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マキシオンの住宅用太陽光発電システムの実力とは?パネルは40年の長期保証!

公開日:2023/04/25 | 最終更新日:2023/12/21

マキシオンの太陽光パネルは 40年の長期保証!

今回はマキシオン(旧サンパワー)の太陽光発電システムを紹介していきます。

まずは今回の記事の要点を、冒頭でお伝えします。

今回の記事のポイント
  • マキシオンはサンパワーの技術を活かして、単結晶モジュールで変換効率22.6%を実現
  • 曇りや朝・夕方の発電量が高く、年間を通して発電量の確保がしっかりできる
  • バックコンタクト構造の開発により発電効率とともに、優れた耐久性が特徴
  • 保証面が充実しており出力保証・製品保証(モジュール)ともに、おどろきの40年保証!システム機器保証は20年!(架台は25年)

マキシオンという会社

(出典:「Maxeon Solar Technologies」)

マキシオンという会社名は、まだ聞き慣れない方も多いでしょう。

マキシオンはアメリカの太陽光発電システムの会社です。

2020年にアメリカのサンパワーからスピンオフ(分離独立)される形で作られた太陽光発電システムの会社で、正式名称はマキシオン ソーラー テクノロジー(Maxeon Solar Technologies)と言います。

旧サンパワーは、一時期は世界最大の太陽光発電システムのメーカーとして存在しており、累計で13GW以上の太陽光発電システムを販売してきました。

そしてサンパワーの技術も引き継いでおり、従来通りの太陽光モジュールの高い変換効率が製品としての大きなポイントです。

それでは、マキシオンの太陽光モジュールの特徴をみていきましょう。

マキシオンの太陽光モジュールの特長

(出典:「マキシオン」)

マキシオンの太陽光発電システムの特徴は3つ、「高い変換効率」「優れた耐久性」「長期保証」です。

それぞれの内容を深堀していきましょう。

高い変換効率

(出典:「マキシオン・カタログ」)

マキシオンの太陽光モジュールの1つ目の特徴は「モジュールの高い変換効率」です。

変換効率とは、太陽の光エネルギーを電気に変換できる割合を指しますが、平均的な単結晶モジュールの変換効率は約20%となっていますが、平均値より約1割程度高い性能になっています。

変換効率が高いほど、同じ日射量でも高い電力を確保できることになり、経済性の向上につながります。

これらを実現するための技術として「バックコンタクト構造」という技術があります。

サンパワーの技術を引き継いでいるもので、太陽光モジュールの裏面に電極を敷くことで光を受け取る面積を最大化し、発電量を向上させるものです。

バックコンタクト構造は他メーカーでも行なわれている技術ですが、マキシオンは特にこの構造が優れており多くの発電量を確保できます。

また、マキシオンの太陽光モジュールは朝・夕や曇りなどの日射量が少ない時でも多くの発電ができるようになっています。

(出典:「マキシオン・カタログ」)

上図のとおり、従来型に比べて波長の短い紫外線領域から、波長が長い赤外線領域まで幅広い光を取り込むことができる構造です。

これによって1日の発電量を最大化させ、曇りの日など日射量が少ないときでも発電量の低下を最小限にできます。

優れた耐久性

(出典:「マキシオン・カタログ」)

2つ目の特徴は「優れた耐久性」です。

太陽光発電システムは住宅と同様、一度設置したら何十年と設置したままですよね。

また1年中、直射日光・風雨にさらされることから高い耐久性が商品選択でも重要な要素になってきます。

マキシオンはモジュールのセル(発電する箇所の単位)の耐久性、そして経年劣化が抑えられている点が特徴です。

セルの耐久性

(出典:「マキシオン・カタログ」)

上図は、実環境下で耐久試験(約5年)を行ったモジュールを、点検したものです。

一般的な太陽光モジュールの場合、寒暖差などによって内部での割れが発生しているものや、3分の1程度が全く発電していないものなど様々でしたが、マキシオンのモジュールはセルの割れが1箇所で発電量の減少はなかった結果となっています。

温度サイクル試験・高温多湿試験

(出典:「マキシオン・カタログ」)

つづいて、上図は寒暖差を想定した温度サイクル試験、そして高温多湿の過酷な条件を想定した試験結果です。

温度サイクル試験は-40℃から85℃までを1日5サイクル繰り返す試験を行いますが、認証基準としては200サイクルに対し、マキシオンのモジュールは2,500サイクルでも基準である95%以上の出力を保っています。

そして温度85%・湿度82%の環境下での出力を保つような試験となっており、基準は1,000時間で95%以上の出力を保つことです。

マキシオンのモジュールは、約8,000時間経過後も、劣化はほとんど見られない結果となっています。

このように、屋根の上という過酷な環境でも高い耐久性が魅力となっています。

長期保証

(出典:「マキシオン・カタログ」)

3つ目の特徴である「長期保証」についてですが、まずは屋根の上に設置するモジュールの保証について解説していきます。

モジュールの保証は一般的に2つの保証があり、製品自体の保証と発電量の保証です。

モジュール製品保証は40年となっており、業界でも「超」長期保証になっています。

一方、発電量を保証する「出力保証」では、一般的な出力保証が年間▲0.7%という劣化率を想定して25年という保証に対し、マキシオンのモジュールは年間劣化率▲0.25%で40年という保証条件です。

これは業界でも驚くべき保証年数となっており、長期間安心して使える製品です。

(出典:「マキシオン・カタログ」)

そして太陽光発電システムは屋根の上のモジュールだけでなく、家で使える電気に変換させるためのパワーコンディショナーなどの機器とセットで構成されます。

太陽光発電システムではモジュールより、パワーコンディショナーの故障などを心配される方が多いですが、マキシオンはパワーコンディショナーも20年の長期保証を実現しています。

なお自然災害補償にも対応しており、加入の場合は10年の補償となります。

価格

マキシオンの太陽光モジュール、パワコンの価格はカタログなどには掲載されていません。

インターネットの口コミなどを調べると、おおよそkWあたり30万円が相場のようです。(2023年5月 調査時点)

一般的な海外メーカーのシステム価格に比べると、国産メーカー並みの価格となっていますが、長期保証などを考えると決して高すぎることはないのではないでしょうか。

(出典:「経済産業省・令和5年度以降の調達価格等に関する意見」)

なお、経済産業省が発表している資料では、新築で約26万円 / kW、既築で約28万円 / kW となっており、全体平均では約26.7万円 / kWとなっています。

高い耐久性・超長期保証の製品であるが故に、価格重視よりも品質重視の方におすすめの商品と言えます。

蓄電池やHEMSとの連携

(出典:「マキシオン」)

マキシオンでも蓄電池がラインナップされています。

容量は5kWh・10kWh・15kWhとなっており、後から増設も可能です(最大15kWh)。また、長期保証が魅力のマキシオンですが、蓄電池も長期保証になっています。

一般的な蓄電池の保証年数が10~15年の中、マキシオン蓄電池は10年保証です。

日中に在宅が多い方や、家族の人数が多く使用電力量が多いご家庭には、自家消費率を高めて節約につなげるために蓄電池も同時検討がおすすめです。

まとめ

ここまでマキシオンの太陽光発電システムを中心とした製品を紹介してきました。

冒頭で紹介した結論に少し補足を入れて、もう一度みてみましょう。

・マキシオンはサンパワーの特徴を活かして、単結晶モジュールで変換効率22.6%を実現

・曇りや朝・夕方の発電量が高く、年間を通して発電量の確保がしっかりできる

・バックコンタクト構造の開発により発電効率とともに、優れた耐久性が特徴

・保証面が充実しており出力保証・製品保証(モジュール)ともに、おどろきの40年保証!システム機器保証は20年!(架台は25年)

長期保証や高い耐久性を重視される方におすすめの商品と言え、長い視点での経済性などを考えている方は選択肢の1つとして考えてもよいでしょう。

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