用語集
V2H
読み
ぶいつーえいち
意味
V2HはVehicle To Homeの略で、簡単に説明すると電気自動車の二次電池に蓄えられた電力を、家庭の電力として使用できるようにするシステムを指します。
なぜこのようなシステムが考案されたのかには、電気自動車の二次電池が大容量であることに尽きます。
近年は太陽光発電システムとの併用メリットが注目され、家庭用の蓄電池の普及が拡大していますが、家庭用蓄電池の容量は大きくても5kWhほどです。
しかし、電気自動車に搭載されている蓄電池は10kWhから40kWhと家庭用蓄電池の2倍から4倍もの大容量となっています。
この大容量の蓄電池である点が電気自動車の電気を、家庭で利用するという斬新な方法が考案された理由の1つでしょう。
しかも、ある調査では電気自動車の年間平均での蓄電池残量は40%から60%と高く、走行で利用されるよりも駐車場に停まっていることの方が多いという結果が出ています。
この利用されずに残っている電気を住宅利用することで、有効なエネルギー利用が可能となってくるというわけです。
そして今後考えなくてはならないのが、買取固定制度が終了した後の余剰電力の利用方法です。
終了後も売電することはできますが、買取固定制度のような高額売電は不可能となり、半値以下の約11円ほどになってしまいます。
よって、売電するよりも家庭内で使用する自家消費型モデルへの転換を推進する声が多いのですが、その候補の1つがV2Hなのです。
経済産業省の再生可能エネルギー大量導入小委員会でも、V2Hでの自家消費が方向性の1つとして挙げられいることからも、今後普及が期待できるシステムと言えるでしょう
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