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    今のままでは危険かも?電気代は電力会社でこんなに違う!契約プランの選び方のコツも伝授!

    公開日:2021/11/15 | | カテゴリ:省エネ全般に関する記事一覧

    今のままでは危険かも?電気代は電力会社でこんなに違う!契約プランの選び方のコツも伝授!

    電気代の契約って、お住まいの地域の電力会社のままではないでしょうか?

    今回は、各地域の電力会社によって電力プランがこんなに違う!というポイントと、電力プランの選び方のコツもお伝えしていきます。

    まずは今回の記事の結論です。

    今回の記事のポイント
    • 電力会社によって「単価」や「プラン」は違う
    • 選べる地域などの制限があるので、契約変更する際は電力会社に予め条件などを確認
    • オール電化(時間帯別契約)は平日の在宅が多い家庭は要注意
    • オール電化(時間帯別契約)は太陽光発電・蓄電池・エコキュートとの併用で良さを活かせる
    • 使用電力量が少ない家庭(1~2人住まい)は、従量電灯の方がトクになる場合も
    • 近い将来は、太陽光発電を中心とする再エネを利用した「昼間が安いプラン」ができる可能性もある(経産省が検討中)

    電力会社ごとのプラン

    電気を買う会社は自由に選べる

    引越や新築の際に契約する、電力会社(東京電力・関西電力等)は住んでいる地域の電力会社に申し込むことが当たり前、というのが一般的ですよね。

    しかし2016年の電力の小売り自由化に伴い、お住まいの地域以外の電力会社、そして民間や自治体が運営する電力会社から、電気を購入できるようになりました。

    電気を購入できる民間・公共の機関は912事業者(令和6年12月1日時点)にのぼり、今後も増加し続けていく予測になっています。
    ※出典:資源エネルギー庁・登録小売電気事業者一覧

    912事業者全てのプランの紹介は難しいため、今回はオール電化の家庭が主に契約する、時間帯別契約のプランを地域の電力会社ごとで比較してみましょう。

    この時間帯別契約を提供している民間機関はまだ少ないのが実態です。

    そのため太陽光発電やエコキュートなども検討している方は、地域の電力会社での時間帯別契約が多くなると想定されます。

    地域の電力会社も申し込める地域、できない地域があります。また申込が可能な事業者は地域によって差があります。

    気になる方は個別の地域で調べてみてください。

    続いて、電力プランの基礎知識を解説しますが、従量電灯と時間帯別契約の仕組みがわかっている方は、「地域の電力会社ごとの時間帯別契約プラン」へおすすみください。

    電力プランの基礎知識

    電力プランは、大きく分けて2つのタイプがあります。1つが「従量電灯」、もう1つが「時間帯別契約」です。

    ここでは、この2つのプランの概要をカンタンに解説します。

    従量電灯プラン

    1つ目の「従量電灯」とは使った量に応じて料金が変わるプランです。

    まず基本料金は、契約するアンペア数に応じて金額が変わります。

    アンペアとは、カンタンに言えば「一度に使える電気量」の違いです。

    エアコンを付けて電子レンジをつけて、ケトルも使ったり…すると”ブレーカーが落ちます”よね。これは、一度にたくさんの電気を使って契約アンペア数を超えてしまった、ということです。

    一度にたくさんの電気を使うことが多くブレーカーがよく落ちる方は契約アンペア数を見直すと良いでしょう。

    この基本料金にプラスして、使用量に応じた「使用料」が加算されます。検針日起算で、使った電気量が「延べ」で加算されていきます。

    東京電力の従量電灯Bを例にすると、検針日から電気を使っていき、延べで120kWhという電気量までは29.80円/kWhという単価で計算されます。そして、120kWhを超えた分は単価が上がります。

    同じように電気を使っていても121kWh~300kWhまでの使った分については36.40円/kWhとなります。さらに301kWhを超えた分については、40.49円/kWhで計算されていきます。

    そのため、1ヶ月で301kWh以上の電気を使うと第1段階+第2段階+第3段階の料金の合算の使用料で請求されることになります。

    従量電灯で重要なポイントは、第3段階まで使ってしまうと高い電気代になってくる、という点です。

    続いて、「時間帯別契約」についてです。

    時間帯別契約プラン

    文字通り、時間や曜日によって単価が異なるプランです。

    おおむね「平日を中心として昼間~夜間の電気単価が高く、深夜時間帯が安い」という構図になっています。

    (出典:東京電力エナジーパートナー株式会社「スマートライフプラン」)

    上図は、東京電力の時間帯別契約である「スマートライフプランで、深夜1時~翌朝6時までが安い時間帯です。

    例に挙げた東京電力のプランは曜日は関係ありませんが、電力会社によっては曜日によって単価が異なります。

    以上が2つの大きなプランの特徴です。

    それではオール電化の方や、太陽光発電を設置される方に多く採用されている時間帯別契約について、細かくみていきましょう。

    地域の電力会社ごとの時間帯別契約プラン

    それでは、気になる電力会社ごとの代表的な時間帯別契約のプランをみてみましょう。

    ■北海道電力(※エネとくスマートプランの単価)

    平日・土曜日(8時~22時) 37.93円 / kWh
    平日・土曜日(22時~8時) 28.99円 / kWh
    日曜・祝日(終日) 28.99円 / kWh

    ■東北電力(※よりそうナイト&ホリデー)

    平日・休日(7時~23時) 60kWhまで:34.79円 / kWh
    61~140kWhまで:43.55円 / kWh
    141kWh以上:50.11円 / kWh
    夜間・休日(22時~8時) 27.27円 / kWh

    ■中部電力(※スマートライフプランの単価)

    平日(10時~17時) 38.80円/ kWh
    平日(8時~10時・17時~22時) 28.61円 / kWh
    土日・祝日(8時~22時) 28.61円 / kWh
    平日・休日(22時~8時) 16.52円 / kWh

    ■関西電力(※eスマート10の単価)

    平日・休日(10月~6月 / 8時~22時) 27.36円 / kWh
    平日(7月~9月 / 8時~13時・16時~22時) 30.11円 / kWh
    平日(7月~9月 / 13時~16時) 38.53円 / kWh
    休日(7月~9月 / 8時~22時) 30.11円 / kWh
    平日・休日(22時~8時) 15.53円 / kWh

    一例を挙げましたがこのように電力会社によって、単価も大きく変わります。

    20円や30円と聞くと安いですが、相対的に比較すると2~3割変わってきますので、見直しをしてみると良いでしょう。

    ただし、全ての電力会社が自由に選べるわけではなく、電力供給している地域しか申込ができません。

    ホームページなどで、契約の切り替えができるかどうか確認できますので、気になる方は調べてみましょう。

    時間帯別契約を上手く利用して節約する方法

    時間帯別契約の存在とは

    時間や曜日によって単価が異なるプランですが、時間帯で単価が変わる理由は「需給バランス」によるものです。

    平日の朝~夕方は、人が活発に生活のため電気を社会全体で使い、深夜になれば電気の使用量も減ります。

    日本の主力電源は火力発電ですが、火力発電は細かい調整が難しいため、深夜だからと言って一気に発電する電力を減らすことができません。

    そのため、深夜電力を安くして深夜に電気を使ってもらい、社会全体でできるだけ電力使用量の平準化を図っていくため、深夜電力は安く設定されています。

    一方で、需要が多くなる昼間の単価は高くなります。

    需要が多い時間帯は、電力単価を上げて需要を少しでも抑えたいわけです。現在では再生可能エネルギーや水力発電、一部で原子力発電のミックス電源によって、需給バランスを図っています。

    このように、社会全体のエネルギーバランスが単価に反映されてきています。

    時間帯別契約を上手く利用する

    時間帯別契約と相性が良いのが、太陽光発電・蓄電池といった再生可能エネルギーを利用できる機器、深夜にお湯を沸かすエコキュートです。

    平日休日関係なく、昼間に晴れていれば太陽光発電は自家発電を行います。

    時間帯別契約では、日中には単価の高額なプランが多かったですが、太陽光発電があれば高い単価の電気を買わずに済みます。ただ、毎日晴れているわけでもなく雨の日は発電があまり期待できません。

    日没から寝るまでの夜間、一番電気を使う時間帯も太陽光発電の発電はありません。

    電力会社によりますが、単価が安くなる時間帯は22時~23時頃が多く、この時間帯は電気を買わざるをえない状況です。

    このとき蓄電池があれば、発電した電気や深夜電力をためて、夜間や雨天時に使うことができます。

    また、安い深夜電力は積極的に利用すると良いです。

    しかし、その時間帯に起きて生活リズムを昼夜逆転させるわけにはいきません。

    そのため、エコキュートでお湯を深夜時間帯に沸かして、高温のお湯をタンクにためておいたり、蓄電池に電気をためておくことで節約ができるわけです。

    ポイントをおさらいすると、こちらの3つが重要なポイントです。

    • 時間帯別契約の高い単価の電気を、できるだけ買わないようする
    • 深夜電力はエコキュートや蓄電池で積極的に利用する
    • 太陽光発電があれば年間の約半分~3分の2程度の日で発電が期待できる

    単純に太陽光発電や蓄電池を導入せず、オール電化だからと時間帯別契約にすると電気代の請求が高額になる危険性があります。

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    時間帯契約にしない方がいい家庭も

    結論から申し上げると、日中に在宅している家庭は時間帯別契約はよく考えないといけません

    オール電化にしたら自動的に時間帯別契約にしなくてはいけない、ということはありません。

    時間帯別契約にする方が多い理由としては、エコキュートによるものです。

    しかしエコキュートで1ヶ月に使う電力は、約120~150kWh(季節・地域・水温・設定湯温等で変動する)です。

    オール電化の家庭では、1ヶ月平均の電力使用量が600kWh前後と言われています。

    全体使用量に対して、オトクな時間帯で利用している割合が低いと、相対的に高額な時間帯別契約によって請求額が高くなることもありえます。

    具体的事例で考えると、中部電力管内で同じ600kWh使用(60A契約)の場合、平日に在宅している割合が高いと時間帯契約の方が高額になります。

    中部電力・従量電灯B:17,676円
    ※基本料金1,926円+第1段階2,544円+第2段階4620.6円+第3段階8586円

    中部電力・スマートライフプラン:20,833円
    ※基本料金3,443円+平日昼7,760円(200kWh)+平日夜/休日7,152円(250kWh)+深夜2,478円(150kWh)

    このように日中に家に在宅して電気を使っていることが多い家庭は、もしかすると従量電灯の方が安くなるかも知れません。

    ただ従量電灯でも、時間帯別契約でもオール電化になってくると高額には変わりません。

    そこで最も良い方法は、高い電気代を買わないようにするため、時間帯別契約で太陽光発電・蓄電池を導入することです。

    上記の例で、太陽光発電や蓄電池があったと仮定しましょう。

    中部電力・スマートライフプラン:20,833円 → (太陽光発電・蓄電池があれば)10,403円

    • 基本料金3,443円
    • 平日昼7,760円(買電量200kWh)→3,104円(買電量80kWh)
    • 平日夜/休日7,152円(買電量250kWh)→4,291円(買電量150kWh)
    • 深夜2,478円(買電量150kWh)→変化なし2,445円(買電量150kWh)
    • 売電収入:▲2,880円

    ※太陽光発電は5kWhで400kWh / 1ヶ月 発電と仮定
    ※発電量の400kWhの内3割120kWhを自己消費と仮定
    ※発電量の400kWhの内100kWhを蓄電池へ充電、平日夜/休日に放電と仮定
    ※発電量の400kWhの内180kWhは売電と仮定(売電単価16円)

    上記はあくまで仮定の概算ですが、このように高い時間帯の電気を買わないような太陽光発電・蓄電池を導入すると、負担を減らすことができます。

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    再エネを利用した昼間が安い新電力プランが構想中

    2021年9月末、経済産業省は電力会社に対して、昼間に単価の安いプラン設定の義務付けに入ったとの一部報道がありました。

    これを「変動制義務化案」と言います。

    (出典: 株式会社日本経済新聞社「電気料金、昼に安く 太陽光活用へ変動制義務化案」)

    太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーの活用を有効的に促すため、昼間に単価の安い電力プランで深夜電力から昼間にシフトする流れも見えてきました。

    このような変動制プラン設定を検討する理由は、再生可能エネルギーの有効活用と、蓄電できる機器の普及です。

    まず太陽光発電は、当然晴れている日中にリアルタイムで発電をします。

    しかし、その電気は貯めておくことができず、発電した分との需給バランスを電力会社が均衡を取る調整をします。

    この均衡を調整する中で、地域で使っている電力(需要)より、発電している量(供給)の方が多い状態になると「出力抑制」という操作がかかります。

    「出力抑制」は、この均衡を保つため、太陽光発電側にこれ以上、電気を系統側(電力会社側)へ送らないで、という信号を送ります。

    これにより、太陽光発電は実際は発電を行ってはいるものの、系統側へ電気を流さない動作をします。

    九州電力や東北電力などでは、この出力抑制がずっと問題になっていました。

    発電事業者からすれば、せっかく発電しているのに売電できない

    電力会社側からすれば、勿体ないのでなんとか有効活用できないか?という問題です。

    この状態を少しでも解消するため、また再生可能エネルギーをもっと有効活用するために、昼間に電気を使ってもらおう、というわけです。

    現状は、深夜電力を有効的に使ってほしいため、深夜電力を比較的安く設定していますが、将来的には昼間を安く設定していく方向にシフトしてきている、ということです。

    再生可能エネルギーを有効活用する方法としては、例えばエコキュートを晴れている場合は昼間に稼働させる、電気自動車を充電する、ということで電力需要を上げることができます。

    電力を多く消費できる電気自動車が普及してくれば、市場連動型のプランによって再生可能エネルギーの有効活用と共に、電気自動車の充電も安くできるかも知れません。

    このあたりの経済産業省の動きは、将来的な電力運用において注視しておきたいポイントですね。

    まとめ

    まとめとしてお伝えしたいことは、現状の電気料金のプランを見直すことで大幅な節約につながる可能性もあるということです。

    また太陽光発電・蓄電池はよく「元が取れないから導入しない」という意見も聞きます。販売業者やメーカーによっては、元を取るのにかなりの時間がかかる試算があるかも知れません。

    ただ、太陽光発電・蓄電池はご自身の「資産」になり「災害時の備え」にもなります。それに対して光熱費は一生払い続ける「出費」です。

    これに気づける方から、電力プランの見直し+太陽光発電・蓄電池を導入していっています。

    また、「再エネを利用した昼間が安い新電力プランが構想中」で紹介した将来的な市場連動型や、変動制の電力プランが導入されてくると、太陽光発電・蓄電池がセットでないと有効活用できない状態になります。

    蓄電池そして電気自動車を持っている方から、安い電気をしっかり利用できる、という将来像になっていくのではないでしょうか。

    こういった電力事情や契約プランをしっかり理解することで、家計にオトクな節約を賢くできます。

    監修

    監修

    エコ発事務局 太陽光アドバイザー

    曽山

    『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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