【2025年最新】大分県の太陽光・蓄電池の補助金一覧！金額と条件まとめ － 太陽光発電の一括見積もり・価格比較サービス【エコ発】

2025年度（令和7年度）大分県では住宅用太陽光発電・蓄電池に対して、補助金制度が実施されています。

具体的には、太陽光発電1kWあたり3.5万円、蓄電池設備費の1/3の補助金が交付されます。さらに、お住まいの市町村によっては独自の補助金を「上乗せ（併用）」できるため、導入費用を大きく抑えることが可能です。

まずは、県の補助金制度の概要をご確認ください。

例えば、一般的な「太陽光パネル4kW ＋ 蓄電池1台」を導入する場合、県からの補助金と合わせて高額な支援が受け取れる計算になります。

ただし、この県の補助金は「FIT（固定価格買取制度）認定を受けない」ことなどが主な対象となっており、通常の売電目的の契約では利用できないケースがあります。そのため、「どの運用方法を選ぶか」によって使える補助金が異なります。

この記事では、大分県全域で利用できる県の補助金と、市町村ごとの補助金を一覧で分かりやすく解説します。

大分県の補助金を徹底解説

大分県が実施している補助金は、「個人及び事業者向け自家消費型太陽光発電設備等導入事業費補助金」です。

補助金制度の概要

この制度は、自家消費型の再生可能エネルギー導入を支援するもので、導入を検討する上でいくつかの重要な特徴があります。

（出典：個人及び事業者向け自家消費型太陽光発電設備等導入事業費補助金）

申請期間

令和7年6月2日（月）～令和7年11月28日（金）

大分県では、県レベルで「個人及び事業者向け自家消費型太陽光発電設備等導入事業費補助金」を実施しています。太陽光3.5万円/kW（上限200万円）、蓄電池は価格の1/3（上限200万円）と、九州地方では非常に高額の補助金が設定されています。FIT/FIP制度の認定を受けない自家消費型の設備が対象です。

【重要】

大分県では県レベルで太陽光3.5万円/kW（上限200万円）、蓄電池は価格の1/3（上限200万円）と非常に高額の補助金が設定されています。ただし、FIT/FIP制度の認定を受ける場合は補助金を受けることができません。また、発電電力量の30%以上を自家消費する必要があります。蓄電池は1kWhあたりの価格が15.5万円を超えるものは補助対象外です。市町村レベルでは、中津市で太陽光7万円/kW（上限35万円）の高額補助がありますが、県補助金との併用はできません。宇佐市は令和7年度の補助事業を廃止しています。

補助金額

大分県（県レベル）- 個人及び事業者向け自家消費型太陽光発電設備等導入事業費補助金

• 太陽光発電設備：3.5万円/kW（上限200万円）
• 蓄電池：蓄電池の価格（工事費込み、税抜き）の1/3（上限200万円）
• 申請期間：令和7年6月2日（月）～令和7年11月28日（金）
• 条件：FIT/FIP制度不使用、自家消費率30%以上、蓄電池は1kWhあたり15.5万円以下
• 対象：個人、民間事業者、リース又はPPA事業者

市町村レベルの補助金

大分県内で市町村独自の補助金制度が確認できた自治体は限られています。

【大分市】住宅用再エネ・省エネ設備設置補助金

• 蓄電池のみ：設置1件につき一律5万円
• 申請期間：令和7年5月1日（木）～令和8年3月31日（火）
• 条件：未使用品に限る、国の補助対象設備であること

【中津市】中津市脱炭素社会推進事業補助金（個人向け太陽光・蓄電池補助金）

• 太陽光発電設備：7万円/kW（上限35万円）
• 蓄電池：蓄電池の価格（工事費込み、税抜き）の1/3
• 申請期間：令和7年5月1日（木）～
• 条件：FIT/FIP制度不使用、自家消費率30%以上、蓄電池は太陽光と同時導入必須（単独不可）、国や大分県から補助金を受けていないこと

【補助金制度なし・廃止】

• 宇佐市：令和7年度の補助事業は廃止されました
• 日出町：町独自の補助金はなし（大分県の補助金を紹介）
• 玖珠町：町独自の補助金はなし（大分県の共同購入事業を紹介）
• 別府市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、豊後大野市、由布市、国東市、姫島村、九重町：補助金制度が確認できていません

必須要件・条件

大分県（県レベル）の要件

1. FIT/FIP制度の制限：FIT（固定価格買取制度）やFIP制度の認定を受ける場合は、補助金を受けることができません。
2. 自家消費率：導入した太陽光発電設備により発電した電力量について、住宅に設置する場合は30%以上を自家消費する必要があります。
3. 蓄電池の価格制限：定格蓄電容量1kWhあたりの価格（工事費込み、税抜き）が15.5万円を超える蓄電池は補助対象外です。
4. 契約時期：令和7年3月31日以前に契約・発注した事業は補助金を受けることができません。
5. 実績報告期限：令和8年1月30日までに実績報告が提出できる事業に限ります。
6. 対象者：個人、民間事業者、リース又はPPA事業者が対象です。

市町村レベルの要件

補助金制度がある市町村では、以下のような要件が設定されています。

1. 居住要件：当該市町村内に住所を有し、自ら居住する住宅に設置すること。
2. 税金の滞納がないこと：市町村税の滞納がないことが条件となります。
3. 中津市の条件：
   • FIT/FIP制度の認定を取得しないこと
   • 令和7年4月1日以降に契約し、申請時点において工事着工前であること
   • 交付決定後に設備工事を着工し、令和8年2月27日までに実績報告書を提出すること
   • 国や大分県から補助金を受けていない、または受ける予定がないこと（県補助金との併用不可）
   • 発電電力量の30%以上を自家消費すること
   • 蓄電池は太陽光発電設備と同時に導入する付帯設備であること（蓄電池のみの導入は補助対象外）
   • 蓄電池は20kW未満の設備であること
   • 蓄電池は1kWhあたりの価格が12.5万円以下となるよう努めること
   • SII（一般社団法人 環境共創イニシアチブ）の蓄電システムに登録があること
4. 大分市の条件：未使用品に限る、国の補助対象設備であること。

【解説】

大分県では県レベルで「個人及び事業者向け自家消費型太陽光発電設備等導入事業費補助金」を実施しており、太陽光3.5万円/kW（上限200万円）、蓄電池は価格の1/3（上限200万円）と九州地方では非常に高額の補助金が設定されています。ただし、FIT/FIP制度の認定を受ける場合は補助金を受けることができず、発電電力量の30%以上を自家消費する必要があります。市町村レベルでは、中津市で太陽光7万円/kW（上限35万円）の高額補助がありますが、県補助金との併用はできません。大分市では蓄電池のみ一律5万円の補助があります。宇佐市は令和7年度の補助事業を廃止しており、日出町と玖珠町は町独自の補助金がないため県の補助金を活用することになります。別府市、日田市など多くの市町村では補助金制度が確認できていません。

大分県 全自治体 太陽光発電・蓄電池補助金一覧

各市町村の補助金情報を一覧にまとめました。多くの市町村では補助金制度が確認できていません。大分県の補助金を活用できる場合がありますので、詳細は県の公式サイトをご確認ください。

【具体例】大分県で太陽光発電の補助金を活用したシミュレーション

では、これらの補助金を組み合わせると、実際にどれくらいお得になるのでしょうか。具体的なケースで見てみましょう。

大分県中津市の既存住宅に、太陽光発電（4.87kW）と蓄電池（16.4kWh）を同時に設置する場合

※蓄電池の本体価格を120万円と仮定して試算

1. 大分県の補助金（太陽光発電）
   計算式: 3.5万円/kW × 4.87kW = 17.05万円
2. 大分県の補助金（蓄電池）
   計算式: 価格の1/3 (120万円 × 1/3) = 40万円
3. 中津市の補助金（太陽光発電）
   計算式: 7万円/kW × 4.87kW = 34.09万円
   ※上限は35万円のため、34.09万円が適用
4. 中津市の補助金（蓄電池）
   計算式: 価格の1/3 (120万円 × 1/3) = 40万円

※この金額は、あくまで理論上の試算値であり、各補助金の併用可否や詳細な要件については、申請前に必ず各窓口にご確認ください。

大分県中津市の既存住宅に、太陽光パネル（4.87kW）を単体で設置する場合

1. 大分県の補助金（太陽光発電）
   計算式: 3.5万円/kW × 4.87kW = 17.05万円
2. 中津市の補助金（太陽光発電）
   計算式: 7万円/kW × 4.87kW = 34.09万円
   ※上限は35万円のため、34.09万円が適用

※この金額は、あくまで理論上の試算値であり、各補助金の併用可否や詳細な要件については、申請前に必ず各窓口にご確認ください。

このように、合計で131.13万円もの補助金を受け取れる可能性があります。太陽光パネル単体でも大分県の補助金が利用できるため、メリットは大きいです。

補助金申請で失敗しないための重要ポイント

補助金制度を最大限に活用するために、以下の点にご注意ください。

4. まとめ

今回は、大分県にお住まいのあなたが利用できる太陽光発電・蓄電池の補助金について詳しく解説しました。

電気を自分で作れて、電気代も安くなる。そして災害のときも安心できる。太陽光と蓄電池は、これからの暮らしを助けてくれます。

まずは、あなたの家にどんなものが一番合っているか、そして使える補助金には何があるか、専門業者に相談してみませんか？無料で見積もりやシミュレーションを行っていますので、お気軽にお問い合わせください。