vol2.防災備蓄のプロが語る天災に備える正しい知識【エコ発インタビュー】 - 家庭用・住宅用・産業用蓄電池の価格比較・無料見積もりサイト - エコ発蓄電池

vol2.防災備蓄のプロが語る天災に備える正しい知識【エコ発インタビュー】

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一般社団法人防災備蓄収納プランナー協会は、いついかなる災害時にも対応出来るような防災備蓄の知識や収納技術のスキルを全国各地に普及させるべく認定講座を実施し、防災備蓄収納プランナーの育成を行っています。

当サイトでも複数回に渡って災害発生時の対策として蓄電池の設置をオススメしてきましたが、災害時に困ることは何も電気だけではありません。記事を見てくださっている皆様がより防災の知識を高められるように、今回は防災備蓄のプロである防災備蓄収納プランナー協会の代表理事の長柴美恵氏にお話をお伺いしました。

防災備蓄できていますか?かんたんチェックリスト

防災備蓄協会5

自分の家が防災備蓄が出来ているかどうかを判断出来るチェックリストのようなものはありますでしょうか。

細かく言うとたくさんあるので、簡易的なものを5つほど出してみました。

・1週間ライフラインが止まっても買い出しに行かないで生活出来る
・年に1回以上防災備蓄の見直しをしている
・防災用品に限らず普段使いのものも多めにストックしている
・危険性が回避出来る防災備蓄収納をしている
・避難を要する際の必需品を家族分用意している

この5つですね。

防災備蓄収納と言うと、例えばどういう収納の仕方をすれば良いのでしょうか?

協会のホームページの私のコラムにも書いているのですが、例えばクローゼットの戸が折れ戸の場合、地震などで中が崩れてしまうと、戸に引っかかってしまう場合があります。こうなると戸が開かなくなります。避難袋などをクローゼットに入れておいた場合、いざ避難が必要な時に持ち出し袋が持ち出せないまま避難を余儀なくされてしまいます。なので中のものも崩れ落ちてこないような対策をしなければなりません。

こういういざという時に探さなくていいような管理の仕方をお教えするのはもちろんですが、一度やったら大丈夫と思ってしまう方もいらっしゃいますが、そうではなく、自分の子供や孫の代まで永遠に続くようなそんな防災備蓄や管理の仕方を全部お話して、そこまでやってこそ対策と言えるのです。

ありがとうございます!大変勉強になります。

今すぐ出来る災害対策7選

防災備蓄協会5

今すぐ出来る災害対策としては何かありますでしょうか?

こちらは7つほど出してみました。

・床置きしているものの排除
・家具の上に積み上げているものの排除
・家具の移動や転倒の防止対策
・食料や消耗品を多めにストックしておく
・簡易トイレを自分の1日の回数分×家族の人数分×1週間以上を用意
・水3リットル×家族分の人数×1週間以上を用意
・家にあるものの見直し

簡易トイレや水はそんなに多くの数が必要でしょうか。

トイレの1日の平均回数は5回~8回だと言われているんですが、自分の回数を正確に知っておかないといけません。平均回数が5回だからといって、もし自分が10回行っているとしたら、1週間以上用意していたとしてもその半分の日数しか実際は持たないことになります。なので家族分となると何百個単位での用意が必要ということになりますね。4人家族で一人が1日に8回行く場合の1週間分の簡易トイレの数は224個となります。

それから、水も同様に家族分の7日分以上の備蓄が必要なので、4人家族とすると84リットル。2リットル6本入りのケースが7ケース分です。ちなみに東京都は都外から働きに来ている人が大勢いるので条例でアルバイトも含めた従業員人数の3日分を用意しなければならないというのが定められています。家庭内での備蓄はもちろんですがこういった事業所備蓄も必要になってきます。結構知らない方は多いです。

弊社も備蓄を見直してみます!ありがとうございます。7番目の対策に家にあるものの見直しとありますが、具体的にはどういったことかお教え頂けますでしょうか?

タンスもそうですが、下手に留めるよりも本来は無い方が良いです。『タンスは使っているから』とか『中に物が入っているから』などと言われますが、おじいちゃんおばあちゃんが住んでいるような旧家になってくると、何十年物のタンスが一杯並んでいます。中の物も結構分散していたりして、勿体ないから捨てられないとか貰い物だから捨てられないとかで…。そういうものを見直してるとタンスもそうですが、倒れてくる可能性のあるものが少なくなりますよね。物を大切にすることは大事ですが、命には代えられません。命を守るための防災用スペースも意識して作っていきましょう。

持っているけど全然使わず、しかも防災用のものでもないのに、災害の時に役立つものって結構あるんですよ。お店で防災用と書いてあるものを用意するのが防災備蓄って言うのも少し違っていて、タンスの中身を整理することで防災として使えるものがたくさん出てきたりします。そういうのを全部含めて家の見直しということですね。家の見直しだけでもう一つインタビュー出来るくらいなので一言にまとめましたが、意味合いとしてはこういうことです。捨てられないとか思い出がとかあるかもしれませんが、先ほども申し上げたように命を守ることには代えられないです。

断捨離も大事ってことですね。

停電時に絶対に備えておきたいこと

防災備蓄協会7

令和2年7月豪雨や令和元年房総半島台風など、全国各地で大変な被害に見舞われました。大規模災害においては停電がつきものだと思いますが、停電時に絶対に備えておきたいことを教えて下さい。

今の時代は電気が止まると本当に不自由になります。ほとんどのものが電気で動くので私どもの協会でも、乾電池やソーラー充電器、あとはポータブル電源などを家庭備蓄としてオススメしています。ただ、冷蔵庫やエアコンなどを動かすとなると一般家庭で用意できるようなコンパクトな電源では対応出来ません。最近は太陽光発電などを各自治体で用意されてきましたし、各家庭でも太陽光発電や蓄電池などを備えられたお住まいを拝見することが増えてきました。

そうですね、国や各自治体などが太陽光発電や蓄電池の設置の際に補助金を出してくれるので、以前よりも大幅に増えてきたと思います。

こういう各家庭で大量の電気を発電できるお宅の場合、冷蔵庫やエアコンを何不自由なく使用出来るというのは大変心強いことです。冷蔵庫が使えるだけで乾物ばかりの備蓄ではなくて生鮮食品や冷凍食品も備えることが出来ます。実際に台風15号で千葉県が2週間くらい停電になりましたが、ある一角の太陽光発電と蓄電池を備えられている10軒ほどのお宅は、電気も普通に使えたので何不自由なかったそうです。このような設備がない場合は各家庭で用意出来る停電時の準備というのが必要不可欠となります。

停電時の不便なことや大変なことは一度自分が体験してみないとわからないですもんね。

そうですね。自分が当たり前に使っていたものが使えなくなる不自由感は実際にそうなってみないと本当に気づかないものです。特にエアコンや冷蔵庫を考えたら、住まいで蓄電されているのに越したことがないと本気で私はそう思います。

防災備蓄は百利あって一害なし

防災備蓄協会8

最後の質問です。私にとって防災備蓄は百利あって一害なしと思っていますが、長柴さんにとって”防災備蓄”とはなんでしょうか?

私にとって防災備蓄とは『災害にも強く、明日を生きるために必要不可欠なもの』だと思っています。

トイレットペーパーを持っているとかお野菜が冷蔵庫に入っているなど、防災備蓄はそういう当たり前のことと同じレベルの生活の一つだと私は思っています。防災備蓄というのは食事が満足に取れないことやシャワーを浴びられないなどの精神的なストレスを軽減してくれますし、こういうのがずっと続いていくと未来が不安になって自ら命を絶ってしまう方もいます。そういう意味での明日を生きるため、命を守るためということです。災害で物が不足すれば人はパニックに陥ります。災害ストレスもどんどん大きくなっていきます。逆に言えば物があれば冷静になります。最低限でも生活が出来れば笑うことが出来る。笑えることは人の活力に変わっていき、笑いは人を前向きにしていきます。せっかく助かった命で明日も笑えるように少しでも良いから防災備蓄を始めていってほしいなと思いますね。

プロフィール

防災備蓄収納プランナー協会代表

長柴 美恵

2012年10月、東北応援『チーム整理収納アドバイザー』を設立。仮設住宅にて収納イベントや仮設住居での収納作業など、5年に渡る活動の中で、災害対策と防災備蓄に必要性を感じ、防災備蓄が当り前の日本を目指して、2016年6月一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会を設立。防災備蓄のための収納を構築するプランナーの育成を行っている。
防災備蓄収納プランナー協会▼
https://bichiku-shunou.or.jp/

取材を終えて

一般社団法人防災備蓄収納プランナー協会代表の長柴さんに話を伺ってみて『防災備蓄の大切さを一人でも多くの方に伝えたい』という強い思いを感じました。取材の最後に長柴さんへ「今後、一般社団法人防災備蓄収納プランナー協会をどのような組織にしていきたいですか。」と尋ねたところ『組織がどうこうではなく、防災備蓄が当たり前の日本にしていきたい』そうです。

命を守るために、まずは防災備蓄に関する正しい知識をインプットすることと、それをアウトプットしていくことが本当のインプットだなと思いました。防災備蓄について、一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

公開日:2020/09/01 | カテゴリ:インタビュー

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