太陽光パワコンの交換費用は?寿命や補助金についても解説 - 太陽光発電の一括見積もり・価格比較サービス【エコ発】

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    太陽光パワコンの交換費用は?寿命や補助金についても解説

    公開日:2024/02/12 | | カテゴリ:太陽光発電の基礎知識

    太陽光パワコン費用相場のアイキャッチ

    太陽光発電システムの「心臓部」であるパワーコンディショナー(パワコン)は、太陽光パネルよりも寿命が短く、約10年〜15年で交換時期を迎えます

    交換を検討されている方は、「売るより自家消費した方が得かどうか」を見直す好機でもあるでしょう。
    そこで、現在のあなたの状況に応じて、以下の解説を参考にしてみてくださいね。

    太陽光パワコンの交換、考えるべきは「設置10年目」

    「まだ動いているのに、なぜ交換が必要なの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、パワコンは精密な電子機器。目に見えない部分で劣化は確実に進行しています。

    考えるべきは設置10年目

    パワコンの寿命は10年~15年【パネルより短い】

    まず知っておくべきなのは、パワコンの寿命です。

    • パワーコンディショナーの寿命:10年~15年
    • 太陽光パネルの寿命:25年~30年

    このように、パワコンは太陽光パネルよりも先に寿命を迎えるケースがほとんどです。太陽光発電システムを長期的に安定して運用するためには、パワコンの交換は必須のメンテナンスと捉える必要があります。

    保証が切れる10年目が交換検討のベストタイミング

    パワコン交換を検討する最も分かりやすい目安が、メーカーの機器保証期間です。

    多くのメーカーは、パワコンに10年の機器保証を付けています。この保証が切れると、万が一故障した際の修理費用はすべて自己負担となります。

    実際、設置後8年目あたりから不具合が出始めるケースもあり、保証が切れた直後に故障して高額な修理費がかかってしまうことも少なくありません。

    そのため、保証期間が終了する10年目のタイミングで、一度専門業者に点検を依頼し、交換を本格的に検討するのが最も合理的で安心な選択と言えるでしょう。

    パワコンの寿命

    そしてこの10年目は、多くの住宅用太陽光がFITの売電期間(10年間)を終える「卒FIT」の時期とも重なります。パワコンの交換タイミングは、電気の使い方そのものを見直す節目でもあるのです。

    パワコン交換の費用相場は総額30万円~40万円

    パワコン交換で最も気になるのが費用です。2026年現在の費用相場と、その内訳を見ていきましょう。

    費用の内訳:本体価格+工事費

    パワコンの交換費用は、機器本体の価格と専門業者による工事費で構成されます。

    項目 費用目安 備考
    本体価格 約20万円~30万円 機種の性能や容量によって変動
    工事費 10万円~15万円 撤去・設置費用、電気工事、申請代行など
    合計(一般家庭向け) 約30万円~40万円 単相4~5.5kW程度の標準的なケース

    一般的な住宅用(単相4~5.5kW)の場合、本体価格・工事費・撤去費を合わせた合計の目安は約30万~40万円が現在の相場です。蓄電池連携型(ハイブリッド型)や大容量機種、全負荷対応モデルを選ぶ場合は45万~60万円程度になるケースもあります。

    以前は「1台あたり平均34.5万円」という調査データが基準とされていましたが、2026年時点ではこれよりやや高めの30万~40万円台が実勢に近く、機種やメーカーによっては50万円を超えることもあるため、必ず個別の見積もりで確認することをおすすめします

    【注意】交換需要の急増と人件費上昇で費用は上昇傾向に

    以前は世界的な半導体不足が価格上昇の主因とされていましたが、その状況は落ち着きつつあります。一方で、2012年前後にFITで設置された発電所が一斉に10年~14年目を迎えており、交換依頼そのものが急増していることに加え、電気工事士など専門人材の人件費高騰も重なり、パワコンの本体価格・工事費は引き続き上昇傾向にあります。

    「もう少し待てば安くなるかも」と先延ばしにしていると、かえって交換費用が高くなってしまう可能性も十分に考えられます。故障して発電がストップすれば、その間の売電収入も失ってしまいます。適切なタイミングで交換を決断することが、結果的に損をしないための重要なポイントです。

    パワコン単体交換 vs パワコン+蓄電池同時導入の費用感

    「パワコンだけ直せば十分」と考える方も多いですが、参考として費用感の違いを整理しておきます。

    パターン 総額目安 特徴
    パワコン単体交換 約30万~40万円 最短・最安。発電の維持のみが目的
    パワコン+蓄電池 同時導入 約120万~250万円程度~ 蓄電容量やメーカーにより幅が大きい。自家消費の最大化が目的

    蓄電池はパワコンより高額な投資になるのは事実です。ただし、パワコン交換工事と蓄電池設置工事を同時に行うことで、足場代・配線工事・電力会社への申請手続きなどを1回にまとめられ、別々に工事するより諸経費を抑えられる場合があります「蓄電池」セクションで解説します。

    また、後述する補助金を活用することで、実質的な負担を下げられる可能性もあります。金額の詳細は後半の「補助金」セクションで解説します。

    【2026年】全国の太陽光(蓄電池)の補助金はいくら?対象・申請方法を解説

    交換か修理か?パワコン寿命が近い4つの危険サイン

    「うちのパワコンはまだ大丈夫だろうか?」と不安な方は、以下の4つのサインが出ていないかチェックしてみてください。これらの症状が、設置後10年以上経過した機器で見られる場合、寿命が近い可能性が非常に高いです。

    サイン1:異音(「ジー」「ブーン」以外の音)がする

    パワコンは運転中に「ジー」「キーン」といったモスキート音や、ファンが回る「ブーン」という音がしますが、これは正常な動作音です。

    しかし、「ガリガリ」「カラカラ」といった異音や、これまで聞こえなかった大きな音がし始めた場合は、内部の部品が破損・劣化している危険なサインです。

    サイン2:発電量が明らかに低下している

    「晴れているのに、モニターに表示される発電量が以前より少ない」と感じることはありませんか?

    パワコン内部の部品が劣化すると、直流から交流への電力変換効率が低下します。変換効率が1%低下するだけで、年間数千円から一万円以上の売電収入ロスにつながることもあります。毎月の発電量データを記録し、前年の同じ月と比較してみることをおすすめします。

    サイン3:頻繁に運転が停止・再起動を繰り返す

    パワコンが何の前触れもなく停止したり、すぐに再起動したりする現象が頻発する場合、内部の制御システムに問題が発生している可能性があります。

    これを放置すると、発電できない時間が増えるだけでなく、最終的には完全に停止してしまう恐れがあります。

    サイン4:エラーコードの表示や画面が消える

    パワコンのディスプレイに頻繁にエラーコードが表示されたり、表示自体が消えてしまったりする場合も、交換を検討すべきサインです。

    エラーコードは取扱説明書で内容を確認できますが、解決しない場合や繰り返し表示される場合は、内部基板の故障など、深刻な問題が考えられます。

    高いけどやる価値あり!パワコン交換の3大メリット

    約30万~40万円という費用は決して安くありません。しかし、最新のパワコンに交換することで、費用を上回る大きなメリットが期待できます。

    メリット1:発電量が増える!変換効率UPで売電収入も自家消費量もアップ

    これが最大のメリットです。最新のパワコンは、10年前のモデルと比較して電力の変換効率が格段に向上しています。

    • 10年以上前のモデルの変換効率:約93~95%
    • 最新モデルの変換効率:約96~97.5%

    わずか数%の違いに思えるかもしれませんが、この差が長期的に大きな差を生み出します。ただし2026年度のFIT買取価格は5年目以降8.3円/kWh程度まで下がるため、「発電量が増えた分をどう使うか」が以前より重要になっています。売電に回すか、蓄電池に貯めて自家消費するかで、増えた発電量の価値は大きく変わります。電気の購入単価(30円/kWh前後)を踏まえると、卒FIT後や売電価格が下がった家庭では、自家消費に回した方が経済的メリットが大きくなるケースが増えています。

    メリット2:将来の修理コストと発電停止リスクを削減できる

    保証が切れた古いパワコンを使い続けるのは、「いつ故障するかわからない」というリスクを抱え続けることと同じです。

    故障してから修理しようとしても、

    • 部品の製造が終了していて修理できない
    • 修理費用が高額になる
    • 修理完了まで発電がストップし、売電収入がゼロになる

    といった事態に陥りがちです。

    計画的に交換することで、こうした突発的な出費や機会損失のリスクを避け、長期的なコストを削減できます。

    メリット3:新たなメーカー保証で10年以上安心

    新しいパワコンに交換すれば、そこから新たに10年~15年のメーカー保証がスタートします。

    これにより、交換後、長期間にわたって安心して太陽光発電システムを使い続けることができます。万が一の不具合が発生しても、保証期間内であれば無償で修理・交換対応を受けられるため、精神的な安心感は計り知れません。

    売電価格が下がっている今、蓄電池も一緒に検討すべき理由

    パワコンの交換タイミングは、実はもう一つの重要な判断をするのに適したタイミングです。それが「蓄電池を導入して自家消費に切り替えるかどうか」という判断です。

    なぜ「売る」より「使う」方が得になってきているのか

    パワコンのみか蓄電池導入か解説画像

    2026年度のFIT買取価格は、住宅用(10kW未満)の場合、最初の4年間が24円/kWh、5年目以降は8.3円/kWh程度に下がります。一方、電力会社から電気を購入する単価は30円/kWh前後まで上昇しています。

    つまり、発電した電気を売電すると1kWhあたり8.3円ほどにしかなりませんが、その電気を自家消費して「買わずに済んだ電気代」として考えると、実質的に30円前後の価値があることになります。この差が、「売電よりも自家消費した方が得」という2026年以降のトレンドの根拠です。

    特に以下のようなご家庭では、パワコン交換と同時に蓄電池の導入を検討する価値が高いといえます。

    • すでに、または近いうちに卒FIT(売電期間10年終了)を迎える
    • 日中に発電した電気を使いきれず、売電してしまっている
    • 電気代の高騰が家計に響いている
    • 停電時の備え(レジリエンス)も同時に確保したい

    パワコン交換だけ?蓄電池も一緒に?判断のポイント

    蓄電池はパワコン単体交換より初期費用が大きくなるため、「今はパワコンだけ直して、蓄電池は将来的に」と考える方も多いはずです。判断の目安としては、以下のように整理できます。

    • 今すぐ発電を止めないことが最優先:まずはパワコン単体交換で問題ありません
    • 卒FIT済み、または間近/電気代の負担が大きい:蓄電池の同時導入を積極的に検討する価値があります
    • 将来的に蓄電池を検討している:パワコンを蓄電池と連携できる「ハイブリッド型」にしておくと、後から蓄電池だけを追加しやすくなります

    蓄電池を後から追加する前提でパワコンだけ先に交換する場合は、施工業者に「将来的にハイブリッド型・蓄電池連携を予定している」と伝え、対応可能な機種を選んでおくと、二度手間や追加コストを避けられます。

    【ケーススタディ】卒FIT・7kW級の実例で見る費用対効果

    実際にどの程度メリットがあるのか、卒FITを迎えた7kW級の一般的なケースで計算してみましょう。

    前提条件
    • 太陽光発電:7.04kW(設置10年経過、卒FIT)
    • 売電単価:13.5円/kWh
    • 発電量:726kWh/月、自家消費:251kWh/月、売電:475kWh/月、買電:407kWh/月
    • 検討している蓄電池:実効容量12.9kWh、総額300万円(工事費・20年保証込み)
    • パワコン(2台)はまだ使用可能、あと4年保証が残っている

    選択肢A:4年後を目安にパワコンのみ交換(費用目安:約75万円)

    2台構成であれば、単機あたり30~40万円という相場と比べても、75万円は妥当な範囲です。今すぐ壊れる心配がない場合、まずはこちらでコストを抑えるのも合理的な判断です。

    選択肢B:今、蓄電池を導入(費用目安:約300万円)

    蓄電池を導入すると、これまで売電していた電力の一部を「貯めて自分で使う」ことに切り替えられます。メリットは、売電単価(13.5円/kWh)と買電単価(一般的に30円/kWh前後)の差額分です。

    • 蓄電池が捻出できる自家消費シフト量:条件が良くても月300kWh程度が目安(容量・天候・ロスを考慮)
    • 月間の電気代メリット:300kWh × 差額約16.5円 ≈ 約5,000円
    • 年間:約6万円
    • 15年間(容量保証60%までの期間)の累計:約90万円程度

    つまり、300万円の投資に対して、電気代だけでの回収は3~4割程度という計算になります。13.5円という売電単価は卒FIT後の一般的な水準(7~11円程度)よりやや高めのため、自家消費に切り替えるメリットが相対的に小さくなっている点も影響しています。

    金額だけでは測れない価値も考慮する

    • 大規模停電時に在宅避難できる安心感(保険的な価値)
    • 将来の電気代上昇へのヘッジ
    • 将来的にEVを導入する場合のV2H連携という拡張性

    このケースのように、「投資として電気代で回収する」という考え方では厳しいが、「防災・電気代ヘッジの保険」として捉えるなら妥当な投資、という評価に分かれるのが実情です。300万円という見積もり自体は、この容量帯のトライブリッド系蓄電システム(メーカー希望小売価格500万円台)としては大きく外れた価格ではありませんが、2~3社で相見積もりを取れば、同条件でもう少し下がる可能性はあります。

    第3の選択肢:まずはパワコンだけ交換し、将来蓄電池を追加しやすくしておく

    保証が残っているうちは急いで判断せず、パワコン交換のタイミングで「将来的に蓄電池を後付けしやすい機種」を選んでおき、蓄電池の価格動向や補助金の公募状況を見ながら数年後に判断する、という段階的な進め方も選択肢の一つです。

    ※上記の試算は買電単価30円/kWh程度と仮定した目安です。実際の金額は各世帯の電力契約・使用時間帯・天候条件によって変動するため、正確な費用対効果は施工業者のシミュレーションで確認することをおすすめします。



    パワコン交換の費用を抑える3つの賢い方法

    メリットは分かったけれど、やはり初期費用は少しでも抑えたいもの。ここでは、交換費用を賢く抑えるための3つの方法をご紹介します。

    方法1:自治体独自の補助金・助成金を確認する

    2026年時点では、パワコン単体の交換に関する国の補助金制度は基本的にありません。 一方で、都道府県や市区町村が独自に実施している補助金・助成金制度が残っているケースがあり、蓄電池を同時に設置する場合に手厚い補助が受けられる自治体もあります(蓄電池の補助金については後述します)。

    多くの自治体では「パワコン単体を同等品に入れ替えるだけ」の交換は補助対象外とされる一方、防災機能の強化やエネルギー効率化につながる更新であれば対象となる傾向があります。まずは「お住まいの自治体名+太陽光+補助金」などで検索したり、資源エネルギー庁の公式サイトや専門の販売施工店に最新情報を確認してもらいましょう。

    方法2:複数の専門業者から相見積もりを取る

    パワコン交換の費用は、依頼する業者によって大きく変わります。同じ条件でも業者によって数十万円単位の価格差が出ることも珍しくありません。適正価格で、信頼できる業者に依頼するためにも、必ず複数の業者から見積もり(相見積もり)を取りましょう。

    見積もりを比較することで、

    • 料金の妥当性が判断できる
    • サービス内容や保証の違いがわかる
    • 価格交渉の材料になる

    といったメリットがあります。最低でも2~3社から見積もりを取り、じっくり比較検討することが重要です。蓄電池の同時導入を考えている場合は、この見積もり依頼時に「蓄電池も含めたプラン」も併せて相談すると、後述の補助金活用の提案も受けやすくなります。

    方法3:定額貸出(レンタル)サービスは「事業用」が中心と理解しておく

    「初期費用35~40万円は用意できない…」という方向けに、オムロンの「POWER CONTINUE」のような定額貸出(サブスクリプション)サービスが知られています。

    ただし注意点として、こうしたパワコンの定額貸出サービスは、低圧野立て(産業用・地上設置型)の太陽光発電所を運営する発電事業者向けに提供されているのが基本で、一般住宅の屋根に設置されたパワコンの交換を対象としたサービスではありません。一般家庭の場合は、以下のような選択肢を検討するとよいでしょう。

    • 施工業者が独自に提供する分割・ローンプラン
    • 蓄電池とセットで導入する場合のリース・PPA(電力販売契約)型プラン
    • クレジットカードやソーラーローンを使った分割払い

    「初期費用ゼロ」を希望する場合は、事業用サービスと混同しないよう、必ず「一般住宅(屋根置き)に対応しているか」を業者に確認しましょう。

    蓄電池の導入費用を抑える補助金|使える制度と注意点

    「蓄電池を入れたいけれど、パワコン交換よりさらに費用がかかるのは厳しい」という方にこそ知っておいてほしいのが、蓄電池向けの補助金制度です。

    国の補助金「DR補助金」は人気ゆえに早期終了しやすい

    蓄電池の代表的な国の補助金が、経済産業省が主導する「DR補助金」(家庭用蓄電システム導入支援事業)です。蓄電池の初期実行容量に応じて、1申請あたり上限60万円が補助される制度で、設備費と工事費の一部が対象になります。

    ただし、この補助金は非常に人気が高く、2025年度は公募開始からわずか2ヶ月ほどで予算(約66.8億円)を使い切って終了しました。2026年度分についても、2026年5月29日に予算満了となり、すでに受付を終了しています。2026年度の予算総額は約54億円と前年度より縮小されており、今後も早期終了が続く可能性が高い制度です。

    つまり「蓄電池には補助金があるから安心」ではなく、「補助金は狙って早めに動かないと使えない」というのが実態です。次年度(2027年度)分は例年3月頃に公募が始まる見込みのため、蓄電池導入を検討し始めた時点で、対応可能な施工業者に「補助金の最新の公募状況」を確認しておくことをおすすめします。

    自治体独自の補助金は今も申請できる可能性がある

    国のDR補助金が終了していても、都道府県や市区町村が独自に実施している蓄電池の補助金は、通年で申請を受け付けているケースが多くあります。また、こうした自治体独自の補助金は、多くの場合国のDR補助金と併用可能です(財源が公庫の場合は併用できないこともあるため、事前確認は必要です)。

    補助金額や条件は自治体ごとに異なるため、以下の方法で確認しましょう。

    • 「お住まいの自治体名+蓄電池+補助金」で検索する
    • 資源エネルギー庁や自治体の公式サイトで最新の公募状況を確認する
    • 蓄電池・太陽光の販売施工業者に、対応可能な補助金の最新情報を問い合わせる(申請は業者による代行が必要な制度もあります)
    【都道府県別の補助金情報はこちら▼】

    補助金を踏まえた進め方

    蓄電池の導入を検討する場合、以下の順番で動くと補助金を活かしやすくなります。

    1. パワコンの交換タイミングで、蓄電池を含めたプランも合わせて見積もり依頼する
    2. 施工業者に、国(次年度のDR補助金)と自治体、それぞれの補助金の対応状況を確認してもらう
    3. 補助金の交付決定通知を受け取る前に契約を進めてしまうと対象外になる制度もあるため、契約タイミングを業者と事前にすり合わせる
    4. 予算に達すると即終了する制度もあるため、検討が固まったら早めに申請準備を始める

    パワコン単体の交換に比べると蓄電池は投資額が大きくなりますが、補助金や、パワコン交換と工事を同時に行うことによる諸経費の圧縮を組み合わせることで、実質的な負担を抑えられる余地があります。

    失敗しないパワコン交換|業者選びと注意点

    最後に、パワコン交換で絶対に失敗しないための重要なポイントをお伝えします。

    【絶対厳守】DIYでの交換は火災・感電の危険があり法律違反

    費用を抑えたいからと、ご自身でパワコンを交換(DIY)することは絶対にやめてください。

    パワコンの交換は「電気工事士」の国家資格が必須の専門作業です。無資格での作業は、感電や火災といった重大な事故につながる危険性が非常に高く、法律で禁止されています。また、万が一事故が起きなくても、メーカー保証の対象外となってしまいます。

    業者選びの3つのポイント

    信頼できる業者を選ぶために、以下の3点をチェックしましょう。

    1. 施工実績が豊富か: 太陽光発電システムの設置・交換実績が豊富な業者は、様々な現場に対応できるノウハウを持っています。
    2. 電気工事士の資格を保有しているか: 当然ですが、有資格者が工事を行うことを必ず確認しましょう。
    3. 保証やアフターフォローが充実しているか: 機器の保証だけでなく、工事に関する「施工保証」を提供している業者を選ぶとより安心です。蓄電池の同時導入を検討している場合は、蓄電池の補助金申請サポートに対応しているかも確認しましょう。

    交換時の注意点(互換性、設置場所)

    • 互換性の確認: 異なるメーカーのパワコンに交換する場合、太陽光パネルやモニターとの互換性(最大入力電圧など)がないケースがあります。最悪の場合、周辺機器も交換が必要になりコストが増大することも。業者にしっかり確認してもらいましょう。
    • 設置場所の再検討: もし現在の設置場所の音が気になるなら、交換を機に寝室から遠い場所への移設も検討しましょう。また、屋内型から屋外型に交換する場合、壁紙の日焼け跡が目立つことがあるため、リフォームなどのタイミングと合わせるのも一つの手です。

    太陽光パワコン交換に関するよくある質問(Q&A)

    Q1. 電力会社への申請は必要ですか?

    はい、原則として必要です。 パワコンを交換すると、発電設備の仕様が変わるため、管轄の電力会社や経済産業省への変更申請が必要になります。通常、これらの面倒な手続きは施工業者が代行してくれますので、見積もりの際に申請代行費用が含まれているか確認しましょう。

    Q2. 違うメーカーのパワコンに交換できますか?

    多くの場合、交換可能です。 ただし、前述の通り、太陽光パネルとの相性(最大入力電圧など)やモニターとの互換性を確認する必要があります。信頼できる業者であれば、現在設置されているシステムに最適なパワコンを提案してくれます。

    Q3. 交換と一緒に蓄電池も導入すべきですか?

    売電価格が下がっている今、卒FITを迎えた、または迎えるご家庭では自家消費のメリットが大きくなっており、検討する価値は十分あります。最新のパワコンは蓄電池との連携を前提に設計された「ハイブリッド型」が主流です。パワコン交換と蓄電池設置の工事を同時に行うことで、足場代や出張費などの重複コストを抑えられる可能性もあり、補助金を活用できれば初期費用の負担も軽減できます。一方で、蓄電池はパワコン単体より投資額が大きくなるため、「まずはパワコンだけ交換し、将来蓄電池を追加しやすいハイブリッド型を選んでおく」という段階的な進め方も選択肢の一つです。

    Q4. 蓄電池の補助金は今も使えますか?

    国のDR補助金(最大60万円)は人気が高く、2026年度分は2026年5月に予算上限に達し、すでに受付を終了しています。次年度分は例年3月頃に公募が始まる見込みです。一方、自治体独自の補助金は現在も申請できる場合があり、国の補助金と併用できるケースも多いため、お住まいの自治体や施工業者に最新状況を確認することをおすすめします。

    Q5. 補助金は今も使えますか?(パワコン単体)

    パワコン単体の交換を対象とした国の補助金は基本的にありません。自治体独自の補助金が対象となる場合があるため、お住まいの自治体に確認することをおすすめします。

    まとめ:10年経過したら、まずは専門家への相談から始めよう

    今回は、太陽光パワコンの交換について解説しました。

    この記事のポイント
    • 交換の目安は保証が切れる10年目。多くの家庭ではこの時期が卒FIT(売電期間終了)とも重なる
    • 費用相場は約30~40万円で、機種やメーカーによっては50万円台になることもある
    • 交換すれば変換効率が上がるが、売電価格が下がった今は「増えた発電量を自家消費に回す」視点も重要
    • 卒FIT済み・間近の家庭や電気代負担が大きい家庭は、パワコン交換と同時に蓄電池の検討価値が高い
    • 蓄電池の国補助金(DR補助金)は人気ゆえに早期終了しやすく、2026年度分は受付終了済み。自治体独自の補助金は現在も申請できる可能性がある
    • 交換は必ず有資格者のいる専門業者に依頼する

    太陽光発電の心臓部であるパワコン。その性能が、今後10年、20年のあなたの家の電気代や売電収入を大きく左右します。

    設置から10年が経過しているなら、まずは一度、信頼できる専門業者に無料の点検や見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。その際に、蓄電池を含めたプランと、活用できる補助金についても合わせて相談することで、現状を正確に把握しながら、最適な選択ができるはずです。

    監修

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    エコ発事務局 太陽光アドバイザー

    小林

    『誠実、スピーディーな応対』をモットーに日々エコ発を運営しています。 お客様への応対だけでなく全国に数百ある提携業者様とのやり取りをはじめ、購入者様へのキャンペーン企画やウェブサイトの改善など、皆様のお役に立てるよう日々業務に取り組んでいます。 卒FIT後の太陽光発電の活用方法など、お困りごとがございましたら、お問い合わせにてお気軽にご相談下さい。

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