【スマートソーラー】蓄電池の販売は強気の1種類のみ!大容量ながら低価格を実現させたその驚くべき実態に迫る!
公開日:2021/09/24 | | カテゴリ:各メーカーごとの蓄電池に関して

標準工事費も合わせたメーカー直販が特徴的なスマートソーラー。
独自の販売網・営業体制を使って蓄電池システムを展開しているスマートソーラーの蓄電池の紹介です。
- スマートソーラーは、京セラ出身の社長が立ち上げた日本の会社で、 住宅用蓄電池はメーカー直販による販売方法に会社としての独自性がある。
- 独自の直接販売によって、施工費まで明確に提示(標準施工)
- 2024年2月時点で販売している蓄電システムは「スマート蓄電-T」のみ。ハイブリッド型で11.5kWhの大容量で全負荷型200V対応・AI制御運転が特長
- 12,000回以上のサイクル回数の高耐久蓄電池を採用し、安心感が高い
スマートソーラーという会社
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(出典: スマートソーラー株式会社「スマートソーラー・HP」)
スマートソーラーは、2007年に創立された日本の太陽光発電・蓄電池関連事業を展開する会社です。
社長は現在の京セラ出身で、太陽光発電の技術開発や用途開発に携わってきた経験を活かして、独立した会社です。
創立以来の沿革としては、公共用太陽光発電を主に手がけて事業を拡大してきました。
そのため住宅用としては耳馴染みの少ないイメージがありますが、全国各地に点在するメガソーラーの竣工を行って実績としては十分な会社です。
そして住宅用太陽光発電システムの販売実績については、2007年より年間1,000システム以上の販売実績があり、全国累計で6700棟、設備容量で27MW以上の実績があります。
現在は、大規模~中小規模太陽光発電所のデベロッパー事業・EPC事業・IPP事業・O&M事業に加えて、住宅用蓄電池の開発・販売も行っています。
また住宅用蓄電池においては、直接販売を展開しており独自の営業方法を展開しています。
それでは、早速スマートソーラーの住宅用蓄電池の特長をみていきましょう。
スマートソーラーの蓄電池システムの特長
2024年2月時点では、スマートソーラーの蓄電池システムは1種類のみです。
ハイブリッド型・全負荷型蓄電池である「スマート蓄電-T」(11.5kWh)で、2021年夏ごろに出荷された製品です。
ホームページ上では、ストレージ・システム(単機能型)である「スマート蓄電-S」(11.8kWh)の記載がありますが、新規での申込は終了しています。
※2021年9月 / スマートソーラー カスタマーサポートセンター確認
それでは、スマート蓄電-Tの特長をみていきましょう。
スマート蓄電-T(11.5kWh)
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(出典: スマートソーラー株式会社「スマートソーラー・HP」)
スマート蓄電-T(ハイブリッドシステム-T)は、ハイブリッド型・全負荷対応可能な蓄電システムです。
特長
スマート蓄電-Tの特長は3つです。
- 独自の直接販売によって、施工費まで明確に提示(標準施工)
- 11.5kWhの大容量で全負荷型200V対応・AI制御運転
- 12,000回以上のサイクル回数の高耐久蓄電池
■独自の直接販売によって、施工費まで明確に提示(標準施工)
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(出典: スマートソーラー株式会社「スマートソーラー・HP」)
スマートソーラーは直接販売を行い、標準施工費込みで価格を明示。
蓄電池に限らず住宅設備機器は、卸問屋などを通して施工店にいく仕組みになっています。
通常は、この卸問屋といった業者が介入することで現場調整や、各種申請などを行う重要な役割を果たしています。
スマートソーラーは、自社で営業体制を整えて販売を行うことで、標準施工費まで明示することができます。
もちろん現場の状況やオプションなどによって価格は変動しますが、最終的な見積価格が分かりにくいというデメリットを解消しました。
また、メーカー直販方式により1kWhの業界平均単価の約3分の1以下となっています。
(出典:スマートソーラー・ハイブリッドシステム-T・カタログ記載)
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(出典: スマートソーラー株式会社「スマートソーラー・HP」)
住宅用蓄電池としては11.5kWh(初期実効容量:9.5kWh)で、大容量の部類に入ります。
11.5kWhと言えば、平均的な1日で使う電力の1日分~半日以上をまかなうことができます。
この大容量蓄電池のメリットを最大限活かすべく、全負荷型で200V出力に対応しています。
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(出典: スマートソーラー株式会社「スマートソーラー・カタログ」)
全負荷型とは、停電した際に家じゅうの家電機器がいつも通り使うことができる、バックアップのことを言います。
また200V出力が可能であることから、IHやエコキュート、200Vで動くエアコンも稼働させることができます。
電力消費が激しいので、使用するか否かは残容量によって判断が必要ですが、稼働できる点はメリットです。
停電時の自立運転の最大出力は3.0kWとなっており、おおむね気を付けながらであれば停電時もそこまで不自由なく電気を使うことができます。
なお、連携運転時(通常時)は、太陽光発電の出力と合わせて最大5.5kWの出力になります。
そしてスマート蓄電-Tの特長の1つとして、「AIによる制御運転」があります。
スマートソーラー独自のHEMSを設置し、インターネットに接続することでクラウドと連携して蓄電池の充放電を最適化してくれます。
蓄電システムの最適性や、その家庭の使用電力・発電する電力量をAIが学習していきます。
設置された家庭の生活パターンに合わせた消費電力予測をしながら、充電量・放電量を自動で最適化してくれます。
この運転によるメリットは、天候などで左右される経済メリットを最大化してくれることです。
HEMSを設置しない場合でも、通常メニューとして3種類あります。
スマート蓄電-Tの特長は、3つです。
- 太陽光発電の余剰電力を売電優先、深夜電力で蓄電池へ充電する「売電モード」
- 太陽光発電の余剰電力は蓄電池へ充電優先にする「自家消費モード」
- 災害に備えて「災害対策モード」
■12,000回以上のサイクル回数の高耐久蓄電池
スマートソーラーのスマート蓄電-Tは、リン酸鉄リチウムイオン電池を使った高耐久性が魅力です。
想定されている耐久サイクルは、12,000サイクル以上となっており安心の設計です。
試験自体は、実際に使用する電流値は通常比150%の高い電流での充放電で実験を行っています。
SIIのサイクル試験数と性能基準でみても、約15年以上の耐久性がある結果が出ており安心感の高い設計であることがわかります。
そして電池設計では独自のスタック構造を採用し、工事費用を抑える工夫をしています。
スタック構造とは、蓄電池の電池部を分解して運搬できる構造のことです。
一般的に10kWhを超えるような大きな蓄電池は、ユニックがあるトラック等で運搬して設置するのが通例です。
しかし、スマートソーラーの蓄電池は分割できる構造の為、工事費が抑えれるメリットがあることと同時に、都心部などのトラックが入りにくい場所でも設置できます。
価格
スマート蓄電-Tの標準施工費込みの価格:オープン価格
保証
スマートソーラーでの保証は以下の通りです。
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(出典: スマートソーラー株式会社「スマートソーラー・カタログ」)
- システム保証:10年(無償)
※蓄電池・PCS・スイッチボックスが対象(スマートAIは1年保証)
※有償での製品保証15年プラン(無償プラン+5年)もあり。蓄電池・PCS・スイッチボックスが対象
※有償プラン:42,000円(税抜)
- 自然災害補償:10年(無償)
※火災・落雷・雪災・風災・落下飛来・衝突・洪水
- 蓄電容量保証:カタログ・HPには記載なし
※12,000サイクルはメーカーの想定期待寿命
監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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