1kW(キロワット)あたりの工事費用はいくらですか?
公開日:2013/06/17 | 最終更新日:2021/12/15 | カテゴリ:設置工事

経産省 資源エネルギー庁が2020年11月に発表した資料「太陽光発電について」によると、2020年度の住宅用太陽光発電システム費用は1kWあたり平均298,000円、そのうち工事費用は60,000円と記載されています。そのため、住宅用太陽光発電の平均的な容量である4kW設置した場合は、およそ26万円程度の工事費用がかかる計算になります。
(出典:2020年11月経産省 資源エネルギー庁「太陽光発電について」)
少し古い資料ですが資源エネルギー庁「太陽光発電システム等の普及動向に関する調査」から、2012年4月から12月の工事費用をみてみますと、1kWあたり平均74,609円の工事費用がかかると記載されています。こうしてみると、8年間で工事の効率化などで低下はしていますが、人件費がかかるため部材費用にくらべ低下率は低いといえます。
※ 上記の各項目(「太陽電池モジュール」、「付属機器(小計)」、「設置工事にかかる費用」)において、一つでも 0(ゼロ)が含まれているデータは除外
※「設置工事に係る費用」は、標準工事費を採用するため、「特殊工事費」が含まれているデータは除外
※「離島設置対策費」が含まれているデータについても除外(出典:経産省 資源エネルギー庁「太陽光発電システム等の普及動向に関する調査」)
平均は正しい数字なのか
2020年の工事費用の平均は60,000円ですが、設置場所によっては足場を組む必要があり余計に費用が掛かる場合もありますし、住宅価格に含まれるものや、リフォーム工事など他の工事と合わせて行うケースや、大幅な値引きが行われるケースもあり、あくまでも目安の数字として捉えるのがよいでしょう。
標準工事とは?
標準工事費用とありますが、そもそも標準工事の内容とはどのようなものなのでしょうか。以下、一般的な標準工事の内容になります。
- 太陽光モジュール設置工事
- パワーコンディショナ設置工事
- 接続箱取り付け工事
- 屋根用架台設置工事
- 足場及び作業機械組み立て作業
- 電気工事
- 電力会社への申請作業
- 電力会社連係立会試運転
- 余剰電力計測器取り付け工事
- 運搬・搬入・養生・清掃
- 太陽光発電システムの初期設定、試運転
- 残材処分
- 損害保険への加入
全ての施工販売会社にあてはまるわけではありませんが、だいたいこのような内容が標準的な工事の内容になります。追加の工事費用が発生するケースとしては、離島や山間部など、運搬費用のかかる地域や、特殊な屋根の形状などの場合に、追加で工事費用が発生する場合があります。
システム費用や工事費用だけを見て単純に『高い・安い』を判断するのではなく。内訳を見てきちんと説明してくれる施工販売会社であれば安心して任せられると判断してもいいでしょう。
工事費用は施工業者によって様々で一番値段の差が出やすいところです。エコ発では一括見積りを最大5社まで無料で行うことが出来ます。2021年現在は沖縄県以外対応しているので、興味のある方は以下のフォームから簡単60秒で申請が完了します。
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監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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