用語集
シュウ酸
読み
しゅうさん
意味
シュウ酸はカルボン酸の一種で植物に多く含まれています。 こう言うと一見安全性が高そうに思えますが、実は体内の血液中でカルシウムイオンと強く結合する性質を持つため強い毒性があるため、劇薬指定されているという怖い面を持ちます。 しかし、シュウ酸はスマホにパソコンの2次電池として欠かすことのできないリチウムイオン電池の寿命延長や、内部抵抗の低減のために利用検討されているといった有益性の高さを持ちます。
また2017年12月に九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の研究グループが発表により、さらにその有益性を高める事実が判明したのです。
この研究グループの発表内容はシュウ酸と水を使用した電気分解でグリコール酸を連続合成できる装置を開発したというものでした。
このグリコール酸は下記のような特性があるため、再生可能エネルギーの貯蔵・運搬媒体として期待されていましたが、従来の合成プロセスでは環境汚染物質の有機物や塩の排出を伴うという問題を抱えていました。
・エネルギー密度が高い
・安定性が高い
・貯蔵や輸送が容易
シュウ酸のおかげで従来の合成プロセスの問題を解消できただけでなく、再生可能エネルギーをグリコール酸に直性、貯蔵・輸送できるようになる可能性が高くなったというわけです。
専門用語を探す
あ行
あ
い
う
え
お
か行
か
き
く
け
こ
さ行
さ
し
す
せ
そ
た行
た
ち
つ
て
と
な行
な
に
ぬ
ね
の
は行
は
ひ
ふ
へ
ほ
ま行
ま
み
む
め
も
や行
や
ゆ
よ
ら行
ら
り
る
れ
ろ
わ行
わ
を
ん