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家庭用の太陽光発電のオススメ容量はこれ!最適な蓄電池も紹介 

公開日:2021/11/07 | 最終更新日:2021/11/16 | カテゴリ:太陽光発電の基礎知識

家庭用の太陽光発電のオススメ容量はこれ!最適な蓄電池も紹介 

太陽光発電や蓄電池を検討し始めると、どれだけの容量のタイプ・積載容量が一番いいのかな?と悩み始めてしまうと思います。

太陽光発電は、たくさん載せた方がいい!という方もいれば色んな意見が…。

蓄電池は不安だから大きい容量のタイプなら安心?でもコストが高い…。

こういった悩みで、どうしたらいのか分からない時に、こちらの記事を参考にしてください。

それではまず、今回の記事の結論です。


  • 一般的な家庭であれば太陽光発電は5kW程度で十分。
  • 日中に大容量の蓄電池、電気自動車の充電を考える場合は6kWあれば安心。パワコン1台で積載できる最大容量がオススメ。
  • 蓄電池は、7kWh~10kWhが最適容量。蓄電池の電気を1日で使い切る分だけで良い
  • 災害等に不安な場合は、容量は15kWhまでで放電下限を抑制しておけばOK

一般的な家庭であれば太陽光発電の最適容量は5kW

約35坪~40坪ぐらいの一般的な住宅で、お住まいの人数が3~5人程度の家庭であれば、太陽光発電の最適な容量は5kWです。

その理由を解説していきます。

まず太陽光発電・蓄電池を検討する時に大事なポイントは、電気を1日でどれくらい・どの時間に使っているか?です。

2020年代に入ってからは、太陽光発電は「売電で儲けるモノ」から、「高い電気代を買わないための自家防御するモノ」に変わっています。

この大きな理由は、電力会社から買う電気代の高騰・売電単価の下落です。

太陽光発電、エコキュートを設置されている方の多くは、オール電化として時間帯別契約を行っている家庭が多いでしょう。

時間帯別契約は、電力会社・契約タイミングによって契約単価がマチマチではあるものの、おおむね日中(平日・休日でも単価が変動する場合あり)の電力単価が高いです。

一方、太陽光発電で余剰して電力会社が買い取る単価は、新規申し込み分は20円以下です。

また固定価格買い取り制度は10年となっており、10年後は売電単価が下がってしまいます。

そのため昨今の状況では、太陽光発電をたくさん付けて余剰電力を発生させ、売電をたくさんしてもあまりメリットにはなりにくいです。

ひと昔前は、余剰電力を高額な単価で買い取ってもらえたため、たくさん太陽光発電を設置していましたが、この時代はもう終わりました。

そのため、日中の高い電気を買わないために、自分がリアルタイムに使う電力+蓄電池やエコキュートなどに充電・沸かし運転に使う電力が確保できればいいわけです。

ここでは仮に一般的な家庭(在宅が1人)で、日中に使う電気を5kWhとします。(上図参考)

太陽光発電は5kW載っていれば、1日で20kWh程度は発電します。

自家消費を仮に5kWh消費したとしても、残り15kWhの余剰電力の活用法がポイントです。

売電単価が安い単価(20円以下)なら、エコキュート沸き増しや蓄電池充電に電力を使った方がいいと解説してきました。

エコキュート・10kWh未満の蓄電池であれば、太陽光発電としては5kWあれば1日分の電力はカバーできると思われます。

このように、日中に発電した分をあまり余らせず、有効活用できるだけの量を屋根に積載することが2020年代以降の「賢い選択」と言えます。

そして5kWの太陽光モジュールであれば、パワコンも5.5kWパワコン1台で済みますので、kWあたりの値段も割安に購入できます。

「ちょうどいいだけ」がオススメの容量です。

そのため、まずはご家庭の電力使用量を的確に把握することがオススメです。

スマートメーター(+HEMS)があれば使用電力を分析できる

日中の在宅有無は自分ですぐ分かりますが、使用電力まではHEMS等を設置していないとなかなか正確には分かりません。

(出典:東京電力エナジーパートナー株式会社「スマートメーター」)

そこで活躍するのが「スマートメーターとHEMS」です。

スマートメーターとは、電気の検針メーターのことですが、ここ数年で普及も拡大してきた通信型の電力検針メーターです。

このスマートメーターは30分ごとに使用電力を計測しており、HEMSへ使用電力を記録するよう連携するサービス等があります。

また電力会社のプラン等によっては、HEMSがなくてもインターネット上で使用電力量を確認することができる場合もあります。

(出典:株式会社Looop「スマートメーターって知ってる?仕組みから設置の手続きまでまとめて紹介」)

そういったプランに加入していない場合でも、電力会社へ尋ねると日中の使用電力などを教えてくれ、アドバイスまでしてくれる場合もあります。

スマートメーターが設置されているご家庭であれば、お客様相談センターなどに下記を一度聞いてみると良いでしょう。

  • 1日の平均電力使用量
  • 日中の電力使用量
  • 夜間の電力使用量
  • 深夜の電力使用量

この電力使用量を聞いて、太陽光発電・蓄電池の設置業者へ相談すると、最適な容量がわかりやすくなります。

蓄電池は7~10kWhがオススメの容量

続いて、蓄電池のオススメの容量は一般的な家庭であれば7~10kWhです。

その理由は、時間帯別契約で高い単価の電力(特に日没~寝るまでの時間の電力)をカバーできれば、普段使いとしては良いという考え方です。

先ほどの太陽光発電でも解説したように、2020年代以降は「高い電気代を買わないための防御策として」太陽光発電や蓄電池が設置されます。

太陽光発電だけでは、自給率としては約3割ですが、これが蓄電池があることによって5割以上も自給率になり、節約につながります。

(出典:パナソニック株式会社「パナソニック・蓄電池カタログBEYOND」)

上図のように、パナソニック調べでは太陽光発電だけでは自給率が34%に対して、

  • 蓄電容量3.5kWhとの併用:自給率50%
  • 蓄電容量5.6kWhとの併用:自給率60%
  • 蓄電容量11.2kWhとの併用:自給率86%

となり、一気に自給率を向上させることができます。

この自給率は、「高い電気を買わない割合」とイコールであると思ってください。

損をしたくない、と思うのはみなさん同じだと思いますが、損をしないためには蓄電池を併設することで、高い電気代を買う割合を減らすことできます。

そして、容量も10kWhを超えてくると、自給率も8割を超えてきます。

ただ、なぜ完全100%を目指すことができる15~20kWhをオススメしないか?

その理由は、現在の電力会社のプランでは深夜電力はまだ購入した方がオトクな地域が多いからです。

当然、容量が多い蓄電池はカバー率も高くなってきますが、購入するための初期コストの高額になってきます。

考え方としては、あえて初期コストを多く出して、安い単価の深夜電力までカバーしなくても良い、というわけです。

現時点の売電単価にもよりますが、FITが終了していなければ深夜電力は活用した方が良いでしょう。

深夜電力は買う・余剰電力は貯める

電力会社のプランにもよりますが、賢い電力の使い方としては「深夜電力は買う・太陽光発電の余剰電力は貯める(または使う)」です。

蓄電池の基本的な使い方は、ほぼ全てのメーカー・機種で2パターンあります。

1つは、太陽光発電の余剰電力で充電し、夜間に放電する運転モード。

そしてもう1つは、深夜電力で充電して、翌日の朝や夜間に放電する運転モードです。

前者は、太陽光発電の余剰電力買取単価が安い家庭向け、後者は買取単価が高い。・もしくは深夜電力が安い契約の家庭向けです。

メーカーや機種によっては、この2つの運転を合算した運転ができる蓄電池もあります(田淵電機や長州産業の蓄電池など)が、おおむねはいずれかの運転モードです。

昨今は電力契約が様々なパターンがあるので、網羅はできませんが、太陽光発電・蓄電池・エコキュート・(昨今は電気自動車も)を活用することで更にオトクに電気を利用できます。

以下は、太陽光発電の売電単価別におおむねベターと思われる運用方法です。

1:太陽光発電の売電でFITが終了した方(設置後10年経過・売電単価10円以下)

  • 蓄電池:太陽光発電の余剰電力で充電・夜間に放電
  • エコキュート:太陽光発電の余剰電力で沸き増し
  • 電気自動車(EV):深夜電力で充電(容量が6kW以上あれば余剰電力でも良)

2:太陽光発電の売電単価が高い方(FITで30円台以上)

  • 蓄電池:深夜電力で充電・夜間に放電
  • エコキュート:深夜電力で沸き増し
  • 電気自動車(EV):深夜電力で充電

3:太陽光発電の売電単価が安い方(FITで20円前後、20円以下)

  • 蓄電池:太陽光発電の余剰電力で充電・夜間に放電
  • エコキュート:太陽光発電の余剰電力で沸き増し
  • 電気自動車(EV):深夜電力で充電

上記はあくまで目安のため、契約の電力単価や、売電の単価、ご自身で使っている電力量などによって様々です。

太陽光発電・蓄電池を設置する際に相談してみては如何でしょう。

災害に不安!という場合は使う分を制限する方法も

災害や停電に不安だから、大容量の蓄電池を当初ご希望される方もいらっしゃいます。

台風や地震などで災害を経験したことがある方であれば、猶更その気持ちは痛いほど理解できます。

小さなお子さんや高齢の方・病気の方などがいるご家庭では、より顕著にニーズがありますが、やみくもに大容量の蓄電池は勿体ないことに繋がる可能性もあります。

1日で一般的な家庭が使う電力量は、約15~20kWhと言われています。

エアコンなどを使わない中間期はこれより下がりますし、真冬は暖房によってこれ以上の電力量になってきます。

その1日分をフルカバーできる容量があれば、安心感としては強いです。

ただ大容量の蓄電池も、停電のタイミングで使い切ってしまっていれば、大容量はあまり関係なくなってしまいます。

太陽光発電が設置されていれば、余剰電力で充電できるので容量が大きければ大きいほど、安心感は高まりますが、タイミング次第では何とも言えません。

(出典:オムロン株式会社「オムロン取扱説明書」)

そこで考え方ですが、蓄電池は1日の使用量を制限することができる機種がほとんどです。

最低残量を例えば50%に設定すれば、それ以上放電することなくシステム側で放電をストップします。

これにより、急な停電などでも蓄電池に容量が全然ない!ということが防げます。

停電は何年に1回あるか無いか?の割合ではありますが、不安な方は大容量蓄電池を選ぶことも良いですが、適度な容量の蓄電池で残量設定をする、という方法もあります。

まとめ

今回の記事では、太陽光発電と蓄電池のベストな容量と、その理由を中心に解説してきましたが、少し難しい内容だったと思います。

そのため、もう一度冒頭のまとめをご覧ください。


  • 一般的な家庭であれば太陽光発電は5kW程度で十分。
  • 日中に大容量の蓄電池、電気自動車の充電を考える場合は6kWあれば安心。パワコン1台で積載できる最大容量がオススメ。
  • 蓄電池は、7kWh~10kWhが最適容量。蓄電池の電気を1日で使い切る分だけで良い
  • 災害等に不安な場合は、容量は15kWhまでで放電下限を抑制しておけばOK

電力事情は、個々の家庭の使用量・お住まいの地域・売電単価・契約プランなどによって多種多様です。

そのため、上記の解説が全てのご家庭に当てはまるわけではありません。

ただ、共通している考え方としては「高い電力単価の電気を買わない」、「太陽光発電の余剰電力は自家消費した方がトクな場合が多い」ということです。

個々の事情については、太陽光発電・蓄電池の見積相談と同時に分析をしてみましょう。

監修

監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー

曽山

『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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