用語集
京都議定書
読み
きょうとぎていしょ
意味
京都議定書は1997年に京都で開催された地球温暖化防止京都会議の議定書を指します。
この議定書は会議における国家間の合意を示す外交文書を意味し、下記の規定を行う文書や条約批准書の交換や委託に関する文書も含まれます。
・条約の一部修正・条約の追加・条約の解釈・条約の実施 この京都議定書では地球温暖化の原因となる、下記温室効果ガスの削減率を1990年を基準に各先進国で目標値を設定し、目標期間内にクリアすることが定められています。
・二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素・ハイドロフルオロカーボン・パーフルオロカーボン・六フッ化硫黄
ちなみに日本とアメリカ、EUの2008年から2012年までの目標削減率は目標値は下記のとおりです。
・日本 マイナス6%・アメリカ マイナス7%・EU マイナス8%
また国際間では国際連合による地球温暖化防止対策として、1992年6月にブラジルのリオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する国連会議(UNCED)」で気候変動枠組条約が採択され、温室効果ガスの排出量を1990年時の水準に戻すことを目標とすることが既定路線となっていました。 その点においてこの京都議定書はこの気候変動枠組条約に実行性を持たせるための意味合いを持つ議定書と言えるでしょう。 しかし、この京都議定書の削減目標は国益が大きく影響してくるため、署名したアメリカの不参加をはじめとし、その後も日本やロシアの離脱と参加国の空洞化が深刻な問題となっているのが実情です。
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