【2025年】太陽光発電の設置費用はいくら?元を取る方法を解説
公開日:2021/10/28 | | カテゴリ:見積もり・価格比較・購入に役立つコンテンツ
「太陽光発電を設置したいけど、設置費用はいくらかかるんだろう?」
「電気代が高騰しているけど、本当に元は取れるの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
国の最新データによれば、2025年時点での住宅用太陽光発電の設置費用は1kWあたり約28.6万円です。
やっぱり高いなと思われたかもしれません。
しかし2025年10月から太陽光発電の導入を強力に後押しする新しい国の支援制度「初期投資支援スキーム」がスタートします。
太陽光発電システムの初期の売電価格を通常より高く設定することで、初期費用の回収を早めることを目的としています。初期の太陽光発電での売電金額が上がることで以前よりも早く、元が取れる仕組みが整います。
この記事では、経済産業省の最新データ(※)を基に太陽光発電の設置費用と実際に費用の元が取れるのかを解説します。
- 【費用】あなたの家に合ったリアルな太陽光発電の設置費用
- 【回収期間】新制度で「太陽光発電で元を取るまでの期間」はどう変わるのか?
- 【節約】設置費用を賢く抑える補助金や業者選びのコツ
太陽光発電の費用に関する不安が解消され、あなたの家庭にとって最適な導入プランがわかります。
(※出典:経済産業省 調達価格等算定委員会 令和7年度以降の調達価格等に関する意見)
【2025年最新】太陽光発電の設置費用相場と内訳
現在の太陽光発電システムの設置の具体的な設置費用の相場金額と内訳を見ていきましょう。
住宅用太陽光発電の費用相場は「1kWあたり28.6万円」
国のデータによると、2024年に新築住宅へ設置された太陽光発電システムの費用は、1kWあたり平均28.6万円でした。国の想定価格(25.5万円/kW)を上回る水準であり、近年の資材価格や人件費の上昇が影響しているいます。
一般的なご家庭(3〜5人家族)では4〜6kWのシステムを導入するケースが多いため、設置費用総額の目安は以下になります。
| システム容量 | 設置費用の総額(目安) | こんなご家庭におすすめ |
|---|---|---|
| 4kW | 約114.4万円 | 3人家族、屋根面積が比較的小さい住宅 |
| 5kW | 約143.0万円 | 4人家族、一般的な戸建て住宅 |
| 6kW | 約171.6万円 | 5人家族以上、オール電化住宅など |
| 10kW | 約286.0万円 | 二世帯住宅、電気使用量が多いご家庭 |
蓄電池をセットで導入する場合
太陽光発電に加えて蓄電池をセットで導入する場合は100万円〜250万円程度の追加費用がかかります。太陽光に加えて蓄電池があれば、夜間や停電時にも昼間に貯めておいた電気を使えるため、より電気代を削減したい方にはセットでの導入がおすすめです。
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費用の主な内訳は?3つの構成要素を解説
太陽光発電の設置費用は大きく分けて以下の3つで構成されています。
- ソーラーパネル(太陽電池モジュール)費 (約50%):
太陽光を受けて電気を作り出す主要な機器です。メーカーや性能(変換効率)、種類によって価格が大きく異なります。 - パワーコンディショナ(パワコン)費 (約15%):
ソーラーパネルが発電した直流電力を、家庭で使える交流電力に変換する装置です。10年〜15年で交換が必要になる消耗品でもあります。 - 設置工事費・その他諸経費 (約35%):
パネルを屋根に取り付けるための架台費用や電気工事費、各種申請手続きの代行費用などが含まれます。屋根の形状や材質によって工事費は変動します。
以前は太陽光発電の設置費用はソーラーパネルの価格が費用の大部分を占めていましたが、技術革新によりパネル価格は大幅に低下しました。一方で近年は工事費やその他機器の費用割合が高まっています。
2025年10月開始!「初期投資支援スキーム」で元が取りやすくなる仕組み
太陽光発電の導入支援として2025年10月から「初期投資支援スキーム」がはじまります。
太陽光発電を設置した家庭や事業者が、より早く初期費用を回収できるよう国が支援する新しい仕組みです。
「2段階の価格設定」で最初の4年間の売電収入が大幅アップ
これまで住宅用太陽光発電の売電価格(FIT価格)は10年間ずっと同じ価格でした。
しかし新制度では、最初の4年間は売電価格を高く設定し、5年目以降は価格を下げるという「2段階の価格設定」が導入されます(※2026年度まで)。
- 旧制度(2025年4月〜9月認定): 10年間:15円/kWh
- 新制度(2025年10月〜認定):4年間:24円/kWh
- 初期投資支援期間(1〜4年目):24円/kWh
- 支援期間後(5〜10年目):8.3円/kWh
最も資金が必要な導入初期に多くの売電収入を得られるため、ローン返済の初期負担が軽くなり、今までよりも投資回収の期間の見立てが立てやすくなります。
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なぜ今、国は「太陽光発電」を強力に支援するのか?
国がこの新制度を導入する背景には2050年のカーボンニュートラル達成という大きな目標があります。
特に、住宅や工場の屋根に設置する太陽光発電はには以下のメリットがあり国は導入を支援を加速させています。
- 地域との共生がしやすい(景観問題などが起きにくい)
- 電力系統への負荷が小さい(発電した場所で消費されやすい)
新制度で5kWの太陽光発電の投資回収期間はどれくらい?
では実際に新制度を利用すると、収益はどう変わるのでしょうか。ここでは一般的な5kWの容量の太陽光発電システムを設置した場合の簡易シミュレーションを見てみましょう。
- 設置容量:5kW
- 設置費用:143万円
- 年間発電量:5,500kWh
- 自家消費率:30%(1,650kWh)
- 売電率:70%(3,850kWh)
- 自家消費による電気代削減効果:27.45円/kWh(国の試算データ)
| 項目 | 現行制度(10年間固定) | 新制度(階段型) |
|---|---|---|
| 自家消費メリット(年間) | 45,292円 | 45,292円 |
| 売電収入(1〜4年目・年間) | (例)61,600円(@15円) | 92,400円(@24円) |
| 売電収入(5〜10年目・年間) | (例)61,600円(@15円) | 42,350円(@11円) |
| 10年間のトータル収益 | 約107万円 | 約113万円 |
| 投資回収期間(目安) | 約13.3年 | 約12.6年 |
電力会社から電気を買わずに済むことによる経済的価値は1kWhあたり27.45円とされています。これは、新制度の初期売電価格(約24円/kWh)よりも高い金額です。
「発電した電気は、売るよりも自分で消費したほうがお得」です。日中に発電した電気を蓄電池に貯めて夜間に使うことが太陽光発電の設置費用を回収するためのポイントです。
太陽光発電の設置費用を賢く抑える4つの方法
少しでも初期費用を抑えてお得に太陽光発電を導入するために誰でも実践できる4つの方法をご紹介します。
1.国や地方自治体の補助金を活用する
太陽光発電システムの導入には、国やお住まいの自治体から補助金が支給される場合があります。
- 国の補助金: 蓄電池やV2H(電気自動車への充放電設備)など、太陽光発電と連携する省エネ設備を対象とした補助金があります。
- 自治体の補助金: 都道府県や市区町村が独自に実施しています。東京都のように手厚い補助金制度を用意している自治体もあります。
補助金は予算が上限に達すると終了してしまうため、導入を決めたらすぐに情報をチェックし、早めに申請することが重要です。
2.複数の施工業者から相見積もりを取る
太陽光発電の設置費用は依頼する施工業者によって大きく異なります。必ず3社以上の業者から見積もり(相見積もり)を取り、価格やサービス内容を比較検討しましょう。
相見積もりを取ることで以下のメリットがあります。
- 地域の費用相場が分かる
- 価格交渉の材料になる
- 悪質な業者を見抜ける
一括見積もりサイトを利用すれば一度の入力だけで複数の優良業者から見積もりを取り寄せられるため、手間をかけずに比較検討が可能です。
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3. 太陽光発電用のソーラーローンを活用する
初期費用を一括で支払うのが難しい場合は「ソーラーローン」の利用がおすすめです。
ソーラーローンは、通常のローンよりも金利が低く設定されていることが多く、月々の電気代削減分を返済に充てることで家計への負担を抑えながら導入できます。
4.【初期費用0円】リースやPPAモデルを検討する
「どうしても初期費用はかけたくない」という方には、初期費用が0円で始められるサービスもあります。
- リース: リース会社が所有する太陽光発電システムを、月々のリース料金を支払って利用する方式です。発電した電気は自由に使えます。
- PPA(電力販売契約): PPA事業者が屋根を借りて太陽光発電システムを無償で設置し、発電した電気を住宅所有者が購入する契約です。
これらのモデルは、初期費用がかからない手軽さが魅力ですが、契約期間中はシステムの所有権が自分になく契約満了後の扱いに条件があるなど注意点があります。ライフプランに合わせて慎重に検討しましょう。
導入前に知っておきたい注意点とQ&A
太陽光発電はメリットの大きいシステムですが、導入後に後悔しないために、知っておくべき注意点もあります。
Q1.メンテナンス費用はどれくらいかかる?
A1. 定期的なメンテナンスが必要です。主な費用は以下の通りです。
- 定期点検: 4年に1回程度、2〜3万円が目安です。
- パワーコンディショナの交換: 10〜15年で寿命を迎えることが多く、交換費用として20〜30万円程度かかります。
国のデータでは、実際の運転維持費は想定よりも低く抑えられている傾向にありますが、これらの費用も長期的な収支計画に含めておくことが重要です。
Q2. 天気が悪い日や夜は電気が使えないの?
A2. 太陽光発電は、太陽光がなければ発電できません。曇りや雨の日は発電量が減り、夜間は発電しません。
通常は電力会社の送電網と繋がっており、発電量が足りない分は電力会社から電気を購入します。蓄電池を設置すれば、昼間に発電して余った電気を貯めておき、夜間や天気の悪い日に使うことができます。
Q3. どんな業者を選べばいい?
A3.業者選びは太陽光発電の設置に違いが出る重要なポイントです。以下の点を確認しましょう。
- 豊富な施工実績があるか
- 長期的な保証やアフターサービスが充実しているか
- シミュレーションの根拠を丁寧に説明してくれるか
- 見積もりの内訳が明確で分かりやすいか
価格の安さだけで選ばず、長期間にわたって安心して付き合える、信頼できるパートナーを見つけることが大切です。
曲がる太陽電池ペロブスカイトが日本のエネルギーを変える?
未来の太陽光発電「ペロブスカイト太陽電池」についご紹介します。
現在、国は「ペロブスカイト太陽電池」という次世代型太陽電池の開発を強力に推進しています。これは、薄くて軽く、曲げることもできるという画期的な特徴を持っています。
この技術が実用化されれば、
- 耐荷重の低い工場の屋根
- ビルの壁面
- 車のボディや衣服
など、これまで設置が難しかった場所にも太陽電池を設置できるようになり、日本の再生可能エネルギー導入が飛躍的に進むと期待されています。国内企業も2025年度からの事業化を目指しており、日本発の技術が世界のエネルギー問題解決できる可能性があります。
まとめ:新制度を利用して太陽光発電で賢いエネルギー生活を
2025年最新の太陽光発電の設置費用と、元を取るための新しい制度について解説しました。
- 設置費用の相場は1kWあたり28.6万円
- 2025年10月から「初期投資支援スキーム」が開始され、最初の4年間の売電価格が約24円/kWhにアップ。
- 投資回収が早まり、以前よりも安心して導入できる環境が整う。
- 元を早く取るコツは「自家消費率を高める」こと。発電した電気は売るより使う方がお得(価値換算で27.45円/kWh)。
- 費用を抑えるには「補助金の活用」と「相見積もり」が大事。
電気代の高騰が続き、エネルギーの安定供給への不安が高まる今、太陽光発電は未来の固定費用を抑えるために有効な選択肢です。
国から支援制度がある今のうちに、あなたの家にも太陽光発電で電気代節約をしてみてはいかがでしょうか。
まずは、お住まいの地域で信頼できる業者がどれくらいの費用で設置してくれるのか、一括見積もりサービスなどを利用して、具体的なプランと見積もりを取ることから始めてみましょう。
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監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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