産業用太陽光発電システム、雑草処理対策にかかる費用を比較 － 太陽光発電の一括見積もり・価格比較サービス【エコ発】

『太陽光発電システムはメンテナンスフリーだから、導入後は経費がかかりません』という話がよくありますが、全く経費がかからないのかというと、そうではありません。ここでは雑草の処理にかかる費用の比較を行います。

雑草の処理

（出典：サテライト水戸「 「競輪場外車券売場」施設充実のレジャースポット」）

野立てや農地などに太陽光発電システムを設置する場合、雑草を放置しておくと、雑草の影になって太陽光が当たりにくくなり、発電量が低下することがあります。後から対策するとなると思わぬコストがかかってしまう可能性もあります。産業用太陽光発電システムの運営は雑草対策の経費も念頭に置いておくとよいでしょう。

雑草処理の方法はいくつかあります。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

除草（防草）シートを使用する

（出典：京セラソーラーFC佐久平）

除草（防草）シートを施工時に敷いておくと、手間もかからず、比較的コストも抑えることができます。ただ、敷き方が雑だとシートの間から雑草が生えてきたり、粗悪なシートを使うと、シートを破って雑草が生えてくる可能性があります。除草（防草）シートで雑草対策をおこなう場合もモジュールと同様に丁寧な施工が必要です。

価格は使用する商品によって異なり、1㎡あたり400円から2000円程度の費用がかかります。

除草剤を撒く

（出典：レインボー薬品株式会社「 レインボー薬品「ネコソギ」」）

除草剤を撒いて雑草の発生を抑えたり、生えてしまった雑草を枯らす方法もあります。ただ、撒く方法を間違えると他の木を枯らしてしまう可能性もあります。井戸や農地の近くなど、使用には注意が必要です。

こちらの方法は比較的コストがかかりません。1㎡あたり100円～200円程度です。ただし、定期的に撒く必要があります。

砂利を敷く

（出典：有限会社タケイ電器公式サイト「エネルギー事業関連」）

砂利を敷いて雑草の発生を抑える方法です。時間の経過とともに土と混じることもあるため、砂利を追加しなければならない場合もあります。防草シートの上に砂利を敷くことで効果が高まります。

価格は利用する石や工事費用で異なり、1㎡あたり1500円～6000円程度となります。

コンクリートで固める

（出典：電設マルーセイ有限会社「施工事例」）

整地してコンクリートで固めることで雑草を防ぎます。最も確実ですが、最も費用がかかります。また、用地を賃貸借契約している場合は契約終了時にコンクリートを撤去する必要があり、その際にも費用が発生します。設置の費用は1㎡あたり5000円～10000円程度になります。

草を刈る

（出典：福山市公式ホームページ「事例」）

人を雇うコスト、草刈機の使用によるケーブルの切断、石が飛ぶことによるパネル破損のリスク、刈った草の処理など、手間とコストがかかります。

草刈りの費用が1㎡あたり200円～300円。草の処理費用が1㎡あたり200円程度かかります。こちらは草が伸びてくるたびに行う必要があります。

10000円～30000円で市販の芝刈り機を購入して自分で刈るという方法もあるかと思います。労力はかかりますが、コスト抑えることはできます。

産業用太陽光発電システムの雑草処理についてのまとめ

コンクリートを敷くのが一番確実な方法ですが、コストが高いです。除草剤はコストが安いですが、使用方法に注意する必要があります。どの方法にもメリットとデメリットがあります。上記で紹介した雑草対策以外にも、他の草を植えて雑草の繁殖を防ぐ、草が生えにくい土を敷く、防草シートと砂利敷きをあわせる方法など、色々な対策があります。予算とランニングコストを考慮して、どの雑草対策が自分の土地にあっているのかを検討することが重要ですね。

産業用太陽光発電の設置を検討している場合は最初の時点で、こういった問題をクリアーしておくとよいでしょう。設置事例の多い施工業者であれば雑草対策の相談も可能です。設置前の段階でお悩みの方はエコ発までお問い合わせくださいませ。

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