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土地付き太陽光発電って何?予算やメリットについても徹底解説!

公開日:2014/01/06 | | カテゴリ:投資用土地付き分譲太陽光発電に関して

予算1000万円以内での設置も可能。土地付き太陽光発電

土地付き太陽光発電とはいわゆる投資用の太陽光発電で、土地と太陽光パネルなどがセットで販売されている物件のことを広く指しています。「分譲ソーラー」「土地付き産業用太陽光発電」「分譲型太陽光発電」といった呼ばれ方もあり、売電価格が今の倍以上の金額であった一昔前に大きく話題を呼びました。

売電価格が下がってしまった2022年現在は当時と比べると縮小傾向にありますが、昨今の電力状況の切迫から、投資用としてだけではなく、企業などの自己消費として注目を集めていくことも十分考えられます。

そこで今回の記事では、土地付き太陽光発電について予算や購入する際のメリットなども合わせて徹底解説してみました。

土地付き太陽光発電について

土地と太陽光発電システム一式がセットになって販売されている「土地付き太陽光発電」は発電のための土地に大規模な設備を建設するため、屋根にパネルを設置するタイプの太陽光発電より大きな発電量を稼ぐことが可能です。

土地付き太陽光発電の土地に関しては購入するものと賃借するものの2種類があります。通常、土地を持っていない方が太陽光発電投資をしようと思ったら、発電に有利な土地を選定したり高額の建設費用を捻出したりしなければなりません。土地付き太陽光発電なら土地が設備とセットで販売されているので土地選定の必要はなく、土地所有者ということで銀行からの融資が受けやすくなります。

購入する場合はローンの審査が通りやすいのですが、設備を撤去する場合は自費で設備を撤去する必要があり、土地に固定資産税がかかります。貸借の場合は固定資産税はかかりませんがローンが通りにくいという点があるので、状況に合わせて購入か賃貸かを選択する必要があるでしょう。

土地付き分譲太陽光発電の価格は?

設置する土地や使用するモジュールなど、条件によって異なりますが、50kW低圧連係で土地代込2000万円前後の価格が相場となっています。土地に関しては、所有権と、貸借権のものがあるため、契約時に必ず確認するようにしましょう。

分譲太陽光発電は土地を用意していなくても設置できるのが大きなメリットとなります。メーカーによっても多少異なりますが、50kW程度のシステムの場合、500㎡(坪換算で150坪程度)の面積が必要になります。回りに建物がなく、平地という太陽光発電に適した土地は投資案件として人気が高く、早いもの勝ち状態になっていて、好条件の場所を探すだけでも時間を要します。

分譲ソーラーであれば、土地の所有権または貸借権がセットになって販売されているため、土地を探す手間を省くことができます。

予算1000万円以下でも土地付き分譲太陽光発電の設置が可能

分譲太陽光発電は、50kW未満の低圧連係が適用される49kW代後半のものがほとんどですが、そちらの規模は上述している通り2000万円前後の価格となるため、予算的なハードルは高いです。

ただ、今では1000万円以下でも購入可能な分譲商品もでてきています。個人で無担保で借りられるソーラーローンの上限はほとんどの金融機関で1000万円に設定されています。ローンを利用しての設置をお考えの方は予算の確保もしやすい1000万円以下の分譲太陽光発電がオススメです。

土地付き太陽光発電のメリット

土地付き分譲太陽光発電はメリットが非常に多いです。

  • 土地がなくても太陽光発電を始められる!
  • メンテナンス・保障(補償)もセットになっている
  • ローンOK!自己資金が少なくても始められる
  • 建設費用が安いため価格もお得

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット1.土地がなくても太陽光発電を始められる!

やはり一番のメリットとして考えられるのは『土地を持たなくても太陽光発電を始められる』ことです。特に10kW~50kW程度の低圧産業用太陽光発電を始めようとすると、ある程度の面積が必要です。10kWで100㎡、50kWだと600㎡~1000㎡程度の面積が必要になります。元々所有していればいいのですが、FIT開始以降、太陽光発電に適した土地を確保するのは難しい現状があります。

土地付き分譲型太陽光発電の場合、土地と太陽光発電がセットになって販売されているので、土地を用意する必要がありません。また業者が回りに建物がなく日当たりの良い土地を選定して発電システムを設置しているので、十分な発電量を見込むことができます。

土地は賃貸か売買で取引されます。現在販売されている物件は賃貸のものが多くなっています。賃貸には固定資産税がかからないメリットがあり、売買の場合は中古販売の手続きが簡単、20年後も土地は自分の資産となるメリットがあります。

メリット2.メンテナンス・保障(補償)もセットになっている

遠隔地に設置された土地付き分譲太陽光発電を購入した場合、気になるのはメンテナンス、アフターサービス、補償面です。特に自然災害や盗難などに対する補償や保険に加入しているかは重要なポイントです。ほとんどの分譲物件ではメンテナンス・補償がセットになって販売されています。

一般的な相場ですが、50kWシステムのメンテナンス費用は年間50万円~と言われています。しかし、土地付き分譲太陽光発電の場合はメンテナンスを1か所でまとめて行うことができるので、運営側の負担が少なくなり、70%程度まで圧縮できると想定されています。

土地付き分譲太陽光発電で設置すると、通常の50kWシステムと比べて15万円~20万円程度はメンテナンス費用が安くなる計算になります。結果的に売電額の上積みが期待できます。売電額の10%、年間固定など販売会社によってメンテナンス費用の算出方法は様々なので購入前に必ず確認するようにしましょう。

分譲型の場合、日々の運営に関しても、管理する業者や販売する業者にある程度任せることができます。また、一括で管理してもらうことで、自分では気づけないような異常も早く発見できるメリットがあります。

故障した期間の売電額を補償してくれる『売電補償付きの物件』、モジュール・パワコンなどの異常を確認するための『管理人が常駐する物件』、など販売会社毎に様々な補償を行っています。実際メンテナンスにかかる費用については、売電額の10%、年額固定、月額制などとなっていますが、相場としては年間で30万円程度となっているところが多いです。

メリット3.ローンOK!自己資金が少なくても始められる

現在、太陽光発電事業は他の事業と比べても参入障壁が低くなっています。その理由の一つとしてあげられるのが、日本政策金融公庫や銀行からの融資です。所定の審査に通る必要がありますが、利率の低い商品も用意されているため融資を利用して売電事業を始める方が多くいらっしゃいます。地方銀行などで専門のソーラーローンを扱っているところもあります。

また、これまで銀行からの融資といえば、企業・個人の持つ資産を評価して、その信用力に応じて融資する『コーポレートファイナンス』が一般的でしたが、実施する企業の資産評価ではなく、実施するプロジェクトが生み出すキャッシュフローから返済することを前提に融資する『プロジェクトファイナンス』による融資事例もあります。

『プロジェクトファイナンス』での融資が認められれば、借り手の返済は事業に関わる財産に限定される「ノンリコースローン」となるため、債務全体の返済責任を負わなくてもよくなり、低リスクで売電事業を始めることも可能です。

メリット4.>建設費用が安いため価格もお得

土地付き分譲太陽光発電は大きな太陽光発電を設置して、それを区分けして販売しています。小さな発電所を複数建設するのと比べて、大きな発電所を設置することでコストを低く抑えることができます。これによって、50kW土地なしで2000万円以上かかっていたところを、土地代込みで2000万円以下の商品も販売されています。

施工販売会社から見れば、分譲にすることでコストを下げて設置することができます。相対的に価格を下げて販売することができるため、ユーザーは相場よりも安く、土地付きの分譲太陽光発電所のオーナーになることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では土地付き太陽光発電について詳しく紹介してみました。

売電目的だけでは中々厳しくなってきた土地付き太陽光発電ですが、自己消費の観点で見れば非常に有益なものだと思います。予算の都合が合う方はぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?

監修

監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー

曽山

『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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