変換効率よりも実発電量が大事というのは本当ですか?
変換効率よりも実発電量が大事というのは本当ですか?
はい、本当です
変換効率は、疑似的に太陽光を作り出す【ソーラーシミュレーター】を使って測定されています。光の強度や、温度などの測定条件は世界共通の測定条件(STC)として定められています。その条件ですが、世界共通の基準で測定することを目的としているため、一定の条件でテストされています。
製品の性能を測るうえで基準を統一することは大切ですが、実際に屋根にパネルを設置している時に「一定の条件」ということはありえません。雨も降れば雪も積もります。曇りが続く日もあります。そこで重要となってくるのが「実発電量」です。
パネルの性質による発電量の違いがあり、たとえばCIS・CIGSなどの化合物系パネルは一部分が影におおわれても電圧の低下が少なく、安定して発電することができます。また熱にも強く夏場でも発電量が低下しにくい性質があます。他に太陽光に当たると出力が上がる光照射効果という性質を持っています。
単結晶シリコン系の太陽電池モジュールは、高温になると変換効率が低下してしまいますし化合物系と比べると影にも強くありません。
ただし、発電効率が高く狭いスペースでも大きな発電量を得ることができるという利点があります。
実発電量がどれだけ高くても、変換効率が低い化合物系のパネルは、単位面積当たりの発電量は低くなり、同じ発電量を得ようとするとその分パネルの枚数が必要になります。
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公開日:2024/12/19 | カテゴリ:太陽光発電について