
CONNEXX SYSTEMS株式会社は、リチウムイオン電池と水系電池を特許技術で接合したバインド電池を手掛けています。電気エネルギー貯蔵システムの開発・製造、 インテグレーションをワンストップで行います。
CONNEXX SYSTEMS蓄電池の製品情報
CONNEXX SYSTEMSの蓄電システム
バインド電池TMとは?

Bind BatteryTM(以下、バインド電池TM)は、リチウムイオン電池と鉛電池などの水系電池とを当社独自の 「仮想電池方式」(特許番号: 5373999)により接続したシステムです。リチウムイオン電池をベースにしながらも、従来のリチウムイオン蓄電システムとは全く異なる安全メカニズムを有し、鉛電池と同様にフロート充電など連続充電を可能にした、新しい蓄電池です。

バインド電池TMの特長.安全
リチウムイオン電池はエネルギー密度が高くサイクル寿命が長いという 利点がある反面、安全限界電圧を超えて充電すると発熱・発火等の危険性が あるという欠点があり、充電においては極めて高い精度(数十 mVのレベル) での電圧制御が必要となります。一方鉛電池は原理的にエネルギーを溜め にくい性質であり、充電の際にリチウムイオン電池のような高精度な制御は必要ありません。
バインド電池TMはリチウムイオン電池と鉛電池とが並列に接続されて おり、リチウムイオン電池で過充電状態が発生し余分なエネルギーが生じた際には鉛電池がその余分なエネルギーを吸収するため、リチウムイオン電池を危険な状態から保護します。

次のグラフはリチウムイオン電池、バインド電池TMそれぞれに対し 強制的に過充電試験を行った際の実験データです。 リチウムイオン電池単体では、充電中電圧が上昇し続け5サイクルで危険電圧に達したのに対し、バインド電池TMは電圧が一定値以上上がらず、休止の間電圧が元に戻り過充電状態が解消されたことがわかります。このようにバインド電池TMでは鉛電池がリチウムイオン電池の過充電状態を防ぐため、構造的に安全性の高い電池であると言えます。

バインド電池TMの特長.低コスト
一般にリチウムイオン電池のセルコストは鉛電池の4倍~5倍程度と言われています。また充電器などの周辺機器もリチウムイオン電池は高精度な制御を要するため鉛電池よりも高価になります。 バインド電池TMは、高価なリチウムイオン電池と、より安価な鉛電池を組み合わせているため、リチウムイオン電池と比較して電池自体のコストが下がることはもちろん、充電時の制御が簡素になることから周辺機器のコストも下がります。よって、バインド電池TMはリチウムイオン電池よりもシステム全体のコストパフォーマンスが高いと言えるのです。
バインド電池TMの特長.高サイクル寿命
一般にリチウムイオン電池はJIS試験におけるサイクル使用数が500回?4,000回程度なのに対し、鉛電池は深い放電を繰り返すと数十回程度のサイクル使用しかできません。※ディープサイクル用の鉛電池を除く。 バインド電池TMは、リチウムイオン電池の平均電圧が鉛電池の平均電圧よりも高くなるよう設計されているため、サイクル使用時にはリチウムイオン電池から放電し、低温時や非常時に限り鉛電池から放電されます。そのため、バインド電池TMはリチウムイオン電池のサイクル性能の良さを有効に活用した、長寿命な蓄電システムと言えるのです。

バインド電池TMの特長.低温性能
バインド電池TMは、通常リチウムイオン電池が動作しにくい氷点下でも充放電が可能です。 以下の図-(d)に示す通り、リチウムイオン電池単体ではほとんど放電しないマイナス20℃(一部のリチウムイオン電池を除く)でも、バインド電池TMでは鉛電池から放電していることがわかります。
企業情報
会社名 | CONNEXX SYSTEMS 株式会社 |
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代表者 | 塚本 壽 |
所在地 | 〒619-0294 京都府相楽郡精華町精華台七丁目5番地1 けいはんなオープンイノベーションセンター |
従業員数 | 37名(2017年11月現在) |
営業所数 | |
資本金 | 100,000,000円 |
事業内容 | 次世代型発蓄電システムの開発、製造、販売、企画設計、システム・インテグレーション |
