太陽光発電メーカーの特徴・スペックを比較
公開日:2013/05/21 | 最終更新日:2024/12/19

こちらのページでは、国内外の太陽光発電メーカーの特徴・スペックを比較することができます。
太陽電池モジュール(ソーラーパネル)はメーカーによって、単結晶、多結晶、CIS系などさまざまな特徴があります。発電量、デザイン性、変換効率、価格など、太陽光発電システムを設置する前に各メーカーの違いを把握しておきましょう。
接続箱、パワーコンディショナーは一体型となっているものや、OEM製品(他社ブランド製品を製造)を提供しているメーカーなど様々です。国内メーカーは自社製品を販売しているケースが多いです。
各メーカーの詳細説明
各メーカーの特徴や、スペックについて説明しています。
メーカー | 説明 |
---|---|
![]() シャープの説明 |
国内シェア一位のメーカーで、モジュールの種類が豊富。新築から既築、集合住宅まで、さまざまな形状の屋根に設置することが可能です。単結晶・多結晶のモジュールがあり、予算の調節もしやすいメーカーです。 |
![]() パナソニックの説明 |
パナソニックは高効率・高出力の単結晶ハイブリッド系のHITを販売しています。省スペースに設置できることから住宅用でシェアの伸ばしています。 |
![]() 京セラの説明 |
日本で最初に住宅用太陽光発電システムの販売を始めたのが京セラです。また、業界でいち早く10年保証を導入しています。海外での実績も多く、自社で一貫製造されたモジュールの信頼性は高い。 |
![]() 東芝の説明 |
モジュール、システムの変換効率は世界でもトップクラスです、小さく軽いモジュールは、省スペースへの設置にも最適です。15年・20年の長期保証も行なっています。 |
![]() 三菱電機の説明 |
パワーコンディショナの変換効率は97.5%でトップクラス。住宅用・産業用で設置事例が多く。モジュールの形状も多彩。ユーザーの設置環境に合わせて最適なシステムを提案しています。 |
![]() カナディアン・ソーラーの説明 |
カナダの厳しい環境にも耐えられる高い耐久性と厳しい品質管理を行なっています。モジュールの保証は25年。システム機器は日本製を採用しています。 |
メーカー毎の発電量・変換効率・価格を比較
メーカー名 | 型番・種類 | 出力 | 変換効率 | 価格 | 1Wあたり |
---|---|---|---|---|---|
シャープ | 単結晶 NQ-198AC |
198W | 17.2% | 117,180円 | 591円 |
パナソニック | 単結晶 VBHN240SJ21 |
240W | 18.7% | 139,650円 | 581円 |
京セラ | 多結晶 KJ200P-3CRCE |
200W | 平均14.77% | 96,600円 | 483円 |
東芝 | 単結晶 SPR-250NE-WHT-J |
250W | 20.1% | 191,625円 | 766円 |
三菱電機 | 単結晶 PV-MA2200K |
220W | 18.4% | 152,460円 | 693円 |
カナディアン・ソーラー | 単結晶 CA6A-215MM |
215W | 16.50% | 142,222円 | 661円 |
※出力は公称最大出力の値です。1Wあたりの価格は小数点以下切り捨て。価格はメーカー希望小売価格を参考。
最新の情報は公式ホームページをご確認ください。
各メーカーの保証・補償について
メーカー名 | 保証期間 | 定期点検 | ||
---|---|---|---|---|
モジュール | 周辺機器 | 発電モニタ | ||
シャープ | 無償:10年 有償:15年 |
WEBモニタリングサービス | ||
パナソニック | 機器瑕疵保証:10年 自然災害補償:10年(有償) |
1年 | なし | |
京セラ | 10年 | 10年 | 1年 | 設置1年後の点検(無料) 1年後以降は任意(有料) |
東芝 | 無償:10年 有償:15年/20年 |
無償:10年 有償:15年 |
1年 | 1年目、4年に1度の点検(有償) |
三菱電機 | 20年 | 10年 | 1年 | 4年ごとの定期点検(有償) |
カナディアン・ソーラー | 25年 | 10年 | – | なし |
定期点検については、メーカー保証の他に施工販売店がアフターサービスとして独自に行なっている場合もあります。工事補償・災害補償がついているメーカーもあり、保証の形はメーカーによってさまざまです。太陽光発電システムは長期的に利用する商品です。保証内容も考慮しましょう。
海外メーカーと国内メーカー
2012年から始まった全量買取制度と前後して、海外のメーカーが日本市場に参入してきています。太陽光発電に限らず、海外メーカーへの信頼度は高くありませんが、海外製だから悪いということはありませんし、日本メーカーだから安心という時代でもありません。予算なども考慮して幅広く選択するのがよいでしょう。
海外メーカーの場合、撤退した場合の不安がつきまといます。太陽光発電は長期的に利用するものですが、売り上げが悪ければ日本から撤退する可能性はあります。撤退後も保証が継続されればいいのですが、窓口が海外になってしまった場合など、スムーズな対応ができないかもしれません。
ただ、ここ数年、世界的に売り上げを伸ばしているのは海外勢ですし、海外メーカーと国内メーカーのモジュール料金を比較した場合、海外メーカーの方が安い傾向にあります。メリット・デメリットはそれぞれにありますが、海外製だから日本製だからという理由でメーカーを選ぶのではなく、自分の家に最適なメーカーはどこななかという視点で判断するのが良いでしょう。