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家庭用蓄電池よりお得?V2Hのメリットやデメリットを徹底解説!

公開日:2021/01/26 | 最終更新日:2021/08/27 | カテゴリ:V2Hについて

家庭用蓄電池よりお得?V2Hのメリットやデメリットを徹底解説!

V2Hという仕組みをご存知でしょうか?

V2Hとは「Vehicle to Home」(車から家へ)の略称で、電気自動車(EV)に搭載されている蓄電池の電力を、家庭内でも利用できるようにするシステムのことを広く指しています。

このシステムを導入することで、EVの電池を非常用電源として使用したり、EVに貯めた電気をうまく利用することで電気代を節約したりも出来ます。通常の家庭用蓄電池としての利用が出来て、移動手段としても利用できるというハイブリッドな役割を担うことがこれ1台で可能となりました。

これにより、家庭用蓄電池を購入するよりも移動手段としても使える電気自動車の購入を考える方も増えてきましたが、あくまで付属的な役割で蓄電池として利用可能であるという先入観から家庭用蓄電池の方を選択するケースも多いようです。

そこで今回の記事では、V2Hは家庭用蓄電池よりも性能面が劣るのかどうかメリットやデメリットについても詳しく紹介していきます。

EV車搭載の蓄電池について

EV車搭載の蓄電池について

V2Hのメリットやデメリットを紹介する前に、電気自動車に搭載されている蓄電池について日産のリーフを例に用いて説明します。

まず、一般的に家庭用蓄電池に貯められる電気の容量は蓄電池1台につき5kWh~10kWh程度です。日産のリーフの場合、40kWh~62kWhの電気を蓄えることが可能となっています。よほどの大豪邸でもなければ、太陽光発電で屋根におけるパネルからの効率を考えた場合、蓄電池の容量で選ばれるのは5kWh程度のものなので家庭用蓄電池よりも8倍以上の電気を蓄えることが可能というわけです。

EV車の走行距離

2005年辺りから世界的な電気自動車の開発インフラが進み、ここ15年間でバッテリーの性能が飛躍的に上昇し、効率的な電気の利用が可能になったこととバッテリーの容量もそれに伴い増大したことでEV車が一度の満充電で走れる距離が非常に長くなりました。

その距離は200km~600kmと言われています。リッター効率の良い軽自動車がガソリン満タンで走れる距離が300km~400km程度なので、普段使いで利用するにも遠出をするにもガソリン車とまったく同じ感覚で利用することが出来ます。

EV車の充電費用

電気自動車を利用することでガソリン代は浮かすことが出来ますが、その分電気代がかかります。月に掛かるガソリン代と比べて電気料金がどれだけ上がるのかシュミレートしてみます。

日産のリーフでは、1kWh辺りの電費が暖房や冷房などをフルに利用しても6kmを下回らなかったので、最低でも6km/kWhが最低基準とみなせます。これを基準に計算するとひと月に1000km走行する場合の電気料金はおよそ4300円となります。

リッター20km走行できるようなガソリン車が同じだけ走行した場合に掛かる費用はおよそ7000円程度となるため、電気自動車を利用するほうが月額で3000円ほども割安になります。年間換算で3万6千円ほどの節約ですね。

走行距離が多ければ多いほどこの金額の差は増えていきます。

V2Hのメリット

V2Hのメリット

やはり一番のメリットは移動手段としてガソリン車と比べてもランニングコストが低いのに家庭用蓄電池としての役割を担っていることでしょう。また、家庭用蓄電池と比べても大容量というのも魅力のひとつです。

満充電で約3日間の電力消費量

一日辺りの電気使用量平均は約18kWhと言われています。日産のリーフ1台だけで2~3日間で使う量の電気を貯めておけます。

容量が大きすぎるので太陽光発電で生み出した電力を家庭内で利用しつつ、車にも充電を行うということは出来ませんが、電気料金の安い夜間に充電を行い昼間は通勤に利用したとしても帰宅してからは車に残っている電気をそのまま家庭内で使用出来るので、常に比較的安い夜間の電気料金だけでサイクルを行うことが可能です。

停電時に大活躍

家庭用蓄電池の場合、停電時に出力制限されるものが多い中で電気自動車の場合はそれがありません。溜め込んだ電気を普段と全く変わらない使用量で停電時にも利用出来ます。

しかも家庭用蓄電池は停電時には太陽光発電からの給電以外で電気を貯められないのですが、EV車である場合は停電が発生していない地域までそのままEV車で行って充電を行うことが出来るので停電時の相性が抜群に良いのです。

蓄電池を設置する理由として停電対策を主たる理由として挙げる方はEV車一択と言ってしまっても過言ではないでしょう。

V2Hのデメリット

V2Hのメリット

上述したような素晴らしいメリットがある反面、V2Hにもデメリットといえる面があります。

バッテリーの消耗が早い

普段使いで利用して家庭内の電力でも利用するとなると、いくら効率的に利用したとしてもバッテリーの消耗は早くなります。

5年以内の利用もしくは10万km以下の走行距離であれば保証がついて比較的安価な値段で回復してくれる再生バッテリーを利用できるというものもありますが、それでも30万程度。

新品に交換となると60万円は軽く超えてくるので、ガソリン車と比較した場合の車としての維持費、蓄電池と比較した場合の維持費とどちらの場合でもEV車のほうがより値段が高くなってしまうという面があります。

車両本体価格は高い

日産リーフはコンパクトカーという分類ではありますがガソリン車と比較すると値段は倍以上します。新車でおよそ170万円前後のコンパクトカーが日産リーフは330万円~となっています。

ただ、自動車取得税は非課税となり重量税も免税され、自動車税は登録翌年度の1年間は75%減となる恩恵も受けることが出来るので、購入費用が高かったとしても購入後の利点はありますし、コンパクトカーに限らなければ330万円という車両価格はそこまで高い金額ではありません。

まとめ

EV車をV2Hのシステムを導入して利用するとなれば停電時はもちろん、普段使いでも大きな恩恵を受けることが出来ます。

ランニングコストも低く、蓄電池として利用する場合だけでも容量が大きく停電時の最大出力制限がないという点でも非常に魅力的です。

家庭用蓄電池を設置する場合と比べるとその購入費用は割高ですが、移動手段としても使えることを考えれば、まだ蓄電池を設置しておらず、新しい車の購入も考えている人にとってはこれ一台ですべてに対応が可能なので蓄電池の設置ではなくEV車の購入を検討するのもありなのではないでしょうか。

監修

監修

エコ発事務局 太陽光アドバイザー

曽山

『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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