【2025年最新】広島県の太陽光・蓄電池の補助金一覧!金額と条件まとめ
公開日:2025/12/05 | | カテゴリ:見積もり・価格比較・購入に役立つコンテンツ
2025年度(令和7年度)広島県では家庭用蓄電池に対して補助金制度が実施されています。
具体的には、県から蓄電池1台あたり3万円の補助金が交付されます。さらに、お住まいの市町村によっては太陽光発電や蓄電池への独自の補助金を「上乗せ(併用)」できるため、導入費用を大きく抑えることが可能です。
まずは、県の補助金制度の概要をご確認ください。
| 対象商材 | 補助金額 | 上限額 |
|---|---|---|
| 太陽光 | なし | – |
| 蓄電池 | 3万円/台 | 3万円 |
例えば、北広島町で一般的な「太陽光パネル4.87kW + 蓄電池1台」を導入する場合、県と町の補助金を合わせて合計62万900円が受け取れる計算になります。
ただし、広島県の補助金は「募集台数に達した時点で受付終了」となるため、早めの申請が重要です。また、市町村ごとに条件が異なるため、「どの自治体に住んでいるか」によって使える補助金が大きく異なります。
この記事では、広島県全域で利用できる県の補助金と、市町村ごとの補助金を一覧で分かりやすく解説します。
目次
広島県の補助金を徹底解説
広島県が実施している補助金は、「令和7年度省エネルギー・再生可能エネルギー等に係る補助・融資制度(家庭用・その他)」です。
補助金制度の概要
この制度は、家庭における脱炭素化を推進するため、蓄電池の導入を支援するものです。
| 対象商材 | 補助金額 | 上限額 |
|---|---|---|
| 太陽光 | ― | ― |
| 蓄電池 | 3万円/台 | 3万円 |
(出典:令和7年度省エネルギー・再生可能エネルギー等に係る補助・融資制度)
申請期間
令和7年4月15日(火)~令和8年1月30日(金)
広島県では、県レベルで蓄電池のみに対する補助金を実施しています(太陽光発電設備の県補助金はありません)。また、多くの市町村では独自の補助金制度を実施しており、太陽光発電設備と蓄電池の両方が対象となる場合が多くあります。
【重要】
広島県の補助金は蓄電池のみが対象で、募集台数に達した時点で受付終了となります。太陽光発電設備の補助金を希望される場合は、お住まいの市町村の制度を確認してください。特に福山市は令和6年6月3日時点で既に受付を停止しているなど、予算上限に達して早期に終了する市町村もありますので、早めの申請をお勧めします。
補助金額
広島県(県レベル)- 蓄電池のみ
- 蓄電池:3万円/台(上限3万円)
- 対象:家庭用蓄電池
- 募集台数:広島市内は550台(家庭用燃料電池、家庭用蓄電池及びV2H充放電設備の合計)
- 注意:太陽光発電設備の県補助金はありません
市町村レベルの補助金
広島県内の多くの市町村では、太陽光発電設備と蓄電池の両方に対する補助金制度を実施しています。
【高額補助の市町村】
- 福山市(受付終了):太陽光10.5万円/kW(上限52.5万円)※令和6年6月3日時点で受付停止
- 北広島町:太陽光7万円/kW(上限70万円)、蓄電池は価格の1/3(上限25万円、太陽光と同時導入限定)
- 廿日市市:太陽光は補助対象経費の10/10(上限7万円/kW)、蓄電池は補助対象経費の1/3(上限5万円/kWh)※令和7年6月頃開始予定
- 呉市:太陽光は「1kW当たり7万円で計算した額」に「1kW当たり2万円(上限5万円)」を加えた額、蓄電池は同時設置の場合「価格の1/3(10kWh相当分が上限)」に「定額5万円」を加えた額
【主な市町村の補助金】
- 三原市:太陽光5万円/kW(上限15万円、FIT制度対象外)、蓄電池は補助対象経費の1/3(上限5万円)
- 東広島市:蓄電池のみ、補助対象経費の1/10(上限10万円、太陽光発電システムと接続が条件)
- 江田島市:太陽光7万円/件(上限7万円)
- 府中町:太陽光は補助対象経費の10/10(上限2万円/kW)、蓄電池は補助対象経費の10/10(上限5万円/台)
- 大崎上島町:太陽光5万円/件(上限5万円、募集件数8件)
- 世羅町:蓄電池のみ、1万円/kWh(上限10万円)
必須要件・条件
広島県(県レベル)の要件
- 対象設備:家庭用蓄電池のみが対象です(太陽光発電設備は対象外)。
- 募集台数制限:募集台数に達した時点で受付終了となります。
市町村レベルの共通要件
補助金制度がある市町村では、一般的に以下のような要件が設定されています。
- 居住要件:当該市町村内に住所を有し、自ら居住する住宅に設置すること。
- 税金の滞納がないこと:市町村税の滞納がないことが条件となります。
- 新品・未使用品:設置する設備は新品・未使用品であること。
- FIT/FIP制度の制限:多くの市町村では、FIT制度またはFIP制度の認定を取得しないことが条件となります(三原市、福山市など)。
- 自家消費率:福山市では、発電した電力量の30%以上を自家消費することが条件です。
- 出力制限:太陽光発電設備は10kW未満が対象となります。
- 同時設置条件:蓄電池は太陽光発電設備と同時設置が条件となる市町村があります(福山市、北広島町、東広島市)。
- 価格制限:福山市では、蓄電池の設備費等が15.5万円/kWh以下であることが条件です。
- 着工前申請:福山市では、市の交付決定後に着工することが条件です。
- 募集件数制限:大崎上島町では、募集件数8件に達した時点で終了となります。
【解説】
広島県では県レベルでの補助金は蓄電池のみが対象で、太陽光発電設備の県補助金はありません。市町村レベルでは、福山市(令和6年6月3日時点で受付停止)、北広島町、廿日市市(令和7年6月頃開始予定)、呉市などで高額の補助金が設定されています。特に福山市は予算の上限に達したため早期に受付を停止しており、他の市町村でも予算額に達した時点で終了となる場合が多いため、早めの申請が重要です。また、東広島市、世羅町では蓄電池のみの補助となっており、太陽光発電設備の補助金は確認できていません。
広島県 全自治体 太陽光発電・蓄電池補助金一覧
各市町村の補助金情報を一覧にまとめました。申請期間や詳細な要件は、必ず各自治体の公式サイトでご確認ください。
| 自治体名 | 対象商材 | 補助金額(計算式) | 補助金額(上限) | 公式URL |
|---|---|---|---|---|
| 広島市 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 公式サイト |
| 蓄電池 | 3万円/台 | 3万円 | ||
| 呉市 | 太陽光 | (7万円/kW+2万円/kW・上限5万円) | 記載なし | 公式サイト |
| 蓄電池 | 同時設置:(価格の1/3+定額5万円)、既設接続:定額5万円 | 記載なし | ||
| 竹原市 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 三原市 | 太陽光 | 5万円/kW(FIT制度対象外) | 15万円 | 公式サイト |
| 蓄電池 | 補助対象経費の1/3 | 5万円 | ||
| 尾道市 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 福山市 | 太陽光 | 10.5万円/kW | 52.5万円(受付終了) | 公式サイト |
| 蓄電池 | (設備費+工事費)×1/3 | 記載なし(受付終了) | ||
| 府中市 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 三次市 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 庄原市 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 大竹市 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 東広島市 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 公式サイト |
| 蓄電池 | 補助対象経費の1/10 | 10万円 | ||
| 廿日市市 | 太陽光 | 補助対象経費の10/10 | 7万円/kW(令和7年6月頃開始予定) | 公式サイト |
| 蓄電池 | 補助対象経費の1/3 | 5万円/kWh(令和7年6月頃開始予定) | ||
| 安芸高田市 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 江田島市 | 太陽光 | 7万円/件 | 7万円 | 公式サイト |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 府中町 | 太陽光 | 補助対象経費の10/10 | 2万円/kW | 公式サイト |
| 蓄電池 | 補助対象経費の10/10 | 5万円/台 | ||
| 海田町 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 熊野町 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 坂町 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 安芸太田町 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 北広島町 | 太陽光 | 7万円/kW | 70万円 | 公式サイト |
| 蓄電池 | 蓄電池の価格の1/3(同時導入限定) | 25万円 | ||
| 大崎上島町 | 太陽光 | 5万円/件 | 5万円(募集件数8件) | 公式サイト |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし | ||
| 世羅町 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 公式サイト |
| 蓄電池 | 1万円/kWh | 10万円 | ||
| 神石高原町 | 太陽光 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 蓄電池 | 記載なし | 記載なし |
【具体例】広島県で太陽光発電の補助金を活用したシミュレーション
では、これらの補助金を組み合わせると、実際にどれくらいお得になるのでしょうか。高額な補助金を実施している北広島町のケースで見てみましょう。
北広島町の戸建住宅に、太陽光発電(4.87kW)と蓄電池(1台)を同時に設置する場合
- 広島県の補助金(太陽光発電)
なし - 広島県の補助金(蓄電池)
計算式: 3万円/台 × 1台 = 3万円 - 北広島町の補助金(太陽光発電)
計算式: 7万円/kW × 4.87kW = 34万900円
※上限は70万円のため、全額適用 - 北広島町の補助金(蓄電池)
計算式: 設備価格の1/3
※上限額の25万円が適用されると仮定
3万円(県・蓄電池)+ 34万900円(町・太陽光)+ 25万円(町・蓄電池)= 62万900円
※この金額は、あくまで理論上の試算であり、各補助金の併用可否や詳細な要件については、申請前に必ず各窓口にご確認ください。
北広島町の戸建住宅に、太陽光パネル(4.87kW)を単体で設置する場合
- 広島県の補助金(太陽光発電)
なし - 北広島町の補助金(太陽光発電)
計算式: 7万円/kW × 4.87kW = 34万900円
0円(県)+ 34万900円(町)= 34万900円
※この金額は、あくまで理論上の試算であり、各補助金の併用可否や詳細な要件については、申請前に必ず各窓口にご確認ください。
このように、自治体の制度をうまく組み合わせることで、合計で60万円以上もの補助金を受け取れる可能性があります。県は蓄電池のみの補助ですが、市町村の太陽光補助金が高額な場合があるため、必ず両方をチェックしましょう。
補助金申請で失敗しないための重要ポイント
補助金制度を最大限に活用するために、以下の点にご注意ください。
- 「着工前申請」が原則
ほとんどの自治体で、工事の契約・着工前に補助金の交付申請(または事前申込)を行うことが必須条件となっています。契約後に申請しても対象外となるため、導入を決めたらまず補助金情報を確認しましょう。 - 予算には限りがある!早めの行動を
各機関の補助金は、各期の予算に達し次第締め切られます。人気の補助金は早期に受付終了となる可能性があるため、「いつかやろう」ではなく、「やろう」と決めたらすぐに行動を開始することが重要です。 - 複数の業者から見積もりを取る
補助金を利用するとはいえ、元の設置費用が高ければ意味がありません。必ず複数の専門業者から相見積もりを取り、価格とサービス内容を比較検討しましょう。
その際、補助金申請のサポート実績が豊富かどうかも、業者選びの重要な判断基準になります。面倒な申請手続きを代行してくれる業者を選ぶと、スムーズに進めることができます。
4. まとめ
今回は、広島県にお住まいのあなたが利用できる太陽光発電・蓄電池の補助金について詳しく解説しました。
- 広島県の補助金は、蓄電池に対して3万円/台が受け取れる
- 太陽光発電の補助金は、お住まいの市町村にあるか確認が必須
- 「募集台数枠」や「着工前申請」などのルールがあるため、早めの行動が大切
電気を自分で作れて、電気代も安くなる。そして災害のときも安心できる。太陽光と蓄電池は、これからの暮らしを助けてくれます。
まずは、あなたの家にどんなものが一番合っているか、そして使える補助金には何があるか、専門業者に相談してみませんか?無料で見積もりやシミュレーションを行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー
曽山
『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。
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