【2025年最新】兵庫県の太陽光・蓄電池の補助金一覧！金額と条件まとめ － 太陽光発電の一括見積もり・価格比較サービス【エコ発】

2025年度（令和7年度）兵庫県では住宅用太陽光発電・蓄電池に対して、全国的に見ても高額な補助金制度が実施されています。

具体的には、太陽光発電1kWあたり7万円、蓄電池最大35万円の補助金が交付されます。さらに、お住まいの市町村によっては独自の補助金を「上乗せ（併用）」できるため、導入費用を大きく抑えることが可能です。

まずは、県の補助金制度の概要をご確認ください。

例えば、一般的な「太陽光パネル4kW ＋ 蓄電池1台」を導入する場合、県からの補助金だけで合計63万円（28万円＋35万円）が受け取れる計算になります。

ただし、この県の補助金は「FIT制度（固定価格買取制度）を利用しない」ことや、「発電した電力の30%以上を自家消費する」ことが条件となっており、売電収入を目的とした通常の運用では利用できないケースがあります。そのため、「どのような目的で導入するか」によって使える補助金が異なります。

この記事では、兵庫県全域で利用できる県の補助金と、市町村ごとの補助金を一覧で分かりやすく解説します。

兵庫県の補助金を徹底解説

兵庫県が実施している補助金は、「令和7年度自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業」です。

補助金制度の概要

この制度は、単なる補助金ではなく、脱炭素社会の実現に向けて「自家消費」を強く推進するものであり、導入を検討する上でいくつかの重要な特徴があります。

（出典：令和7年度自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業）

申請期間

令和7年11月27日～令和8年3月31日

兵庫県では、県レベルで自家消費型の太陽光発電設備・蓄電池に対する補助金を実施しています。FIT/FIP制度を利用しない自家消費型の設備が対象です。

【重要】

兵庫県の補助金は、FIT制度またはFIP制度の認定を取得しないことが必須条件です。太陽光発電設備で発電する電力量の30%以上を自家消費する必要があります。また、多くの市町村でも独自の補助金制度を実施していますが、市町村によって補助金額や条件が大きく異なります。

補助金額

兵庫県（県レベル）

• 太陽光発電設備：7万円/kW（上限35万円）
• 蓄電池：対象経費の1/3（上限14.1万円/kWh、総額上限35万円）

市町村レベルの補助金

兵庫県内の多くの市町村でも独自の補助金制度を実施しています。市町村の補助金は大きく2つのパターンに分類されます：

【パターン1】県と同額の補助金（7万円/kW、上限35万円）

• 相生市、豊岡市、養父市、南あわじ市、宍粟市、高砂市、三田市、川西市、新温泉町、太子町、宝塚市、神河町
• これらの市町村では、太陽光発電設備に対して県と同額の補助を実施
• 自家消費率30%以上が必須条件

【パターン2】独自の補助金額（3万円/kW、上限15万円）

• 西宮市、赤穂市、上郡町、西脇市、三木市、加古川市、姫路市、丹波篠山市、丹波市、稲美町、播磨町、たつの市
• これらの市町村では、独自の補助金額を設定
• FIT制度の認定を取得しないことが条件

【蓄電池の補助金】

• 西宮市、姫路市（受付終了）、播磨町（受付終了）：対象経費の1/3（上限15万円）
• 加西市：対象経費の1/3（上限15万円）
• 宝塚市、神河町：対象経費の1/3、上限14.1万円/kWh（総額上限23.5万円）

【注意】

一部の市町村では既に受付を終了しています（姫路市・蓄電池：令和7年8月4日終了、加東市：令和7年10月22日終了、明石市：令和7年11月30日終了、播磨町・蓄電池：予算上限達成）。また、神戸市、伊丹市、小野市は補助金制度がなく、共同購入事業のみを実施しています。

必須要件・条件

兵庫県（県レベル）の要件

1. 居住要件：兵庫県内に住所を有する個人であること。
2. FIT/FIP制度の制限：FITの認定またはFIP制度の認定を取得しないこと。
3. 自家消費率：太陽光発電設備で発電する電力量の30%以上を自家消費すること。
4. 蓄電池の条件：太陽光発電設備と一体的に導入すること（蓄電池のみの申請は不可）。
5. 税金の滞納がないこと：県税、市町村税等の滞納がないこと。

市町村レベルの共通要件

多くの市町村で以下の要件が設定されています。

1. 居住要件：当該市町村内に住所を有し、自ら居住する住宅に設置すること。
2. FIT制度の制限：FIT制度の認定を取得しないこと。
3. 自家消費率：太陽光発電設備で発電する電力量の30%以上を自家消費すること（7万円/kW補助の市町村）。
4. 蓄電池の同時設置：蓄電池は太陽光発電設備と同時に設置することが条件（蓄電池補助がある市町村）。
5. 税金の滞納がないこと：市町村税の滞納がないこと。
6. 新品・未使用品：設置する設備は新品・未使用品であること。

【解説】

兵庫県の補助金制度は、FIT/FIP制度を利用せず、発電した電力を自家消費することを重視しています。県と市町村の補助金を併用できる場合がありますので、お住まいの市町村の制度を必ず確認してください。また、神河町のように申請期間が限定されている場合もありますので（令和7年10月1日～12月26日）、早めの申請をお勧めします。

兵庫県 全自治体 太陽光発電・蓄電池補助金一覧

各市町村の補助金情報を一覧にまとめました。申請期間や詳細な要件は、必ず各自治体の公式サイトでご確認ください。

【具体例】兵庫県で太陽光発電の補助金を活用したシミュレーション

では、これらの補助金を組み合わせると、実際にどれくらいお得になるのでしょうか。具体的なケースで見てみましょう。

兵庫県西宮市の既存住宅に、太陽光発電（4.87kW）と蓄電池（16.4kWh）を同時に設置する場合

1. 兵庫県の補助金（太陽光発電）
   計算式: 7万円/kW × 4.87kW = 34.09万円
2. 兵庫県の補助金（蓄電池）
   計算式: 対象経費の1/3（上限） = 35万円
3. 西宮市の補助金（太陽光発電）
   計算式: 3万円/kW × 4.87kW = 14.61万円
   ※上限は15万円のため、14.61万円が適用
4. 西宮市の補助金（蓄電池）
   計算式: 対象経費の1/3（上限） = 15万円

※この金額は、あくまで理論上の最大値であり、各補助金の併用可否や詳細な要件については、申請前に必ず各窓口にご確認ください。

兵庫県西宮市の既存住宅に、太陽光パネル（4.87kW）を単体で設置する場合

1. 兵庫県の補助金（太陽光発電）
   計算式: 7万円/kW × 4.87kW = 34.09万円
2. 西宮市の補助金（太陽光発電）
   計算式: 3万円/kW × 4.87kW = 14.61万円
   ※上限は15万円のため、14.61万円が適用

※この金額は、あくまで理論上の最大値であり、各補助金の併用可否や詳細な要件については、申請前に必ず各窓口にご確認ください。

このように、合計で98.7万円もの補助金を受け取れる可能性があります。太陽光パネル単体でも兵庫県の補助金が豊富なため、高額な補助金が期待できます。

補助金申請で失敗しないための重要ポイント

補助金制度を最大限に活用するために、以下の点にご注意ください。

4. まとめ

今回は、兵庫県にお住まいのあなたが利用できる太陽光発電・蓄電池の補助金について詳しく解説しました。

電気を自分で作れて、電気代も安くなる。そして災害のときも安心できる。太陽光と蓄電池は、これからの暮らしを助けてくれます。

まずは、あなたの家にどんなものが一番合っているか、そして使える補助金には何があるか、専門業者に相談してみませんか？無料で見積もりやシミュレーションを行っていますので、お気軽にお問い合わせください。