用語集
スマートグリッド
読み
すまーとぐりっど
意味
再生可能エネルギーの売電が行われるようになってから問題視されているのが、系統内電力の電圧と周波数を一定範囲内に維持する手段です。 この系統(電力系統)にかかる負荷は下記3つが同時に行われることで常に一定ではありません。
・電力発電
・電力輸送
・電力消費
しかも需要と供給も常にイコールでないため、なんらかの手段により系統内電力の電圧と周波数を一定範囲内に維持する必要が出てくるのです。
また近年の太陽光発電システムによる家庭等の再生可能エネルギーの導入拡大も大きく影響しています。
出力が不安定なため接続している系統は、特に電圧や周波数を安定させるための対策が必要になってきます。
その分散型電源である再生可能エネルギーを系統内で上手く制御し、電力の需要と供給のバランスを保つ次世代系統網がスマートグリッドです。
スマートグリッドを現行の電気メーターの代わりに設置することで、下記管理を情報通信技術を使って行うことができます。
・電力の遠距離開閉
・電力の遠距離遮断
・使用料の監視
・発電量の監視
さらに将来的にはIotを利用したHEMSもこのスマートメーターに含まれていく予定となっている点も見逃せません。
・効率性の高い家電製品の運転制御
・蓄電池やV2G
・エアフォームをはじめとするエネルギー蓄電システム
現在はアメリカほはじめとして日本でもこのスマートグリッドの導入が進められていますが、Iotを利用したHEMSまでもとなると需要者側にシステム負担が発生する点において、需要者が導入してまでのメリットがあると判断しづらいという課題が残っています。
全国的な普及となると現在は先が見えていないのが実情ですが、分散型電源となる発電設備からの売電拡大を考えれば必要な次世代系統網と言えるでしょう。
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