【2025年最新】島根県の太陽光・蓄電池の補助金一覧！金額と条件まとめ － 太陽光発電の一括見積もり・価格比較サービス【エコ発】

2025年度（令和7年度）島根県では住宅用太陽光発電・蓄電池に対して、独自の補助金制度が実施されています。

具体的には、太陽光発電1戸あたり10万円、蓄電池1戸あたり10万円の補助金が交付されます。さらに、お住まいの市町村によっては独自の補助金を「上乗せ（併用）」できるため、導入費用を大きく抑えることが可能です。

まずは、県の補助金制度の概要をご確認ください。

例えば、新築住宅に「太陽光パネル ＋ 蓄電池」を導入する場合、県からの補助金だけで合計20万円（10万円＋10万円）が受け取れる計算になります。

ただし、この県の補助金は「新築ZEH住宅」かつ「県産木材の使用」などが必須要件となっており、既存住宅への設置やFIT（固定価格買取制度）を利用する場合は対象外となります。そのため、「建てる家の条件」や「売電するかどうか」によって使える補助金が異なります。

この記事では、島根県全域で利用できる県の補助金と、市町村ごとの補助金を一覧で分かりやすく解説します。

島根県の補助金を徹底解説

島根県が実施している補助金は、「しまね省エネ住宅・再エネ設備パッケージ補助金」です。

補助金制度の概要

この制度は、単なる設備の補助金ではなく、県内工務店による「省エネ住宅（ZEH）」の普及と「県産材」の利用促進を目的としており、導入を検討する上でいくつかの重要な特徴があります。

（出典：しまね省エネ住宅・再エネ設備パッケージ補助金）

申請期間

令和7年5月2日（金）～令和7年12月26日（金）

島根県では、県レベルでZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の新築住宅に対する補助金を実施しています。県産木材を使用した住宅が対象で、太陽光発電設備と蓄電池に対して補助が行われます。

【重要】

島根県の補助金は、ZEH新築住宅が対象で、県産木材の使用（主要構造部で35%以上）、県内中小工務店による施工などの条件があります。既築住宅は対象外です。また、多くの市町村では独自の補助金制度を実施しており、既築住宅も対象となる場合が多いため、お住まいの市町村の制度を必ず確認してください。

補助金額

島根県（県レベル）- ZEH新築住宅向け

• 太陽光発電設備：10万円/戸
• 蓄電池：10万円/戸
• 対象：ZEH認証を取得した新築戸建住宅
• 条件：県産木材使用率35%以上、県内中小工務店施工、FIT/FIP制度不使用、自家消費率30%以上

市町村レベルの補助金

島根県内の多くの市町村では、既築住宅も含めた独自の補助金制度を実施しています。市町村の補助金は補助金額や条件が大きく異なります。

【主な市町村の補助金額】

• 松江市：太陽光2.5万円/kW（上限10万円）、蓄電池5万円/件
• 浜田市：太陽光4万円/kW（上限16万円、39歳以下は8万円/kW・上限32万円）、蓄電池14万円/件（39歳以下は28万円）
• 出雲市：太陽光2.5万円/kW（上限10万円）、蓄電池5万円/件
• 益田市：太陽光0.7万円/kW（上限2.8万円）、蓄電池5万円/件（市内業者施工が条件）
• 大田市：太陽光2.5万円/kW（上限10万円）、蓄電池5万円/件（市内業者施工が条件）
• 海士町：太陽光4万円/kW（上限16万円）、蓄電池20万円/件
• 西ノ島町：太陽光5.5万円/kW（上限22万円）
• 川本町：太陽光6.5万円/kW（上限26万円）、蓄電池10万円/件
• 奥出雲町：太陽光7万円/kW（町外業者）、10万円/kW（県内業者）、15万円/kW（町内業者）

【受付終了】

• 安来市：令和7年度は予算上限に達したため受付終了
• 津和野町：令和7年度は予算上限に達したため受付終了
• 湯梨浜町：情報が古い可能性があります（令和6年度情報）

必須要件・条件

島根県（県レベル）の要件

1. ZEH新築住宅：補助対象住宅がZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）であることを示す証書を取得すること。
2. 県産木材使用：主要構造部（柱、土台）における県産木材の使用割合が35%以上であること。
3. 県内中小工務店施工：県産木材の供給から設計・施工までをグループ化して取り組む団体に属する中小工務店が施工する住宅であること。
4. FIT/FIP制度の制限：FIT又はFIP制度の認定を取得しないこと。
5. 自家消費率：発電した電力量の30%以上を住宅内で消費すること。
6. 居住要件：新築戸建住宅の建築主であって、建築後に当該戸建住宅に常時居住する個人。
7. 税金の滞納がないこと：県税に未納がないこと。

市町村レベルの共通要件

多くの市町村では、既築住宅も含めて以下のような要件が設定されています。

1. 居住要件：当該市町村内に住所を有し、自ら居住する住宅に設置すること（新築・既築共に可の場合が多い）。
2. 税金の滞納がないこと：市町村税の滞納がないことが条件となります。
3. 新品・未使用品：設置する設備は新品・未使用品であること（中古品・リース品は対象外）。
4. 出力制限：太陽光発電設備は10kW未満が対象となります。
5. FIT制度：多くの市町村ではFIT制度の認定取得が条件となります（県とは異なる点に注意）。
6. 着工前申請：工事着手前に申請が必要な市町村が多くあります（大田市、吉賀町、奥出雲町、川本町など）。
7. 実績報告期限：令和8年2月～3月中旬までに実績報告を提出できることが条件となります。
8. 地元業者条件：市内業者や県内業者による施工が条件となる市町村があります（益田市、大田市、奥出雲町など）。
9. 年齢加算：浜田市では39歳以下の場合、補助金額が2倍になります。

【解説】

島根県の補助金制度は、県レベルではZEH新築住宅のみが対象で、県産木材の使用や県内中小工務店による施工などの条件があります。一方、多くの市町村では既築住宅も含めた補助金制度を実施しており、条件も市町村によって大きく異なります。特に、益田市、大田市、奥出雲町などでは地元業者による施工が条件となっているため、事業者選定の際には注意が必要です。また、浜田市では39歳以下の場合に補助金額が2倍になるなど、独自の制度を設けている市町村もあります。

島根県 全自治体 太陽光発電・蓄電池補助金一覧

各市町村の補助金情報を一覧にまとめました。申請期間や詳細な要件は、必ず各自治体の公式サイトでご確認ください。

【具体例】島根県で太陽光発電の補助金を活用したシミュレーション

では、これらの補助金を組み合わせると、実際にどれくらいお得になるのでしょうか。具体的なケースで見てみましょう。

島根県松江市の新築住宅に、太陽光発電（4kW）と蓄電池（1台）を同時に設置する場合

1. 島根県の補助金（太陽光発電）
   計算式: 定額10万円 = 10万円
2. 島根県の補助金（蓄電池）
   計算式: 定額10万円 = 10万円
3. 松江市の補助金（太陽光発電）
   計算式: 2.5万円/kW × 4kW = 10万円
   ※上限は10万円のため、10万円が適用
4. 松江市の補助金（蓄電池）
   計算式: 定額5万円 = 5万円

※この金額は、あくまで理論上の最大値であり、各補助金の併用可否や詳細な要件については、申請前に必ず各窓口にご確認ください。特に県補助金はZEHやFITを利用しないなどの条件があります。

島根県松江市の新築住宅に、太陽光パネル（4kW）を単体で設置する場合

1. 島根県の補助金（太陽光発電）
   計算式: 定額10万円 = 10万円
2. 松江市の補助金（太陽光発電）
   計算式: 2.5万円/kW × 4kW = 10万円
   ※上限は10万円のため、10万円が適用

※この金額は、あくまで理論上の最大値であり、各補助金の併用可否や詳細な要件については、申請前に必ず各窓口にご確認ください。

このように、合計で35万円もの補助金を受け取れる可能性があります。新築でZEH仕様の住宅を建てる場合、県と市の補助金をダブルで活用することで大きなメリットが得られます。

補助金申請で失敗しないための重要ポイント

補助金制度を最大限に活用するために、以下の点にご注意ください。

4. まとめ

今回は、島根県にお住まいのあなたが利用できる太陽光発電・蓄電池の補助金について詳しく解説しました。

電気を自分で作れて、電気代も安くなる。そして災害のときも安心できる。太陽光と蓄電池は、これからの暮らしを助けてくれます。

まずは、あなたの家にどんなものが一番合っているか、そして使える補助金には何があるか、専門業者に相談してみませんか？無料で見積もりやシミュレーションを行っていますので、お気軽にお問い合わせください。