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    ソーラーカーポートとは?メリットやデメリットは何?わかりやすく紹介!

    公開日:2022/09/02 | | カテゴリ:ソーラーカーポートに関する記事一覧

    ソーラーカーポートとは?メリットやデメリットは何?わかりやすく紹介!

    太陽光発電が搭載されているソーラーカーポートが、昨今注目を集めています。

    理由は電気代の高騰や、太陽光発電との相関性が高いEV(電気自動車)のシェア拡大からです。

    カーポートの新設・リフォームをきっかけにして、ソーラーカーポートを検討される方も少なくありません。

    今回は、そんな注目のソーラーカーポートを導入検討する上で、後悔しないために抑えておくべきポイントや、メリット・デメリットを紹介していきます。

    そしてみなさんが気になるコストや耐用年数の目安まで、一気にみていきましょう。

    まずは当記事の要点をまとめました。

    今回の記事のポイント
    • ソーラーカーポートは太陽光が一体になっているタイプと、屋根に載せるタイプと2種類がある
    • ソーラーカーポートのメリットは、太陽光発電の設置場所を確保できる点や、屋根以外の場所に増設できる点など、多くのメリットがある
    • デメリットは、一般的なカーポートに比べてコストが高いこと
    • 2台用の設置費用は約200万円~となっている
    • ソーラーカーポートの寿命は15年程度、太陽光発電の寿命は一般的な太陽光発電と同じように長寿命である一方、ソーラーカーポートの法定耐用年数は15年

    ソーラーカーポートとは?

    ソーラーカーポートの導入について

    (出典:環境省「ソーラーカーポートの導入について」)

    ソーラーカーポートとは、車庫の屋根部分に太陽光発電モジュール(パネル)が載っているカーポートのことです。

    家の屋根形状が太陽光発電の設置に向いていない場合や、屋根だけで太陽光発電が足りない場合など、太陽光発電の新しい選択肢として検討される方が多くなっています。

    しかし日本ではまだ導入規模が少なく、インリー・グリーンエナジージャパン株式会社の試算では、市場規模は400~600MWと予測されており、太陽光発電全体の導入量72GW(2020年実績)からすれば1%以下です。

    ただEVとの相性も良いことや、国策として太陽光発電を含む再生可能エネルギーの普及促進が加速していることを考慮すると、今後の市場規模としても拡大傾向であることは間違いありません。

    ソーラーカーポートの種類

    さて、ソーラーカーポートには大きく分けて2つあります。

    太陽光モジュールをそのまま屋根材として用いる「太陽光一体カーポート」と、一般的なカーポートの屋根(4本脚で折半屋根になっているタイプ等)の上に太陽光モジュールを載せる「太陽光搭載カーポート」の2つのタイプです。

    また、一般地向けのタイプと積雪地向けのタイプがあり、それぞれ太陽光モジュールおよびカーポート自体の強度が異なりますので、冬季の積雪が多い地域は積雪量に応じた商品を選ぶ必要があります。

    ソーラーカーポートの価格や費用は?

    それでは、みなさんが最も気になるソーラーカーポートの設置コストに関して解説していきます。

    ソーラーカーポート自体の価格帯、そして設置費用それぞれに分けてみていきましょう。

    ソーラーカーポートの価格相場

    ソーラーカーポート

    (出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ソーラーカーポートDulight」)

    ソーラーカーポートの価格は、販売店やシリーズなどで大きく変わりますが、以下が太陽光発電システムや標準的な工事費用を含む価格相場です。

    台数 太陽光一体カーポート 太陽光搭載カーポート(分離型)
    1台分 約150万円~ 約170万円~
    2台分 約200万円~ 約220万円~
    3台分 約250万円~ 約270万円~
    4台分 約300万円~ 約320万円~

    積雪地域向けの場合は、この金額からさらに高くなります。

    ソーラーカーポートの設置相場

    上記の金額は施工費も含まれている価格相場ですが、設置費用単体ではどうでしょうか?

    ソーラーカーポートは、カーポート自体の工事費用に加えて太陽光発電システム自体の設置費用や申請費用などが加算されてきます。

    カーポート自体の工事費用は、両側支持タイプで約20万円~(1台分)、積雪対応タイプで約30万円~(1台分)となっています。

    太陽光発電の設置費用はソーラーカーポートの大きさ(kW数)にもよりますが、4kW程度でおよそ110万円です。詳しくは以下で説明しています。

    【2025年最新】太陽光発電の設置費用見積もりとその相場について

    ソーラーカーポートの設置に利用可能な補助金は?

    ソーラーカーポートに対する国の補助金は2021年から公募が始まり、2025年度で5年目となります。

    上限を1億円として補助対象経費の3分の1を補助額として利用出来るという内容ではありましたが、補助対象者は主に企業や法人(個人事業主含む)で、個人は対象外となっています。

    この補助金が個人での申請が出来ないことの理由としては、蓄電池や太陽光発電関連の補助金であるDER補助金が太陽光発電設備の単体設置に対応していないからです。ただし、地方自治体が独自で公募している補助金は個人のソーラーカーポートの導入時に利用出来るものも存在しています。

    ソーラーカーポートの補助金に関する詳しい内容は以下の記事で紹介しているので、そちらを参考にしてみてください。

    ※なおこの補助金は令和7年(2025年)度まで募集されることが決定しています。

    意外と知らない?ソーラーカーポートの設置には補助金が利用出来る!【2024年度最新版】

    ソーラーカーポートのメリットやデメリットについて

    利便性の高いソーラーカーポートでも、もちろんデメリットもあります。

    メリットだけでなく、デメリットもあらかじめ理解した上で、失敗しないように考えていきましょう。

    ソーラーカーポートのメリット

    まずはソーラーカーポートのメリットを5つ紹介します。

    ソーラーカーポート設置による主なメリット
    1. 災害対策+電気料金の削減になる
    2. 駐車スペースと太陽光発電のスペースを共有できる
    3. 屋根以外の太陽光発電のスペースを確保
    4. 住宅の屋根形状や方位を自由に検討できる
    5. EVとの相性が良い

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    メリット1)災害対策+電気料金の削減になる
    ソーラーカーポートとは

    (出典:GCストーリー株式会社「ソーラーカーポートとは」)

    太陽光発電が搭載されているソーラーカーポートは、太陽光発電のメリットをそのまま享受できます。

    太陽光発電システムの最大のメリットは、晴れていれば自分の家で使える電気を発電してくれることです。

    昨今は電気料金が高騰しており、この太陽光発電の基本的な機能が改めて注目され、省エネだけでなく光熱費の削減につながります。

    また、ソーラーカーポート自体は台風などにも耐えられる設計になっており、異常気象が懸念される昨今、災害時の電源確保としても役立ちます。

    メリット2)駐車スペースと太陽光発電のスペースを共有できる
    ソーラーカーポートとは

    (出典:ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社「ソーラーカーポートDulight」)

    太陽光発電は一般的に住宅の屋根や、工場などの屋根の上に載せられます。

    また”野立て”と言われるタイプは空き地に太陽光発電を並べるように設置します。

    野立ての場合、その土地が太陽光発電で埋まってしまいますが、ソーラーカーポートであれば駐車スペースを確保しつつ、駐車スペースの上部の空間を太陽光発電のスペースとして活用できます。

    メリット3)屋根以外の太陽光発電のスペースを確保

    太陽光発電をたくさん搭載したい方で、住宅の屋根だけでは面積が足りない場合、ソーラーカーポートを増設分として載せることができます。

    全量売電したいけど屋根面積だけでは足りない場合や、日中に在宅されていることが多い方、店舗や事務所などを営んでいる方にもおすすめです。

    また、店舗などの法人の場合、従業員やお客様向けの駐車場と併用すれば企業のイメージアップにもつながるでしょう。

    メリット4)住宅の屋根形状や方位を自由に検討できる

    住宅に太陽光発電を載せる場合、どうしても屋根の形状や方角に左右されます。

    外観デザインにこだわりたい方は 、希望の屋根形状と太陽光の積載量の相性が良くない場合があります。

    そんな場合、ソーラーカーポートに太陽光発電を載せることで、住宅側の屋根形状を太陽光発電のことを気にしながら検討しなくても良くなります。

    メリット5)EVとの相性が良い

    売電単価が買電単価に比べて大幅に低いため、自家消費でいかにロスなく使い切るかがポイントです。

    車種や充電設備にもよりますが、3kW~6kWの消費が可能なEVへ充電することで、日中に発電した電気を、余らせることなくしっかり充電することができます。

    今までガソリンを入れていたエネルギーを太陽光発電の電気へ変換することは、省エネだけでなく経済的なメリットが大きく、地球にもサイフにもやさしい選択肢です。

    もちろん、発電された電気はパワコンや分電盤を介してEVへ充電されることになりますが、コンセントを設置しやすいソーラーカーポートは、EVとの相性も非常に良いです。

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    ソーラーカーポートのデメリット

    一方でデメリットがあることも導入前に考慮しておきましょう。

    ソーラーカーポート設置による主なデメリット
    1. 確認申請が必要
    2. 一般のカーポートに比べて初期費用は高い
    3. 方位や周辺環境に配慮が必要

    それぞれ詳しく見ていきましょう。

    デメリット1)確認申請が必要
    ソーラーカーポートとは

    ソーラーカーポートは屋根に重量のある太陽光モジュールを載せるため、簡易的なカーポートでは設置できません。

    おおむね、4本脚でしっかりした構造のカーポートになるため、家を新築するときと同じように建築確認申請が必要です。

    また、太陽光モジュールの下が「駐車場用途」にあたるため、正確には特殊建築物扱いとなり、建築基準法および関連法規などを遵守しなければいけません。

    そして、建築基準法上の4号建築物にあたる可能性が高く、建ぺい率に含まれるため、土地に対して住宅が大きい方は設計をしっかり確認しましょう。

    デメリット2)一般のカーポートに比べて初期費用は高い

    一般的なカーポートに比べて、しっかりした構造であることや、太陽光モジュールが搭載されているため、イニシャルコストは高くなります。

    もちろん、発電した電気は売電や自家消費することができるため、ランニングコストまで考えて検討しましょう。

    工事業者で搭載できる太陽光モジュールの量から、想定できる年間発電量、収支などを確認しておきましょう。

    デメリット3)方位や周辺環境に配慮が必要
    ソーラーカーポートとは

    (出典:GCストーリー株式会社「ソーラーカーポートとは」)

    周辺環境や隣家の状況を考えずに設置すると、太陽光モジュールの反射による光害などに繋がるリスクもあります。

    住宅の屋根の場合、北側に設置しなければ光害につながる恐れは低いですが、ソーラーカーポートは設置位置が低いことが注意点です。

    低い位置にあるため、隣家の2階などへ反射で迷惑がかからないか、工事業者としっかり確認しておきましょう。

    また太陽光発電は南側を中心に、太陽光が当たる場所でないと効果が減ります。

    陽が当たらない駐車スペースに設置しても、想定より発電量を確保できないため、設置場所によって設置できないことがあることも念頭に置いておきましょう。

    ソーラーカーポートの寿命や耐用年数は?

    ソーラーカーポートとは

    さて導入にあたって、寿命と耐用年数といった設置後にどうなるのか?というポイントも気になりますよね。

    ちなみに寿命と耐用年数は同じではないの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、実は意味が異なります。

    「寿命」は、一般的に製品として正常に使える目安年数を言います。

    「耐用年数」は正確には「法定耐用年数」と言い、該当物の経済的価値を法的に定めたもので、減価償却を行う際の基準として設定されています。

    同じようなことに思えて実は異なる「寿命」と「(法定)耐用年数」、それぞれの目安となる年数を確認していきましょう。

    ソーラーカーポートの寿命

    ソーラーカーポートを実際に設置をしてから、取り替える必要が出てくるまで劣化する目安の期間になります。

    まずソーラーカーポートは、一般的なカーポートと異なり太陽光発電システムが載っているため、カーポートと太陽光発電システムの寿命それぞれを分離して考えていきます。

    部位 寿命目安(劣化の目安)
    カーポート 15年程度~(材質などにって変わる)
    太陽光発電システム ・パワコン:約10年~15年程度
    ・太陽光モジュール:約30年以上
    ・部材:約30年以上

    一般的な国内メーカーの太陽光発電システムは、太陽光モジュールの出力保証で10年~25年、機器瑕疵保証も10年~15年となっており、長い期間安心して使っていただけるようになっています。

    ソーラーカーポートの耐用年数

    ソーラーカーポートは基本的に税務上「構築物」とされます。

    税務上、構造物の中でソーラーカーポートは「露天式立体駐車場」にあてはまる可能性が高く、法定上の耐用年数は15年です。

    税務上は「15年」の耐用年数となり、減価償却の計上が15年できます。

    なお太陽光発電装置単体の場合、法定耐用年数は17年とされていますが、これは産業用太陽光と呼ばれる「全量売電」の際に適用される法定耐用年数です。

    ソーラーカーポートは固定資産税がかかるの?

    ソーラーカーポート

    ソーラーカーポートは基礎や屋根があるため固定資産税が不安になる方もいると思いますが、原則「固定資産税はかからない可能性が高い」です。

    固定資産税がかかる条件は、基礎や屋根があることに加えて壁で囲われている状態で、居住・作業・貯蔵などに利用できる建築物です。

    一般的なソーラーカーポートはこの条件から推測すると、固定資産税の対象物にならない可能性が高いと言えますが、最終的には税務署の判断になってくるため、導入を検討されている方は念のために確認しておくと安心でしょう。

    また、所有者が法人の場合は減価償却の対象となるため、設置費用の計上の金額や太陽光発電の売電金額の扱いなども、税理士などに相談するとよいでしょう。

    まとめ

    ソーラーカーポートについて、メリット・デメリットに加えて気になる価格などについても解説してきました。

    太陽光発電システムを正しく理解している方であれば、カーポートの設置を検討する際に「ソーラーカーポート」は賢明な選択肢です。

    個人・法人問わず、経済的なメリットが大きいソーラーカーポートは、今後増えていく見込みです。

    監修

    監修

    エコ発事務局 太陽光アドバイザー

    曽山

    『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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