世界的に有名なカナディアンソーラー、独自設計を日本に最適化した太陽光発電システムを採用!
公開日:2021/08/06 | 最終更新日:2021/08/25

今回はカナディアンソーラーの太陽光発電システムを紹介していきます。
今回の記事のポイントです。
|
目次
カナディアンソーラーという会社
カナディアンソーラーは、名前の通りカナダで創業した会社です。
またカナダの中でも、再生可能エネルギーの開発に関心が強い地域と言われるオンタリオ州で2001年に太陽光モジュールの専業メーカーとして設立されました。
カナダ以外の世界中で製品を出荷しており、実に150ヵ国以上の導入実績があり、2021年現在では52GWという途轍もない量の太陽光モジュールを出荷しています。
このように世界でもトップクラスの太陽光モジュールメーカーです。
2020年のランキングで、世界での出荷量として5位、日本国内では2位となっています。(※富士経済調べ・2019年日本国内向け太陽電池モジュールメーカーシェアランキング・2020年 4月時点)
日本では2009年から販売を開始しており、産業用としても実績が多い一方、住宅用としても設置実績は140,000棟(2020年9月時点)になります。
それでは、カナディアンソーラーの、太陽光モジュールの特長をみていきましょう。
カナディアンソーラーの太陽光モジュールの特長
今回は住宅用として主力で販売されているモジュール(HiKu / HIGH POWER MONO PERC MODULE)について、紹介していきたいと思います。
カナディアンソーラーの太陽光モジュールは、単結晶モジュールが主力商品で、特長は以下の3つです。
- 高効率および高変換効率
- 屋根スペースを有効活用できるサイズとラインナップ
- バスバーの設計を見直して受光量を最大化
それでは順番にこれらの特長をみていきましょう。
高い変換効率
カナディアンソーラーのモジュールの1つ目の特長は「高い変換効率」です。
これまで産業用太陽光モジュールで実績を重ねてきた大型ウェハ(発電する箇所の基になるシリコンを薄く切って板状のもの)を、住宅向けに細かく分割。
ハーフカットセルと呼ばれる、細かいセルを組み合わせることで、従来品より発電時の温度上昇を抑えたり、変換効率を増加させています。
こういった技術によりモジュールの変換効率は、20%以上と高い変換効率を実現させています。
そして1枚あたりの発電量が最大375Wのパネルもラインアップとして用意されており、住宅用としては大容量のモジュールも選ぶことができます。
屋根スペースを有効活用できるサイズとラインナップ
2つ目は「組み合わせで屋根スペースを有効活用できること」です。
2021年時点では、カナディアンソーラーの住宅用モジュールは375W・単結晶モジュールをメインモデルとして設計されます。
このメインモジュールのサイズは、幅1,765mm×高さ1,048mm(厚さ35mm)です。
このメインモジュールに対して、屋根サイズとの調整の際に組む合わせるコンビネーションモデルというモジュールにが2種類あります。
2種類のモジュールはそれぞれ出力は300Wと250Wとなっています。
縦方向・横方向それぞれが約340mm短くなっており、屋根サイズに合わせて細かい調整がしやすい設計になっています。
- 主に水平方向(横)に並べる際の調整に使う:300Wのモジュールを使用
(※メインモジュールより長辺方向が341mm短い) - 主に垂直方向(縦)に並べる際の調整に使う:250Wのモジュールを使用
(※メインモジュールより短辺方向が339mm短い)
バスバーの設計を見直して受光量を最大化
カナディアンソーラーのモジュールの特長の3つ目は、日光の集光能力を高めた設計になっている点です。
太陽光モジュールでは、セルで発電した電気を運ぶための電線であるバスバーがあります。
カナディアンソーラーのモジュールは、このバスバーの設計を工夫して受光ロスを最小化するとともに、反射光も取り入れる独自設計になっています。
価格
カナディアンソーラーの太陽光モジュール、パワコンの定価がこちらです。
■単結晶モジュール
・375Wタイプ・メインモデル(CS3L-375MS):226,875円(税込)
・300Wタイプ・コンビネーションモデル(CS3LA-300MS):181,500円(税込)
・250Wタイプ・コンビネーションモデル(CS3LB-250MS):151,250円(税込)
■パワコン(OEM品)
・屋内用 5.5kW 集中パワコン(CSP55N1F):440,000円(税込)
・屋内用 5.5kW 集中パワコン(CSR55N1D):522,500円(税込)
・屋外用 5.5kW マルチパワコン(CSP55G4F):524,700円(税込)
・屋外用 5.5kW マルチパワコン(CSR56G4F):581,900円(税込)
・トライブリッドパワコン(ESS-T1・V2H対応):1,210,000円(税込)
・ハイブリッドパワコン(CSTH55GSF・蓄電池対応):オープン価格
保証内容
カナディアンソーラーは、保証も充実しており安心して導入することができます。
出力保証(無償)
モジュール自体の発電出力に関する保証で、モジュール種類によって保証内容が異なります。
- HiDMモジュール(HIGH DENSITY:高密度モジュール)
1年間:97.5%
2~25年目:年次ごとの低下率 0.6%を上回らない
25年目:84.8%
- HiKuモジュール(HIGH POWER:高出力モジュール)
1年間:98%
2~25年目:年次ごとの低下率 0.55%を上回らない
25年目:83.1%
機器瑕疵保証(無償)
こちらの保証は、機器を正常に使用していた場合に、機器内部のトラブルなどでの故障に対する保証です。
- 全モジュール:15年
システム機器瑕疵保証(無償)
太陽光発電システム全体として機器の保証を行うものです。
パワコンや、接続箱、ケーブルなどの機器全体の保証になります。
- システム全体:15年
※一部製品での組み合わせで10年保証等、保証範囲は契約時に要確認
自然災害保証(有償)
カナディアンソーラーでは、上記の保証の対象外になる自然災害等について、保険対応として有償での災害保証制度も導入しています。

こちらは、太陽光発電システム全体の価格など様々な条件で、保証料が異なりますので契約時にことらもしっかり確認をしておきましょう。
蓄電池やHEMSとの連携
カナディアンソーラーでも蓄電池やHEMSがラインナップとして用意されています。
カナディアンソーラーではパワコンだけでなく、蓄電池ならびにHEMSは他社品をOEMとして採用しています。(JET認証で確認)
蓄電池で採用しているメーカーは、以下の3社の蓄電池です。
- 田淵電機:7.04kWh(ハイブリッド型・全負荷・200V出力可能)
- 伊藤忠商事:9.8kWh(単機能型・全負荷・200V出力可能)
- ニチコン:4.0kWh/増設用 4.0kWh(ハイブリッド/単機能 両対応・全負荷・200V出力可能 ※系統連系時)
これらの蓄電池を標準システムとして採用し、用途や家族の使用電力量に応じたフレキシブルな選択肢があります。
そしてHEMSは、パナソニックのHEMSであるAiSEGと、電力使用量を見える等の基本的機能以外に動画配信などが楽しめる光BOX+(EMS版)の2種類があります。
カナディアンソーラーでは、発電の要となる太陽光モジュールは自社生産、それ以外はOEMや他社製品をうまく組み合わせることで、ベストな提案ができるメーカーです。
電気自動車(日産のリーフ等)でV2Hを考えている方も、ニチコンのV2Hシステムとして組み合わせが良いカナディアンソーラーを、太陽光モジュールとして選ぶのも良いです。
お見積り完了までたったの2STEP!
・お住まい情報を簡単10秒入力
・お名前、電話番号、メールアドレスを入力(平均1分)
この情報から地域やお住まいに沿ったエコ発オススメの会社へ無料お見積り!
まとめ
カナディアンソーラーの太陽光発電システムを中心とした製品を紹介してきました。
冒頭で紹介した結論に少し補足を入れて、もう一度みてみましょう。
|