用語集
電力自由化
読み
でんりょくじゆうか
意味
以前は一般電気事業者と呼ばれる、下記の地域電力会社しか電気の小売はできませんでした。
・北海道電力(株)
・東北電力(株)
・東京電力(株)
・中部電力(株)
・北陸電力(株)
・関西電力(株)
・中国電力(株)
・四国電力(株)
・九州電力(株)
・沖縄電力(株)
しかし、2000年に始まった電気自由化によって、上記の一般電気事業者以外の参入が認められ、電気の小売を新規参入会社ができるようになったのです。 この一般電気事業者だけに認められていた電気の小売を解禁し、それ以外の業者の参入を認めたことを電力自由化と言います。 電力自由化の対象は下記のように使用電力が高いところから解禁され、2006年に最下層の低圧電力となる家庭や小規模事務所等への解禁をもって、完全自由化が完了しました。
1.特別高圧電力:電力規模が2,000kw以上
2.高圧電力:電力規模が50kw以上~2,000kw未満
3.低圧電力:電力規模が50kw未満
そしてこの電力自由化で消費者にとって一番メリットとなるのが電気料金です。
電力自由化以前は地方電力会社が希望する売価を政府が管理していました。 希望売価を政府に上げて、それが妥当かどうかが審議されて、妥当価格が決定されていたのです。 しかし、電力自由化に伴い、この政府の売価管理もなくなったため、消費者は安い価格で電気を買い取ることができる可能性が広がりました。
電力自由化に伴う電力市場は7兆5,000億円とも言われているので、多くの新規参入が出てくるでしょう。 となれば当然、価格競争は必死でしょうから、現状よりも低価格で買い取ることができるようになるのは確実ですし、サービスの違いも出てくるはずです。 電力自由化に伴い地域電力以外へ乗り換えを検討している方は電気料金もさる事ながら、サービスの違いもしっかりと比較する必要があるでしょう。
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