大田区の太陽光・蓄電池の補助金は出る?東京都・国の制度を活用して最大〇〇万円お得に!
公開日:2025/09/17 | | カテゴリ:見積もり・価格比較・購入に役立つコンテンツ

「大田区で太陽光発電や蓄電池の導入を考えているんだけど、補助金って結局いくらもらえるの?」
そのようにお考えのあなたへ。結論からお伝えすると、残念ながら大田区には区独自の補助金はありません。ただし、東京都や国の補助金は利用できるので、区の補助金が出なくても導入費用を大幅に抑えることが可能です。
まずは、どんな補助金があるのか、早見表でチェックしてみましょう。
蓄電池・太陽光補助金制度早見表
制度名 | 補助対象機器 | 補助金額の目安 | 併用可否 |
---|---|---|---|
大田区 | 太陽光発電 | なし | – |
蓄電池 | なし | ||
東京都 | 太陽光発電 | 10万円/kW〜 | ◯(都・国の制度と併用可) |
蓄電池 | 12万円/kWh〜 | ||
国のZEHなど | ZEH住宅 | 55万円〜 | ◯(都・区の制度と併用可) |
東京都や国の補助金を組み合わせることで、高額になりがちな太陽光発電システムや蓄電池の導入ハードルをぐっと下げることができます。
では、実際にどれくらいの補助金を受け取れるのか、状況別のシミュレーションを見てみましょう。
あなたの状況別!補助金シミュレーション
シミュレーションケース | 導入機器の例 | 補助金額の合計 | 補助金の内訳 |
---|---|---|---|
ケース1:太陽光と蓄電池をセットで設置(既存) | 太陽光(4.87kW) + 蓄電池(16.4kWh) |
最大265.2万円 | 東京都:58.4万円(太陽光)+ 206.8万円(蓄電池) ※DR実証に参加 |
ケース2:蓄電池を単体で設置(既存) | 蓄電池(16.4kWh) | 最大206.8万円 | 東京都:206.8万円 |
この記事では、大田区にお住まいのあなたが利用できる補助金制度を徹底的に解説し、どの制度をどのように組み合わせるのが最適なのかを具体的にご案内します。
それでは、それぞれの補助金制度について詳しく見ていきましょう。
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【大田区】※太陽光発電と蓄電池の補助金はありません
大田区は、太陽光発電と蓄電池の補助金制度はありません。しかし、この後にご紹介する東京都や国の補助金を活用することで、導入費用を大幅に抑えられます。
では、具体的にどんな制度があるのか、まずは太陽光発電システム設置に対する補助金から詳しくご紹介します。
住宅リフォームや燃料電池(エネファーム)の補助金はありますので気になる方はこちらをチェック!
【東京都】災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
大田区で蓄電池や太陽光発電を導入するなら、絶対に活用したいのが東京都の補助金です。補助額が非常に大きく、導入費用の大部分をカバーできる可能性があります。
この事業は「太陽光発電」と「蓄電池」でそれぞれ補助が用意されています。
太陽光発電システムの補助金
太陽光発電システムを新たに設置する場合の補助金です。新築・既存住宅で金額が異なります。
住宅の種類 | 太陽光パネル容量 | 補助額(/kW) | 上限額 |
---|---|---|---|
新築住宅 | 3.6kW以下 | 12万円 | 36万円 |
3.6kW超 | 10万円 | – | |
既存住宅 | 3.75kW以下 | 15万円 | 45万円 |
3.75kW超 | 12万円 | – |
さらに、陸屋根への設置や防水工事など、条件に応じて上乗せ助成も用意されており、非常に手厚い内容となっています。
申請期間
事前申込は令和7年5月30日から開始。申請は令和7年6月30日から令和8年3月31日までです。
蓄電池システムの補助金
蓄電池を新たに設置する場合、または既存の蓄電池ユニットを増設する場合に利用できます。
対象 | 補助額 | 主な要件 |
---|---|---|
蓄電池パッケージ(新規設置) | 12万円/kWh | 太陽光が設置済み or 同時設置、または再エネ電力メニュー契約 |
蓄電池ユニット増設 | 8万円/kWh | 太陽光が設置済みであること |
DR実証への参加(上乗せ) | 上記に+10万円 | デマンドレスポンス(DR)実証への参加 |
関連機器 | 経費の1/2(最大10万円) | エネルギーマネジメント機器など(DR参加必須) |
ポイントは「DR実証への参加」です。これは、電力需給が逼迫した際に、電力会社の要請に応じて蓄電池の充放電を遠隔制御することに協力する取り組みです。参加するだけで10万円が上乗せされるため、積極的に検討しましょう。
申請期間
事前申込は令和7年5月30日から開始。申請は令和7年6月30日から令和11年3月30日までと長期間にわたりますが、契約前に事前申込が必要な点に注意してください。
太陽光パワーコンディショナの交換も対象に
すでに太陽光発電を設置している方向けに、パワーコンディショナ(発電した電気を家庭で使えるように変換する機器)の交換費用も補助対象となります。
- 補助額: 対象経費の1/2(上限10万円/台)
- 申請期間: 令和7年6月30日~令和8年3月31日
【国】新築住宅なら必見!ZEH・子育て関連の補助金
これから家を新築する、あるいは新築住宅の購入を検討している方は、国の補助金も視野に入れましょう。特に省エネ性能の高い住宅が対象となります。
ZEH(ゼッチ)補助金
年間のエネルギー消費量をおおむねゼロにする住宅「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」を新築・購入する場合に利用できます。太陽光発電の設置が必須要件です。
- ZEH支援事業:
- ZEH: 55万円/戸
- ZEH+: 90万円/戸
- 蓄電システム追加補助: 上限20万円/戸
出典:戸建ZEH|ZEH補助金
ZEH+では、高性能な設備(蓄電池やV2Hなど)を導入することで補助額が加算されます。
ただし、この補助金を利用するには、SIIに登録された「ZEHビルダー/プランナー」が設計・建築・販売に関与する住宅である必要があります。ハウスメーカーや工務店に確認しましょう。
子育てグリーン住宅支援事業
子育て世帯や若者夫婦世帯が、高い省エネ性能を持つ住宅を取得する場合に支援が受けられます。
- 補助額:
- 長期優良住宅: 80万円/戸
- ZEH水準住宅: 40万円/戸
- ※古家の除却を伴う場合は20万円/戸が加算されます。
ZEH水準住宅も太陽光発電の導入が前提となるため、蓄電池と合わせて検討する際に有力な選択肢となります。
【具体例】大田区で一番お得な補助金活用シミュレーション
では、これらの補助金を組み合わせると、実際にどれくらいお得になるのでしょうか。具体的なケースで見てみましょう。
【ケース1】大田区の既存戸建て住宅に、太陽光発電(4.87kW)と蓄電池(16.4kWh)を新規で同時設置する場合
- 東京都の補助金(太陽光発電)
計算式: 12万円/kW × 4.87kW = 58.4万円
※既存住宅で3.75kWを超えるため、12万円/kWが適用 - 東京都の補助金(蓄電池)
計算式: 12万円/kWh × 16.4kWh = 196.8万円
DR実証に参加した場合: 196.8万円 + 10万円 = 206.8万円
58.4万円(都・太陽光)+ 206.8万円(都・蓄電池)= 265.2万円
※DR実証に参加した場合の合計です。
【ケース2】大田区の既存戸建て住宅に、蓄電池(16.4kWh)を単体で設置する場合
- 東京都の補助金(蓄電池)
計算式: 12万円/kWh × 16.4kWh = 196.8万円
DR実証に参加した場合: 196.8万円 + 10万円 = 206.8万円
196.8万円(都・蓄電池)+ 10万円 = 206.8万円
※この金額は、あくまで理論上の最大値であり、各補助金の併用可否や詳細な要件については、申請前に必ず各窓口にご確認ください。
このように、合計で265.2万円もの補助金を受け取れる可能性があります。蓄電池単体でも東京都の補助金が豊富なため、高額な補助金が期待できます。
補助金申請で失敗しないための3つの重要ポイント
魅力的な補助金ですが、申請手続きでつまずかないために、以下の3つのポイントは必ず押さえておきましょう。
- 「契約前」の「事前申込」が必須(東京都)
東京都の補助金は、工事の契約を締結する前に「事前申込」を行う必要があります。 契約後にこの制度を知っても、残念ながら申請はできません。
まずは信頼できる設置業者に相談し、補助金申請をサポートしてもらいながら進めるのが最も確実です。 - 予算には限りがある!早めの行動を
東京都の補助金は、予算に達し次第締め切られます。人気の補助金は早期に受付終了となる可能性があるため、「いつかやろう」ではなく、「やろう」と決めたらすぐに行動を開始することが重要です。 - 複数の業者から見積もりを取る
補助金を利用するとはいえ、元の設置費用が高ければ意味がありません。必ず複数の専門業者から相見積もりを取り、価格とサービス内容を比較検討しましょう。
その際、補助金申請のサポート実績が豊富かどうかも、業者選びの重要な判断基準になります。面倒な申請手続きを代行してくれる業者を選ぶと、スムーズに進めることができます。
まとめ:大田区での太陽光・蓄電池導入は、補助金活用のプロに相談から
今回は、大田区にお住まいのあなたが利用できる太陽光・蓄電池の補助金について詳しく解説しました。
- 大田区の補助金は出ないが、東京都や国の補助金が利用可能
- 太陽光と蓄電池をセットで導入するとメリットが最大化する
- 申請には「契約前の事前申込」などルールがあるため、専門家のサポートが不可欠
エネルギーの自給自足、電気代の削減、そして災害への備え。太陽光発電と蓄電池は、これからの暮らしに大きな安心をもたらしてくれます。
まずは、あなたの家に最適なシステムと、最大限活用できる補助金の組み合わせについて、専門業者に相談してみませんか?多くの業者では無料で見積もりやシミュレーションを行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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