用語集
設備利用率
読み
せつびりようりつ
意味
太陽光発電システムは天気や環境の影響を受けるため、機能通りの発電量が必ずしも得られるというものではありません。 そこで一体どの程度、太陽光発電システムをを有効利用できているのかを、知るための指標となるのが設備利用率です。
設備利用率の定義は発電設備の実際の発電量がフル活動した場合の発電量の何%に当たるのかで、下記の計算式によって求められます。
総発電量(Kwh) ÷ (経過時間 × 最大出力(kWh)) × 100
仮に最大出力が5,000kwの太陽光発電システムがあったとしましょう。そしてこの太陽光発電システムの1年間の総発電量が100万kWhの場合、設備利用率は下記のとおりとなります。
100万kWh ÷ (24時間 × 365日 × 5,000kw) × 100 = 約22%
設備利用率の指標は経済産業省やNEDOが下記のとおりとしています。
・太陽光発電:13%
・陸上風力発電:20%
・海上風力発電:30%
・地熱発電:70%
・火力発電:80%
この指標は様々なデータから算出されたものですから、あくまでも目安となりますが、この指標から考えれば先に計算した太陽光発電システムの設備利用率は高いと判断できるわけです。 またこの設備利用率は発電設備を有効活用できているかどうかの指標となるだけでなく、算出された設備使用率から年間発電量の数値予測にも利用できます。 その際の計算式は下記のとおりです。
経過時間 × 設備利用率 × 最大出力(kWh)
最大出力1,000kWhで先ほどの設備利用率22%を引用すると、その場合の年間発電量は下記のとおりとなります。
24時間 × 365日 × 22 × 1,000kw = 192万7000kw
1kwの買取価格が35円だった場合、年間で約6744万円の売電収入が得られる予測が立つわけです。こんな利用法があることも合わせて覚えておきましょう。
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