用語集
系統
読み
けいとう
意味
系統は電力系統とも呼ばれ、電力発電から電力消費までに必要とされる設備全体を指します。
電力は発電から消費までに下記の設備を必要とします。
・発電設備
・送電設備
・変電設備
・配電設備
・消費者設備
これら設備すべてをひっくるめて、系統(電気系統)と呼びます。
系統(電力系統)という言葉から送配電ネットワークを指す言葉だと誤解している方も多いのですが、これは大きな勘違いです。 誤解の無いようによく覚えておきましょう。
そしてこの系統(電力系統)の働きは、系統内電力の電圧と周波数を一定範囲内に維持することにあります。 この系統(電力系統)では電力発電や電力輸送、そして電力消費が同時に行われるため、掛かる負荷は常に一定ではありません。
常に需要と供給のバランスがイコールの形ではないため、そのままの状態では系統内の周波数に影響が出てしまい、電力の安定供給ができなくなってしまうのです。 ここで重要になってくるのがこの系統(電力系統)をコントロールして、電力の周波数と電圧を一定範囲内に維持することです。 系統(電力系統)に大きな不可が加わり系統内の周波数に影響を生じそうな場合には、接続された発電設備を系統から自動で外すなどの対応がそれに当たります。
また近年は太陽光発電システムによる家庭等の出力が不安定と言われる再生可能エネルギーの導入拡大が進められているため、接続した系統全体の電圧や周波数を安定させるための対策が必須となっています。 その最たるものが複数の系統を一体運用する「広域系統運用」で、系統容量を大きくすることで、再生可能エネルギー導入時の系統安定化を図っています。
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