用語集
押し上げ効果
読み
おしあげこうか
意味
現在は太陽光発電システムだけでなく、蓄電池を併用するご家庭が多くなってきました。そこで注目されているのが蓄電池の押し上げ効果です。 本来、蓄電池は災害等によって電気使用ができない時に、蓄電池に貯めた電気を使用する目的で導入が進みました。 東日本大震災後にはこのニーズに沿って、災害に備えて導入する家庭が増加したのですが、電力会社から様々な料金プランの提供が始まったことから、新たな蓄電池の使用方法に注目が集まるようになります。 電気料金の割安な深夜帯に蓄電池に充電し、電気料金が割高な日中に充電した電気を使用するるという方法です。 割高な日中の電気使用量を蓄電池に充電したものでまかなうことができれば、月額の電気料金は約25%ほどのコストカットが可能になり、家計には大きなメリットを生み出すことになります。 そしてここでもう一点注目してもらいたいのが、売電量の押し上げ効果です。 太陽光発電システムと併用している場合、日中の電気使用量を蓄電池でまかなうことができれば、太陽光発電システムで発電した電気を使用することなく、全てを売電に回すことが可能になります。 このように売電量を蓄電池の電気使用で押し上げることを、蓄電池による押し上げ効果と呼びます。 また、この蓄電池の押し上げ効果による売電を行うかどうかはユーザーの任意となりますが、押し上げするかしないかで買取価格が異なる点は注意が必要です。 2016年の契約では下記のように買取価格に違いが見られます。 ・押し上げなし 33円/kWh・押し上げあり 27円/kWh なぜ両者で買取価格に違いが生まれているのか? これは蓄電池を利用して太陽光発電以外の手段で売電量を増やすことに対する不公平さを考慮した結果で、買取価格に違いを持たせることで不公平感をなくしているというわけです。
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