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    エコキュートのよくあるトラブルとは?プロが徹底解説!

    公開日:2022/03/04 | | カテゴリ:エコキュートに関する記事一覧

    エコキュートのよくあるトラブルとは?

    今回は、エコキュートのよくあるトラブルを紹介します。

    エコキュートのトラブルには、「対策をすることで防げる故障ではないトラブル」と「ありがちな機器的な故障トラブル」の2つに分類されます。

    これから検討している方だけでなく、すでにエコキュートを使っている方もぜひ参考にしてください。

    当記事では、一個人の感想でなく、エコキュートなどの給湯機に長く携わってきたプロの視点から、「エコキュートのよくあるトラブル」について解説していきます。

    それでは、まずは今回の内容のポイントをお伝えします。

    今回の記事のポイント
    • 故障じゃないよくあるトラブル
      湯切れ:普段と違う使い方をすると起きやすい
      銅石鹸:青い水の見た目は衝撃的だが、対処すれば解決が可能
      室外機からの排水:寒冷地の方は特に注意
    • エコキュートでありがちな故障
      基板・混合弁の故障:8~10年目以降での経年劣化で故障が発生
      凍結による配管破裂:凍結すると高額な修理費が発生するが、起こる前の対策が可能

    故障ではないよくあるトラブル

    エコキュートの中には、「故障ではない、よくあるトラブル」があります。

    故障ではないため、対策をしておけば防ぐことができるトラブルがほとんどです。

    ここではトラブルの内容と対策方法の代表的な3つを紹介していきます。


    • 湯切れ:タンクのお湯を使い切って、お湯が使えなくなること
    • 銅石鹸:浴槽内などに青い水が出る現象
    • 室外機からの排水:室外機から出る排水で、地面の汚れや、凍結が起こる

    湯切れ

    エコキュートは深夜にお湯を作って、タンクに高温のお湯を貯めています。

    単純にそのタンク内のお湯を使い切ると、お湯を一時的に使うことが出来なくなります。

    これが湯切れの状態となり、湯切れになる理由は2つです。


    • 家族構成に対して貯湯タンクのサイズが小さい
    • 来客時など、普段と違う使い方をする時
    家族構成に対して貯湯タンクのサイズが小さい

    日常使う湯量よりも、エコキュートが作り出せる最大湯量が少ない場合は湯切れします。

    購入前であれば、家族構成に合わせてサイズを選ぶことが重要になります

    エコキュートの貯湯タンクは主に、370Lと460Lの2種類です。

    (出典:ダイキン工業株式会社「エコキュートの選び方」)

    ※370L:3~5人家族、460L:4~7人家族

      上記の値を参考に、エコキュートのサイズを選びましょう。

      購入後に湯切れを頻繁に起こしてしまう場合は、設定で初期設定が「節約モード」になっている機種が多いので設定を変更することや、沸き増しを有効に使うことが重要です。

      エコキュートは、370Lタイプであれば40℃のお湯が370Lのみ作れるわけではなく、60℃~80℃のお湯を最大370L貯めることができます。

      そのため実際40℃のお湯で使える量は、倍以上の量のお湯が使えます。

      しかし、設定によって普段の使用量を計算して、節約を目的として最低限しかお湯が使えない設定になっていると、湯切れしてしまうことがあります。

      単純にリモコンの設定を見直すことで、湯切れのリスクが減らせます。

      また、エコキュートには必ず沸き増しボタンが付いています。

      これを押すことで、深夜を待たなくても追加でお湯を沸かすことができます。

      ここでのポイントは、「沸き増しのタイミングはお湯はりの後がオススメ」というポイントです。

      一般的に日中に使うお湯の量は少ないため、沸き増しをしたくてもタンクに沸き増す余裕がありません。

      お湯はりをして、お湯を多く使った後であれば、確実に沸き増すことができます。

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      来客時など普段と違う使い方をする時

      (出典:パナソニック株式会社「エコキュートご使用ガイド」)

      エコキュートでもっとも湯切れを起こすタイミングが、来客時など普段よりも使用湯量がその日だけ増える時です。

      エコキュートには自動でタンクの湯量を調整して、省エネに使える機能が付いています。

      言い方を変えると、湯沸かしする量を常にギリギリになるように予測して動いています。

      そのため、使用湯量が突然増えると、予測と違ってしまうので湯切れが起こるのです。

      この対策にも沸き増しを使いましょう。

      来客がある場合は沸き増しボタンを日中の内に押しておきましょう。

      銅石鹼

      銅石鹸とは浴槽内などに青い水が出る現象です。

      原因は、皮脂や石鹸カスなどが、配管に含まれる銅成分と反応して起こります。

      使い始めからの数か月間の間に発生することが多いトラブルですが、青い水自体は有毒なものではないので、人体に影響はありません。

      (出典:パナソニックホームズ株式会社「住まいのお手入れ」)

      発生原因として、家が建つ場所の水質などがありますので、完全に防ぐことは難しいです。

      ただし、銅石鹸の特徴として、以下のものがあります。

      1. 時間経過とともに、配管に被膜ができて発生しづらくなる
      2. 基本的には皮脂や石鹸カスの汚れなので、市販の洗剤で落とすことができる

      将来的には無くなっていき、発生した後にも落とすことができるので、そこまで神経質にならなくても問題ありません。

      銅石鹸を落とす洗剤として、住宅設備メーカーからオススメされている洗剤がありますので、気になる方はこちらをオススメします。

      • ウルトラハードクリーナーバス用(リンレイ)
      • 湯アカ分解(リンレイ)
      • キッチンマジックリン(花王)

      浴室用洗剤は元々、洗浄能力が低めの物が多いです。

      頑固な汚れには、強力に油を落とせるキッチンマジックリンがオススメします。

      室外機からの排水トラブル

      エコキュートのヒートポンプ(室外機)から出る排水トラブルはよく起こります。

      特に寒冷地で多いトラブルです

      エコキュートは結露によってヒートポンプから必ず排水が出ますが、この排水が地面をよごしたり凍結したりするので、トラブルになります。

      凍結の心配のない地域では「ドレン配管」と呼ばれるホースをつなぐことで、適切な位置に排水が行われますが、寒冷地ではドレン配管は凍結防止の目的で使うことができません。

      そのため室外機から直接流れ出た排水が、そのまま真下の地面に流れてトラブルを起こします。

      このトラブルへの対処法は2つあります。

      1. 室外機の下を砕石など水が溜まらない構成にする
      2. 排水口の真下に、排水溝を作り排水する

      新築などは、こういった対応をされていることがほとんどですが、一部業者によってはできていない会社があるので、施工前にどんな対策になるのか確認をしましょう。

      エコキュートでありがちな故障

      ここではエコキュートでありがちな故障を解説します。

      ありがちと言っても、機器の故障のほとんどは設置後8〜10年以上経ったあとに起こります。

      ただし、凍結は使用方法が原因で起こることもあるので、しっかりとこのあと紹介する対策を確認してください。

      エコキュートでありがちな故障は以下の内容です。


      • 基板や混合弁の故障:経年劣化での故障箇所
      • 凍結による配管破裂:季節要因以外にも、使用方法が原因の可能性もある

      電子基板や混合弁の故障

      目安の修理費用:15,000円~70,000円

      エコキュートの故障個所として多いのが、電子基板と混合弁です。

      どちらも15,000円~30,000円前後での修理が可能ですが、まれに電子基板で高額なものも含まれます。

      初期不良を除けば、8~10年目以降に起こることが多い故障個所です。

      注意点として、電子基板は複数個使われているため、一度修理してもそのあと別の個所が故障する可能性があります。

      使用年数が長い場合には、省エネ性能の高い最新の機種へ本体ごと交換を検討してもいいでしょう。

      凍結による配管破裂

      目安の修理費用:80,000円~本体交換

      エコキュートでもっとも怖いのが凍結によるトラブルです。

      凍結することによって、配管内の水が膨張して配管が破裂します。

      配管破裂の修理費用は非常に高額なので、対策をしっかり行い少しでも凍結を減らしましょう。

      凍結対策は3つです。


      • 浴槽のお湯を抜かない
      • 漏電遮断器を切らない
      • 長期不在時で電源を落とす際は水抜きをする。
      浴槽のお湯を抜かない

      (出典:パナソニック株式会社「エコキュートご使用ガイド」)

      エコキュートは浴槽の残り水を循環させて風呂配管の凍結を予防します。

      そのため、外気音が0℃を下回りそうになった時は、必ず循環口から10cm程度上まで、水を張っておいてください。

      漏電しゃ断器を切らない

      エコキュート本体には漏電しゃ断器が付いています。

      これを切ってしまうと凍結時にエコキュートが自動で行ってくれる、凍結防止運転が動かなくなってしまうため、絶対に切らないでください。

      特に、長期間外出をする際に電気代がもったいないと、切ってしまう人が多いです。

      次の項でも記載をしますが、長期不在で電源を落としたい場合は水抜きが必要です。

      長期不在時は水抜きをする

      長期間(1ヵ月以上)家を空ける時はエコキュートの水抜きをしてください。

      水抜きをしておけば、電源を落とすことができるので省エネになります。

      また、タンクの水が長期間流れないと衛生面の問題もあるため、そういった意味でも水抜きをオススメします。

      水抜き方法は各社がホームページや取扱説明書にまとめているので参考にしてください。

      まとめ

      今回はエコキュートのよくあるトラブルについてまとめました。

      もう一度、冒頭で紹介したまとめの振り返りをご覧ください。

      今回の記事のポイント
      • 故障じゃないよくあるトラブル
        湯切れ:普段と違う使い方をすると起きやすい
        銅石鹸:青い水の見た目は衝撃的だが、対処すれば解決が可能
        室外機からの排水:寒冷地の方は特に注意
      • エコキュートでありがちな故障
        基板・混合弁の故障:8~10年目以降での経年劣化で故障が発生
        凍結による配管破裂:凍結すると高額な修理費が発生するが、起こる前の対策が可能

      このように、エコキュートのトラブルの中には、適切に対処すれば解決できることが多くあります。

      トラブルを未然に防ぐのはもちろん、トラブルが発生した時にも、慌てずに適切な対処ができるようこの記事を参考にしてください。

    監修

    監修

    エコ発事務局 太陽光アドバイザー

    曽山

    『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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