を先延ばしにしているなら、その判断はかえって損をしてしまうかもしれません。

結論からお伝えすると、さまざまな要因から家庭用蓄電池の価格はすでに底値を迎えており、今後はむしろ高騰する可能性すらあります。

この記事では、なぜ「今が買い時」と言えるのか、その根拠となる価格推移の事実と今後の見通しを詳しく解説します。さらに、導入費用を少しでも抑えるための具体的な方法や、後悔しないための業者選びのポイントまで、専門的な視点から網羅的にお伝えします。

この記事を読み終える頃には、「待つべきか、今買うべきか」という迷いがなくなり、あなたの家庭にとって最適な決断ができるはずです。

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結論:蓄電池の価格下落は終了。「買い時」は今である3つの理由

かつては下落傾向にあった蓄電池の価格ですが、その流れは終わりを迎えました。むしろ、今後は価格が上がっていく可能性も否定できません。

「待っていれば安くなる」という期待は一度リセットし、「今」が最もおトクに導入できるタイミングである理由を3つのポイントから解説します。

  1. 原材料の価格が高騰しているから
  2. 国の補助金がいつ打ち切られてもおかしくないから
  3. 電気代の高騰と災害リスクは待ってくれないから

それぞれ詳しく見ていきましょう。

理由1:主要な原材料(リチウム)の価格が高騰している

家庭用蓄電池の主流であるリチウムイオン電池。その名の通り「リチウム」というレアメタルが不可欠ですが、このリチウムの価格が世界的に高騰しています。

最大の要因は、電気自動車(EV)の急速な普及です。EVにも大容量のリチウムイオン電池が搭載されるため、世界中でリチウムの争奪戦が起こっているのです。実際、リチウムの価格はわずか1年で2倍以上に高騰した例もあります。

  • 世界的なEVシフトによる需要急増
  • リチウムやコバルトといったレアメタルの供給不安(産出国の政情不安など)

メーカーの企業努力だけでは吸収しきれないほどの原材料コストの上昇は、製品価格に反映されざるを得ません。技術革新によるコストダウンよりも、原材料の高騰ペースが上回っているのが現状です。

理由2:国の補助金が縮小・撤廃される可能性がある

蓄電池の普及を後押ししてきたのが、国や自治体の補助金制度です。しかし、この制度も未来永劫続くわけではありません。

かつて太陽光発電の補助金が、普及と共に段階的に減額され、最終的に終了した歴史を思い出してください。蓄電池の補助金も同じ道をたどる可能性が高いと見られています。

実際に、過去には最大100万円規模だった補助金も、近年では大幅に減額されており、いつ撤廃されてもおかしくないという噂も絶えません。補助金が利用できる今のうちに導入することが、結果的に総支払額を抑える賢い選択と言えるでしょう。

理由3:電気代の高騰と災害リスクは待ってくれない

「本体価格が安くなるまで待つ」という選択は、その間にも払い続ける「高い電気代」や「災害への備えがないリスク」を見過ごすことになります。

  • 電気代の節約機会の損失: 電気料金は高騰を続けています。蓄電池の導入を1年先延ばしにすれば、その1年間で得られたはずの電気代削減メリット(年間約14.8万円の節約シミュレーションも)を失うことになります。
  • 災害への備え: 日本では、地震や台風による大規模な停電が年々増加しています。停電は、いつどこで発生するか予測できません。災害は、私たちが「蓄電池が安くなるまで」待ってはくれないのです。

価格が下がるか不透明な未来を待つよりも、確実に得られる経済的メリットと、お金には代えがたい「安心」を一日でも早く手に入れることの価値を、ぜひ一度考えてみてください。

蓄電池の価格はこれまでどう動いてきたのか?【過去〜現在】

「今が買い時」という主張を裏付けるために、蓄電池の価格がこれまでどのように推移してきたのか、具体的なデータと共に振り返ってみましょう。

過去:国の後押しもあり、価格は大きく下落

2010年代、蓄電池の価格は目覚ましい勢いで下がりました。

その大きな要因が、国が設定した目標価格です。国は補助金の条件として「1kWhあたり〇〇円以下」という目標価格を掲げ、メーカーはその価格をクリアするために技術革新や量産化を進めました。

国の目標価格(耐用年数10年)の推移
  • 2016年度:20万円/kWh
  • 2017年度:15万円/kWh
  • 2020年度:6万円/kWh

この結果、例えば2008年から2018年の10年間で、リチウムイオン蓄電池の価格はおよそ半分にまで下がりました。かつては370万円もした12kWhの大容量機種が、現在では115万円程度で手に入る例もあるほどです。

この「価格が下がり続けた」という過去の経験が、「まだ安くなるはずだ」という期待感につながっているのです。

現在(2025年):価格は下げ止まり「110万円〜260万円」が相場

しかし、その下落トレンドは終わりを迎えました。2025年現在、家庭用蓄電池の価格は下げ止まり、安定期に入っています。

工事費を含めた導入費用の総額は、110万円~260万円が一般的な価格帯です。その中でも、多くの方が選ぶ売れ筋の価格帯は180万円~200万円となっています。

家族構成の目安 蓄電池容量 導入費用の相場(工事費込み)
2~3人暮らし 5kWh前後 100万円 ~ 150万円
4人家族 7kWh前後 150万円 ~ 200万円
2世帯・大家族 10kWh以上 200万円 ~ 260万円

※上記は太陽光発電を設置済みの場合の目安です。太陽光発電と同時設置の場合は、さらに割安になる傾向があります。

このように、蓄電池の価格はもはや「高嶺の花」ではなく、現実的な選択肢となる価格まで下がってきました。そして、前述の通り原材料費の高騰などから、これ以上の大幅な価格下落は期待できない状況、つまり価格が下がりきった状態にあると言えるのです。

蓄電池を導入する2大メリット【元は取れるのか?】

100万円以上の大きな買い物ですから、「本当に元が取れるのか?」と不安に思うのは当然です。蓄電池を導入することで得られるメリットは、大きく「経済的なメリット」と「防災・安心のメリット」の2つに分けられます。

経済的メリット:太陽光発電との連携で電気代を大幅削減

蓄電池の最大の経済的メリットは、太陽光発電と組み合わせることで発揮されます

  • 昼間: 太陽光で発電した電気を使う。余った電気は蓄電池に充電。
  • 夜間: 蓄電池に貯めた電気を使う。
  • 結果: 電力会社から電気を買う量を極限まで減らせる(電気の自給自足)。

自家発電した電気は当然無料であり、昨今の電気代高騰の影響を受けません。あるシミュレーションでは、太陽光発電と蓄電池を併用することで年間約14万8千円の電気代が節約でき、約7年半で導入費用を回収できるという結果も出ています。

また、太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)が満了した方(卒FIT)にとっては、蓄電池の重要性はさらに高まります。売電単価が大幅に下がってしまうため、「売る」よりも「蓄電池に貯めて自家消費する」方が圧倒的にお得になるからです。

防災・安心のメリット:停電時でも普段通りの生活を

このメリットは、お金には換えがたい価値があります。

地震や台風で大規模な停電が発生しても、蓄電池があれば非常用電源としてご家庭の電力をバックアップしてくれます。

  • 真夏や真冬でもエアコンが使える
  • 冷蔵庫の中の食料を無駄にしない
  • テレビやスマートフォンで情報を得られる
  • 夜間でも照明が使えて安心

特に太陽光発電と連携していれば、停電が長引いても昼間に発電して繰り返し充電できるため、電気の心配がほぼなくなります。千葉の大規模停電の被災者アンケートでは、停電時に最も困ったこととして「冷蔵庫が使えないこと」が挙げられました。

蓄電池は、万が一の際に家族の命と生活を守るための、重要なライフラインとなるのです。

蓄電池の導入で損をしてしまう可能性のあるケース

多くのメリットがある一方、すべてのご家庭で蓄電池がお得になるとは限りません。以下のようなケースでは、導入費用に見合った効果が得られず、損をしてしまう可能性があります。

  1. 太陽光発電を設置していない
    蓄電池は電気を「作る」ことはできません。太陽光発電がない場合、深夜の安い電力を買って貯めることになりますが、節約効果は太陽光併用時に比べて限定的です。経済的メリットを最大化するには太陽光発電との連携が不可欠です。
  2. 家庭での電力使用量が極端に少ない
    日頃からあまり電気を使わないご家庭の場合、蓄電池に貯めた電気を使いきれず、費用対効果が低くなってしまいます。ご家庭の電気使用量に合った適切な容量を選ぶことが重要です。
  3. 相場よりはるかに高い価格で契約してしまった
    これが最も注意すべきケースです。知識がないまま訪問販売などで契約してしまい、相場より数十万円も高い価格で設置してしまうと、元を取るのは非常に難しくなります。複数の業者から見積もりを取り、価格を比較することが絶対に必要です。

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蓄電池の導入費用を賢く抑える5つの方法

「今が買い時なのはわかった。でも、やっぱり少しでも安く買いたい!」というのが本音でしょう。ここでは、蓄電池の導入費用を賢く抑えるための5つの具体的な方法をご紹介します。

1. 太陽光発電と同時に設置する

まだ太陽光発電を設置していないなら、蓄電池と同時に設置するのが最もお得です。設置工事を一度にまとめられるため、工事費用や人件費を大幅に削減できます。別々に設置するよりも数十万円安くなるケースも珍しくありません。

2. 必ず複数の販売店から見積もりを取る

蓄電池の価格は、販売店によって大きく異なります。必ず3社程度の業者から相見積もりを取り、価格やサービス内容を比較検討しましょう。1社だけの話を聞いて決めるのは非常に危険です。特に、突然訪問してくる営業マンの話を鵜呑みにするのは避けましょう。

3. 自社施工の工事会社に依頼する

販売店の中には、販売だけを行い、工事は下請け業者に丸投げしている会社もあります。この場合、中間マージンが発生するため価格が高くなりがちです。

一方で、営業から工事までを一貫して自社で行う「自社施工」の会社は、余計なコストがかからないため、価格を抑えられる傾向にあります。また、工事に対する責任感も強く、品質面でも安心です。

4. 自宅に合った適切な容量の蓄電池を選ぶ

大は小を兼ねると言いますが、必要以上に大容量の蓄電池は高価なだけで宝の持ち腐れになります。家族の人数やライフスタイル、1日の電気使用量、停電時に使いたい家電などを考慮し、ご家庭に最適なスペック・容量の機種を選ぶことが、コストを抑える上で非常に重要です。

5. 国や自治体の補助金を最大限に活用する

利用できる補助金は、絶対に活用しましょう。補助金制度は年度ごとに予算や条件が変わるため、常に最新の情報をチェックする必要があります。

  • 国の補助金: 最新の公募情報を確認しましょう。
  • 自治体の補助金: お住まいの市区町村のホームページを確認してください。自治体によっては、国よりも手厚い補助金(上限100万円など)を用意している場合があります。

補助金の申請は手続きが複雑な場合も多いですが、信頼できる販売店であれば申請サポートも行ってくれるはずです。

失敗しないために!信頼できる販売店・業者の選び方

蓄電池は、設置したら10年、15年と長く付き合っていく製品です。だからこそ、価格だけでなく、安心して任せられる業者を選ぶことが何よりも重要になります。

以下の5つのポイントを必ずチェックしてください。

  1. 価格は適正か?
    安すぎるのも問題ですが、相場からかけ離れた高額な見積もりを出す業者は論外です。相見積もりで適正価格を見極めましょう。
  2. 工事品質は高いか?
    メーカーの施工ID(認定資格)を持っているか、過去の施工実績は豊富かなどを確認しましょう。ずさんな工事は、機器の故障や性能低下の原因になります。
  3. 保証内容は充実しているか?
    機器本体のメーカー保証に加え、工事に対する「工事保証」や、台風や落雷など自然災害による故障に対応する「自然災害補償」が付いているかを確認しましょう。特に屋外設置の場合、自然災害補償は必須です。
  4. アフターサービスは万全か?
    設置後の定期点検や、万が一のトラブルの際に迅速に対応してくれる体制が整っているか。長く付き合えるパートナーとして信頼できる会社を選びましょう。
  5. 担当者の対応は誠実か?
    メリットばかりを強調し、デメリットやリスクを説明しない担当者は信用できません。あなたの家の状況をしっかりヒアリングし、最適なプランを親身に提案してくれる誠実な担当者を見つけることが成功のカギです。

まとめ:蓄電池の導入は、未来への賢い投資です

この記事では、「蓄電池は今後安くなるのか?」という疑問に対し、価格がすでに下がりきっており「今が買い時」であるという結論とその理由を解説してきました。

この記事のポイント
  • 過去: 国の政策もあり、蓄電池の価格は大幅に下落した。
  • 現在: 価格は下げ止まり、110万円〜260万円が相場。
  • 未来: 原材料の高騰や補助金の縮小により、これ以上の値下がりは期待できず、むしろ値上がりの可能性も。

「もう少し待とう」と考えている間にも、電気代はかさみ、災害のリスクはなくなりません。価格が下がるという不確かな未来を待つよりも、電気代の削減と災害への備えという確実なメリットを、補助金が利用できる今のうちに手に入れる方が、はるかに賢明な選択と言えるでしょう。

もちろん、決して安い買い物ではありません。だからこそ、複数の信頼できる業者から話を聞き、ご家庭に最適なプランをじっくり比較検討することが重要です。

まずは専門業者に無料で見積もりを依頼し、あなたの家の場合、どれくらいの費用で設置でき、どれほどの経済効果が見込めるのかを具体的に把握することから始めてみてはいかがでしょうか。

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監修

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エコ発事務局 太陽光アドバイザー

曽山

『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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