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【2025年】太陽光のHEMSは不要?役割とメリットを徹底比較

公開日:2021/06/13 | | カテゴリ:太陽光発電の基礎知識

HEMSって付けて意味あるの?HEMSの基礎と活用方法を詳しく解説します HEMSという言葉を聞いたことありますでしょうか? 説明を聞いても、いまいちピンとこない…。何をする機械なのか、お金かけてまで設置する意味がわからない…という方も多いのではないでしょうか。 今回はHEMSの基礎をわかりやすく紹介、さらに「付けて意味あるの?」という疑問に応えていきます。
今回の記事のポイント
  • HEMSは、家全体の家電(エアコンなど)や設備機器(エコキュートや蓄電池など)を一括自動制御してくれる機器
  • 節電意識の向上や自動制御によって、設置金額は元が取れる可能性が高い
  • スマートフォン連携で利便性が上がる
  • 太陽光や蓄電池を設置する人は同時につけると、電力を上手に活用できる
  • 導入するのであれば、連携できる機器が多いメーカーを選ぶと良い
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HEMS(ヘムス)とは

HEMSとは?

(出典:パナソニック株式会社「HEMS(ヘムス)とは?」)

HEMSとは、ホーム・エネルギー・マネージメント・システムの略です。 言い換えると、家の家電製品などを管理・コントロールする機械のことです。 このHEMS自体は、インターネットに接続されて使用することが多く、いわば「家のAI」としての役割を果たします。 アップデートで新しい機能が増えたり、接続できる機器が増えたり進化していきます。

(出典:日本電気計器検定所「スマートメーターへと全面的に置き換わる大きな変化」)

そしてHEMSでは「ECHONET Lite」という信号規格を使って、家電製品などへ信号を伝達します。 2012年に経済産業省のスマートハウス標準化検討会で、HEMSの公知な標準インターフェース(会話する言語のようなもの)として設定された規格です。 このECHONET Liteによって、「HEMS」と「連携する機器」が違うメーカーでも操作できるように順次なってきており、利便性は拡大中です。

HEMSでできることはスマホ連携・見える化・自動調整

HEMSでは、次のことができます。
  1. 家で使っている電気の量をリアルタイムで見ることができる
  2. 連携している機器を、HEMSを経由してスマートフォンで操作できる
  3. 家全体の使っている電気量を把握して、自動で調整してくれる
  4. 太陽光発電の発電した電気の最適な使い方
  5. 家電と連携すれば、家電からのお知らせをスマートフォンに通知してくれる
「リアルタイムで使っている電気量見れて何になるの?」 「HEMS経由で操作できると何がいいの?」 といった疑問が出てくる人もいるのではないでしょうか。 HEMSで本当にできることは、こんなことです。
①電気の量が見える

(出典:日本電気株式会社 (英文: NEC Corporation)「ご家庭の省エネをかしこく実現 クラウド型HEMS」)

例えば節電意識の向上から光熱費の削減が無理なくできたり、太陽光の発電量・蓄電池の残量がより正確に把握できます
②スマートフォンで操作

(出典:パナソニック株式会社「外出先からおうちの機器状態を確認・操作できる」)

エアコンを帰宅前にONにして快適な温度にすることができます。

(出典:シャープ株式会社「クラウド連携エネルギーコントローラ(HEMS)」)

また、外出後に玄関ドア閉めたっけ?と不安になることありませんか? そのような時にスマートフォンで施錠状況を確認。施錠していなければ、スマートフォンで施錠することができます。
③家全体の電気量を自動調整

(出典:パナソニック株式会社「AiSEG2(HOME IoT):自家消費」)

IHや容量の大きいエアコンは、家電の中でも使用電力が大きいです。 IHをフルパワーで動かしたらブレーカーが飛んだ…という経験したことありませんか? こういったことをHEMSと連携している機器であれば、自動的に制御してブレーカーの飛びを防いでくれます。
④太陽光発電・蓄電池等との連携

(出典:パナソニック株式会社「AiSEG2(HOME IoT):安心」)

太陽光発電と連携して、発電した電気を売電せずに、蓄電池やエコキュートへ電気を供給する司令塔となります。 売電しても安い売電単価にしかならない…という方は、HEMSで前日の天気予報からエコキュートを深夜電力で沸かした方が良いか、太陽光の余剰電力で沸かすか自動で判断し、発電した電気を効果的に運用できます。 また台風などで停電が予測される際は、天気予報を取得して蓄電池を自動的に満充電にしてくれる運転などを行います。
⑤家電との連携

(出典:パナソニック株式会社「AiSEG2(HOME IoT):時短・便利」)

例えば、洗濯機を回していたのをすっかり忘れて半日以上放置してしまった経験はありませんか? こういったうっかりを防止するために、スマートフォンに洗濯機の運転が終わった通知をしてくれます。 その他、詳しい解説は2の章でもしていきます。
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HEMSで制御するために必要なモノ

HEMSを利用する場合、HEMS本体以外に何か必要なものはあるの?という疑問に応えていきます。 HEMS本体以外に必要なモノを揃えないと、できることは限られてきます。
HEMSを利用する場合に必要なもの
  1. HEMS本体
  2. HEMS対応の分電盤 / もしくは電力量を計測する機器セット(CTなど)
  3. HEMS対応機器 (HEMSの信号を受け取れる機能が必須)
  4. スマートフォン(iPhoneやアンドロイド等の一般的なスマートフォンでOK)
  5. スマートスピーカー(音声でコントロールする場合のみ)
まず①と②の、HEMS本体+分電盤(もしくは電力計測装置)は基本セットです。この基本セットがないとはじまりません。 なお、基本セットでできることは「電力の見える化」のみです。 そして、宅外からスマートフォンで操作したり状態を確認したりするには、③・④のHEMSと接続できる家電や設備機器が必要です。 操作したい機器に、HEMSと連携できる機能が備わっていないと(もしくは別売のHEMS連携アダプターが繋がる)、連携および操作はできません。 さらに音声で照明をコントロールしたり、シャッターの開閉をするなどの操作をする場合は、対応のスマートスピーカーが必要です。
コストアップする金額の目安
HEMSを導入するとコストは当然かかります。それでは具体的にいくらなの?という疑問に応えていきたいと思います。
機器 目安価格 必須
HEMS本体 定価で2万円~15万円程度(メーカー等により変動)
HEMS対応分電盤 もしくは 電力計測機器 (どちらか) 通常の分電盤から+数万円~ (設定費用等が別途かかる場合あり)
電力量を計測する機器一式:約3万円~5万円
HEMS対応設備機器 スタンダードなグレードでは対応していない場合も。 その場合は中級~高級機種への差額が発生します。 ※連携させたい機器がある場合のみ
HEMS接続アダプター 約1万円前後~ ※別売品/HEMS連携できる機器にグレードアップ ※連携させたい機器がある場合のみ
スマートスピーカー 市販品 / 数万円~ ※音声入力する場合のみ
コストに関してまとめると、ベースであるHEMSと分電盤機器で、工事代なども含めると、おおよそ15~20万円程度が相場になってきます。 連携する機器については、「連携してやりたいこと」から対応機種を選定していきます。 コストとしては、HEMS連携の機能の有無によって、差額がいくら発生するか?ということになってきます。 非常にケースバイケースなため、一概にコストをいくらと断言できませんが、最近ではスタンダードなグレードでもHEMS対応の場合もあります。 結局、やりたいコトは増えるとコストも少しずつ上がっていくことになる可能性があります。

HEMSの主要メーカー

HEMSは、各家電メーカー等から販売されています。 一度購入すれば無料で利用できるものがほとんどですが、中には月額などで利用料金がかかるHEMSもありますので、ご注意ください。 メーカーごとにできるサービス例・料金についてまとめて紹介します。
メーカー サービス 利用料金 ECHONET Lite対応
パナソニック 太陽光発電量・使用電力量などの表示 パナソニック製品を中心とた各機器と連携 スマートスピーカー対応など なし
三菱 太陽光発電量・使用電力量などの表示 三菱製品を中心とした各機器と連携 季節ごとで空調・換気の最適化など なし
シャープ 太陽光発電量・使用電力量などの表示 シャープの家電・太陽光蓄電池を中心とした各機器と連携 なし
東芝ライテック 「うちコネ」:太陽光発電量・使用電力量などの表示・東芝製品を中心とた各機器と連携・宅外からの機器操作 「SimpleHEMS」:太陽光発電量・使用電力量などの表示・宅内からの機器操作 なし

現在の主流メーカーはパナソニック・三菱のシステムです。

その中でもパナソニックは、分電盤でシェアが高く、家電から住宅設備まで多くの商品が販売されていることから、連携できる機器の多さからも定評があります。

HEMSを導入する意味

それでは、前章で少し触れた「HEMSを導入する意味」を掘り下げていきましょう。 HEMSでできること、でご自身がこれを利用してみたい!と思ったことが多ければ、導入する意味は出てきますね。 なお、こちらに書いてある内容はメーカーによって、できる・できないがあります。 ご自身で利用したいサービスに応じて、対応できるHEMSメーカーは検討の上決定しましょう。

【利便性】宅外からの機器の操作ができる

HEMSで最もわかりやすい利用価値が、宅外からスマートフォンで設備機器や家電を操作できたり、状態が確認できることです。 HEMSでできる宅外からの機器操作・状態表示確認でうまれる価値の例は次の通りです。

(出典:株式会社富士通ゼネラル「HEMS対応(ECHONET Lite対応)エアコン」)

  1. 外からお湯はりで、帰宅後すぐに入浴できる
  2. 家の玄関の鍵の開閉状態をスマホからチェック。閉めることのみできます。
  3. 電動シャッターの開閉をスマホから(防犯)
  4. 宅配ボックスに荷物が届いたことがお知らせ
  5. 家の照明を外出時に、全部一気に消灯できる
  6. 長期外出時に、スマートフォンで照明等をONにすることで防犯に役立つ
1.wi-fi対応機器との違い
決定的な違いとしては、HEMSの方が操作・設定できる範囲が広かったり、接続できる機器の種類が多いことです。 最近の家電機器では、HEMSを使わなくてもwi-fiによって、スマートフォンと連携できる機器があります。(エアコンなど) HEMSとwi-fiどちらも「宅外から操作」ができますが、HEMSの方がECHONET Liteの共通規格によって、他社製品同士でも接続できたりと利便性は高いです。 HEMSは、住宅設備機器の司令塔であることから、汎用性が高くなっています。 例)パナソニック・スマートHEMSで接続・操作できる機器

(出典:パナソニック株式会社「AiSEG2(R)を中核機器とする 「スマートHEMS(R)」の機能を強化」)

  1. 三菱やダイキンのエアコンとの連携
  2. エコキュートやガス給湯器(パナソニック製品以外の機種は一部)
  3. 電気自動車充電設備や、ニチコンのV2Hシステム
  4. 蓄電池との連携(パナソニック以外では、オムロン・エリーパワー・ニチコンなど)
などが例としてあげられます。 これらは、wi-fiだけではスマートフォンなどと全ての機器をまとめて連携することは不可能です。

【自動制御】太陽光で発電した電気を自動で上手に活用

太陽光や蓄電池を導入する方は、ぜひHEMSを同時に設置することをおすすめします。 理由は、太陽光で発電した電気をうまく運用してくれることがメリットとしても大きいです。

(出典:パナソニック株式会社「AiSEG2(HOME IoT):自家消費」)

例えばパナソニックのスマートHEMS「AiSEG2」は、AI ソーラーチャージ機能で太陽光で作った電気を自動で、うまく活用してくれます。 前日にAiSEG2が天気予報を確認し、晴れると判断した場合は夜間のエコキュートの沸き上げ量や、電気自動車の充電量を減らして、その分を翌日の太陽光発電で沸き上げ・充電してくれます。 急に天気が変わっても、蓄電池の電気で、エコキュートの沸き上げをサポートしてくれますので、日中の高い単価の電気の買う量を減らしてくれます。 また、電気料金の単価をHEMSに入力することで、蓄電池が安い単価の時間帯をみてスケジュール運転してくれます。 このように、アフターFITの方・太陽光や蓄電池を新規で設置される方・電気自動車との連携をされる方は、HEMSの導入メリットがさらに高くなります。

【節約】光熱費が見えることでの節電意識向上

HEMSは、各回路で使っている電気量を見ることができます。 リアルタイムでも確認でき、さらに日ごと・月ごと・年ごとなどで積算される電力使用量を確認できます。 これによって、家のどこでたくさん電気が使われているか?がわかることで、節電意識が向上します。 家計簿をしっかり付け始めると、無駄な支出が目について必要以上の出費を抑える気持ちが働く効果と似ています。 NECやパナソニックの調べでは、見える化によって節電意識が向上することが既に確認されており、世帯平均で約10~20%の節電につながります。

(出典:日本電気株式会社 (英文: NEC Corporation)「ご家庭の省エネをかしこく実現 クラウド型HEMS」)

【補助金】補助金をもらうことができる

太陽光発電や蓄電池は、地方自治体によっては補助金が出ます。 少し前までは「太陽光発電のみ」で補助金が出ましたが、最近では「太陽光発電+蓄電池+HEMS」の3点セットを同時に導入しないと、補助金が出ないといった自治体も増えてきています。(国の補助金であるDER補助金を利用する場合は確定事項) HEMS単体でも補助金が出る場合もあり、その場合は多くが1万円~数万円程度の補助金が出ます。 政府や自治体が補助金を出してまで、設置を促進するには理由があります。 ZEH(ぜっち)住宅や、スマートハウスでもそうですが、太陽光や蓄電池、HEMSが導入されている家は、導入していない家に比べて使うエネルギーが少なくなる可能性が高いです。 元々使うエネルギーが少ない世帯が増えれば、社会全体としてCO2削減・電力網の安定運営につなげることができます。 1世帯ずつの削減率は少なくても、HEMSなどによって使うエネルギーを削減することは社会全体への貢献に繋がっているので、補助金が出るわけです。 上述していますが、国の補助金を利用したい場合は、HEMSは必ず設置しなければなりません。エコ発で取り扱っている業者は太陽光パネルの設置だけではなく、蓄電池の設置も精通しており、太陽光パネル+蓄電池+HEMSの3点セットで導入するお見積りも可能となっています。この機会に以下のフォームに必要事項を入力して無料一括見積りをやってみませんか?
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エコ発事務局 太陽光アドバイザー

曽山

『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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