蓄電池業界も新型コロナ対策!マスクや人工呼吸器生産に着手!
公開日:2020/04/22 | 最終更新日:2020/05/07 | カテゴリ:ニュース

4月現在も相変わらず感染が広がり続けている新型コロナウイルス(COVID-19)ですが、2019年12月に中国で人への感染が確認されて以降、たったの4ヶ月で世界の感染者数が250万人を超え、死者数は17万人を超えるというとてつもない猛威を振るっています。
経済が滞り、80年前の世界恐慌以来の不況が目の前まで迫っているこの状況ではありますが、やはり一番大事なのは自分の命…入院可能な病床数が80%以上を超えている都府県がすでに6つもあり、日本においても医療崩壊が目と鼻の先までやってきています。
病床数を増やす取り組みは、県ごとが主体となってビジネスホテルなどを借りるなどして、人工呼吸器などを必要とする重篤患者以外をそちらに移す、自覚症状のない健康保菌者の隔離目的に使うなど、少しずつではありますが、対策は進んできています。
ただ、世界での死者数が17万人を超えるほど出てしまった要因としては、医療用マスク、また肺炎患者に必要な人工呼吸器の不足などモノ不足が主要なものとなっていることは否めません。
人工呼吸器を使えない状況で新型コロナウイルスに掛かり肺炎を患ってしまえば、死ぬしかないとまで言われています。
こういった状況から、日本の蓄電池業界も医療用商品の生産に着手し始めたようです。
シャープやパナソニックがマスクの生産販売を開始!

蓄電池業界に参入しているシャープが政府からの要請を受け、三重工場でマスク生産を決め、その後一ヶ月足らずで生産を開始したことが話題を呼びました。
もともとこの工場では液晶ディスプレイやモジュール関連の生産を行っており、その中のクリーンルームという場所を使ってマスクを生産しているようです。先日4月21日(火)に初めて個人向けにマスクを販売したところ、アクセス過多によりIoTシステムにも影響を及ぼしてしまい、一旦は販売中止となったようですが、再会後は毎日朝10時に購入可能となることを明記しており、マスク不足の解消に一役買っています。
また、この三重県にあるシャープの工場は第3工場の壁面に出力180KWの効率向上追求型の太陽光発電システムを導入しており、マスク生産の電力の一端を担っています。
新型コロナの影響でアメリカのテスラ社と共同運営している電気自動車向けのバッテリー工場の操業を停止しているパナソニックもシャープ同様にマスク生産に乗り出し、自社生産工場である岡山県にて、5月中を目処に順次開始していくとのこと。
ただ、シャープとは違い自社従業員向けのマスクのみの生産となっています。
パナソニックではマスクとは別に事業活動などで備蓄している、医療用手袋、ゴーグル、防塵服、N95マスク、ゴム手袋などの医療用に転用可能な物資を寄付することを決めており、日本で蓄電池の販売を行っているシャープやパナソニックが社会的貢献の先駆けとなる取り組みをしているところを見ると、こういう会社から蓄電池を購入したいという気持ちになりますよね。
米のテスラ社では人工呼吸器の生産を開始!

蓄電池業界においてのテスラ社と言えば、価格破壊とまで呼ばれた「パワーウォール」の販売が有名ですが、なんと生産を一時止めているEV向けの工場で人工呼吸器の製造を開始しています。
試作段階ではあるものの、リチウムイオン電池やポンプ、コンプレッサーなどすべてテスラ車で用いるものを使用しており、実際に医療現場に用いるためには承認を得る必要があるものの、これが実用化すれば世界の死者数を激減させることも可能となり、事実上蓄電池業界が人の命を救うと言っても過言ではありません。
自動車業界関連で言えば、日本での生産ラインを止めているトヨタ自動車も、新型コロナウイルスに対応している医療従事者向けにフェースシールドやマスク、人工呼吸器などを生産し提供することを発表しています。
まとめ
このように、新型コロナウイルスの影響で販売の落ちている蓄電池業界ですが、それに関連する会社が率先して社会的役割を果たすための努力を行っています。
太陽光発電システムや蓄電池をこのご時期に導入するとなるとなかなか億劫かもしれませんが、導入するとなった場合にはシャープやパナソニック、EV車がほしいとなったらトヨタ車、海外の蓄電池ならテスラ社のもの…などを利用したいと思いますよね。
もちろん、蓄電池の性能においても価格においても、現時点ではトップクラスのものです。エコ蓄電池でも様々な蓄電池の紹介を行ってきましたが、性能の差や良し悪しなどの判断は一般家庭に導入される場合は難しいとは思います。
一つ言えるのは、売上うんぬんの前に世界的な影響下にあるこういった状況で、話題になりやすい社会貢献を率先して行うことが出来る企業が作る商品に粗悪なものはありえないということ。蓄電池も例外ではありませんよ。
監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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