エクソル(XSOL)の太陽光発電システムを丸裸に!初期費用0円設置って本当?!
公開日:2021/08/06 | 最終更新日:2022/12/27

エクソルは、日本の太陽光発電・蓄電池を製造販売するメーカーで、近年販売を急激に伸ばしている注目の企業です。
今回はエクソルの太陽光発電システムを紹介していきます。
今回の記事のポイントです。
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目次
エクソルの会社紹介
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出典:XSOL・カタログ
エクソルは、2001年に「グリーンテック販売株式会社」として滋賀県で創業されました。
太陽光発電システムの販売などを行う会社としてスタートしています。
そして2011年に新ブランドとして「エクソル(XSOL)」を発表し、全国各所に営業所を開設。2013年には社名を株式会社エクソルにしました。
2012年からは坂本龍一氏をCMキャラクターとして採用し、一躍業界内でも有名になりました。
2016年からは、吉川晃司氏が「いちサラリーマンが太陽光で世界を変えてやる、なんておかしいですか?のキャッチフレーズのCMも話題になりました。
元々、産業用太陽光に強いメーカーでしたが、近年は住宅用にも進出してきています。
また、太陽光発電システムの総合企業として開発・設計・施工・メンテナンスまで一括対応している点や、OEMとして各社から商品供給を受けて組み合わせて販売している点が独特の会社です。
そしてタマホームでは標準仕様としてエクソルを採用している実績もあり、評価も上々です。
それでは、エクソルの太陽光発電システムの概要をみていきましょう。
エクソルの太陽光モジュールの特長
エクソルから販売されている太陽光モジュールの主力商品の特長は3つです。
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それでは順番に特長をみていきましょう。
ハーフカットモジュール等の独自性の高いラインナップ
エクソルのモジュールの特長は
- 影の影響を受けにくいハーフカットセルタイプ
- 経年劣化などによる断線の影響を抑えたマルチバスバータイプ
この2点です。
■ハーフカットセルタイプ(単結晶モジュール)
まず1つ目のハーフカットセルタイプの特長の紹介です。
こちらのモジュールは名前の通り、従来のセルが半分に切られた形でモジュールが構成されています。
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出典:XSOL・HP
セルが小さく分離されていることで、影による出力ダウンの影響が半分になることと、内部の電気抵抗が低減されるため抵抗熱発生による出力減少の抑制ができます。
また特に夏季、モジュールが高温になる時の変換効率の低減も抑えられるため、年間を通じた総発電量の増加につながります。
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出典:XSOL・HP
そして、取り入れた日光を有効活用するための工夫もされています。
従来のセル構造では、取り入れた日光の一部が通過して無駄になっていましたが、一般的にバックシートと呼ばれる「パッシベーション膜」が日光の有効活用を手伝っています。
裏面に抜けていく日光を反射させて、発電量を増加させています。
モジュールは、2021年現在では高出力タイプのモジュールが4品番ラインナップしています。変換出力も20%を超える品番もあり、非常に高いレベルを誇っています。
- 450Wタイプ(変換効率20.7%)/2094×1038×35mm
- 380Wタイプ(変換効率20.9%)/1755×1038×35mm
- 340Wタイプ(変換効率20.2%)/1684×1002×30mm
- 300Wタイプ(変換効率20.2%)/1430×1038×35mm
※在庫僅少製品
・440Wタイプ(変換効率20.2%)
・435Wタイプ(変換効率19.6%)
・370Wタイプ(変換効率20.3%)
・365Wタイプ(変換効率19.5%)
・410Wタイプ(変換効率20.4%)
・400Wタイプ(変換効率19.9%)
・330Wタイプ(変換効率19.6%)
ただ一般的なモジュールに比べると比較的サイズが大きいので、屋根形状などを考慮しておきましょう。
■マルチバスバータイプ(単結晶モジュール)
続いて、2つ目のマルチバスバータイプです。
「マルチバスバー」とは何?と思われる方が多いと思いますが、まずバスバーとはセルの発電素子で作った電気を流す電極のことです。
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出典:XSOL・HP
簡単に言い換えれば、発電した電気が通過する電線みたいなものです。
なお、このバスバーの部分は発電しません。
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出典:XSOL・HP
そのため、このバスバーをできるだけ細く、本数を増加させることで効率向上・発電量向上を図っています。
また耐久性も高く、意匠性にも優れたモジュールに仕上がっています。
まとめると、バスバーを究極に突き詰めた効率の良いモジュールということになります。
モジュール種類は、2021年現在では主力製品としては1種類です。
- 280Wタイプ(変換効率20.2%)/1665×832×35mm(販売中モデル)
※在庫僅少製品
・325Wタイプ(変換効率20.0%)
・270Wタイプ(変換効率19.9%)
・260Wタイプ(変換効率19.8%)
充実した長期間保証
エクソルでは、モジュールの出力保証だけでなく機器保証があります。
機器保証では、再設置費用や運送費まで面倒を見てくれる手厚い保証です。
また機器保証は、パワコンの種類によって保証期間が若干異なりますので、ご注意ください。
出力保証(モジュール25年保証)
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出典:XSOL・カタログ
エクソルではJIS C8918規格で規定されている条件下における出力保証を25年間保証をします。
- XLM120-380L・XLM96-300X・XLM50-280Xの場合
1年目:98%
10年目:93.05%
25年目:84.8%
- XLM120-370L・XLM60-325Xの場合
1年目:97%
10年目:90.7%
25年目:80%
10年目で90%以上の出力保証は、他メーカーをみても高いレベルでの保証値と言え、高い製品の信頼性が伺えます。
機器瑕疵保証
こちらは正常な使い方をしていて、動作不良になった場合の保証です。
エクソルのパワコン、ファーウェイのパワコンそれぞれで保証年数等が異なります。
■エクソルのパワコン使用の場合(対象:モジュール・パワコン・架台を含む各部材)
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出典:XSOL・カタログ
・無償保証
15年保証:交換対応時の代替商品代・修理費・不具合確認の状況点検費
10年保証:交換に要する製品の運送費・交換に要する撤去・再設置工事費用
・有償保証(税抜 4,600円/kW)
上記の無償保証で10年保証の箇所が15年に延長されます
■HUAWEI(ファーウェイ)のパワコン使用の場合(対象:モジュール・パワコン・架台を含む各部材)
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出典:XSOL・カタログ
・無償保証
10年保証:交換対応時の代替商品代・修理費・不具合確認の状況点検費
・有償保証
15年保証:交換対応時の代替商品代・修理費・不具合確認の状況点検費・交換に要する製品の運送費・交換に要する撤去・再設置工事費用
※ハイブリッドパワコンのみの場合、保証料は税抜 4,600円/kW
※ハイブリッドパワコン+蓄電池の場合、保証料は販売店での取扱によります
多彩なメーカーの組み合わせ
エクソルは、太陽光モジュールはエクソル、パワコンはファーウェイと三菱電機のOEMを組み合わせています。
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出典:XSOL・カタログ
太陽光のみの場合、屋内外兼用マルチパワコンの場合、三菱電機製のパワコンを使用しています。
三菱電機は、既に自社ブランドでの太陽光モジュールおよびパワコンの製造を中止していますが、OEMとしてエクソルへ供給しています。
三菱電機としてのパワコンは、変換効率が高いことで有名でこちらのエクソルのパワコンも96%と高い性能があります。
また蓄電池を併設する場合は、ファーウェイ製の蓄電池およびパワコン、田淵電機製の蓄電池を組み合わせを採用しています。
蓄電池容量や使い方に応じて、幅の広い提案をエクソルはできる特長も、他社にはない点です。
エクソルならではの商品
エクソルは他の一般的なメーカーに比べて、シンプルかつ効率的な製品構成で差別化を図っています。
そのため特長的な商品がいくつかあり、そちらを紹介していきます。
■陸屋根専用架台 X-3
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出典:XSOL・カタログ
陸屋根専用の架台であるX-3(エックススリー)は、屋根に穴を開けずに設置できる置き基礎タイプの架台です。
陸屋根はフラットであることから雨水がたまりやすく、太陽光モジュールを設置する際に防水が気になりますが、X-3は置くだけの基礎の為、その不安を解消してくれます。
また、従来の太陽光モジュールの設置方法は南側を基本として同一方向に並べ、前列の影が後列にかからないように間隔を開ける必要がありました。
しかしX-3は角度としては3度と平置きに近い傾斜で、山型に設置されます。
これにより離隔距離を詰めて設置できるので、従来の設置方法に比べて設置枚数を増やすことができます。
■初期費用0円設置
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出典:XSOL・HP
最近では選択肢としても多くなってきた「初期費用0円設置」。
初期費用0円と言っても、各サービスで様々な条件がありますが、エクソル自身がこのようなサービスを推進しています。
エクソルが推進しているサービスは1つは「のせトク?」というサービスです。
基本的なサービス内容は「エネカリ」になっています。
「のせトク?」とは、エクソルと東京電力グループTEPCOホームテックが提供するサービスで、初期費用0円で太陽光発電システムが設置でき、契約満了予定の10年後には機器が無償譲渡されます。
ただし、毎月の利用料がかかりますので、所謂リース契約のようなサービスになります。
詳細は個々でのリース契約になってくるため、詳細の条件や試算は下記より相談ください。
■ジャストコンパクト
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出典:XSOL・HP
太陽光発電は、メーカーによりますが最低でも6枚以上のモジュールと、パワコンを組み合わせてシステムを作ります。
しかし、このジャストコンパクトはなんと太陽光モジュール1枚から設置できる太陽光発電システムです。
低電圧でも動作するマイクロインバータがモジュール1枚とセットで動作します。
そのため1枚からでも設置が可能になっている新しいシステムです。
それぞれのモジュールが独立して発電を行うので、下記のようなメリットがあります。
- 影の影響が少ない
- 方位をさほど気にせず設置できる(北側設置の場合は光害に気を付けてください)
- 屋根面積が少ない場合でも設置できる
また保証も充実しており、システム全体が20年保証になっています。
価格
エクソルの太陽光モジュール、パワコンの定価がこちらです。
■太陽光モジュール(ハーフカットタイプ)
・380Wタイプ(XLM120-380L):275,880円(税込)
・370Wタイプ(XLM120-370L):268,620円(税込)
・300Wタイプ(XLM96-300X):217,800円(税込)
■太陽光モジュール(マルチバスバータイプ)
・325Wタイプ(XLM60-325X):214,500円(税込)
・280Wタイプ(XLM50-280X):203,280円(税込)
・260Wタイプ(XLM48-260X):171,600円(税込)
・370Wタイプ(XLM50-270X):178,200円(税込)
■パワコン
・屋内用4.0kWパワコン(XL-PN40K2):299,068円(税込)
・屋内用5.5kWパワコン(XL-PN55K2):492,250円(税込)
・屋内外兼用5.5kWパワコン(XL-PSN55L2):547,800円(税込)
・屋内外兼用5.5kWパワコン(XL-PSM55L3):558,800円(税込)
蓄電池やHEMSとの連携
エクソルでも蓄電池やHEMSをラインナップとしています。
蓄電池は4社のシステムを標準システムとして採用していますが、その中でも主力である田淵電機製と、ファーウェイ製を簡単に紹介します。
それぞれで蓄電池の容量・停電時に使える電気の範囲が異なります。
田淵電機製EIBS7・EIBS
EIBS7が7.04kWhの蓄電容量、EIBSが4kWhの蓄電容量です。
一般的なカテゴリーとしては、両方ハイブリッド型蓄電池となります。
停電時における太陽光の発電分を有効的に蓄電池へ充電できる特長もあることから、普段使いだけでなく停電時も太陽光発電と連携が上手な蓄電池です。
また蓄電池からの出力も5.5kW(系統連系時)あり、特にEIBS7は停電時でも5.5kVA出力で非常に安心感が高いです。
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・お名前、電話番号、メールアドレスを入力(平均1分)
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ファーウェイ製 LUNAシリーズ
ファーウェイ製の蓄電池も同じように、ハイブリッド型蓄電池です。
最大の特長は、後から増設が可能な点です。
5kWh・10kWh・15kWhと、5kWh単位で後からの増設ができるので、家族構成の変化などに応じて自在に増設ができます。
また停電時は特定負荷・全負荷どちらも選択することができるタイプになっており、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご家庭に合った設置方法ができます。